#19 育休10週目
義母に感謝
カレンダーを見て頂ければわかるが、めっちゃ昼寝してる。至福の時。この三連休&三連休、保育園はないので、なかなかにハードモードになるところ、義母の助けがあってとてもありがたかった。義母でも実母でも、戦力としては疑問符が付く義父や実父でも、なんなら公的機関や役所、もっといえば会社、そして友達とかご近所さん。頼れる時は頼った方がいいと考えている。
いやもちろんお礼とか、然るべきサービスなら代金とか、そういうのはちゃんとした上で。もちろん変に過度なものではなく。自分たち親が限界を感じる前に。限界点でお願いすると手遅れの場合が多々あるので、その一歩手前に助けを求めるよう、心掛けたい。すべては子どものため。
困ったら動物園
前回(#14 育休08週目)に続き、我々は年パスを所持しているので、さらりと動物園へ。いつも午前中に出かける。その方がなんか動物たちと遭遇できる気がする。お昼は彼らもご飯だし、お昼寝してるし。うまくいけば、動物園で我が子も寝てくれるし。なお、この日は粘ったものの、大興奮で全然寝なかったので、お昼過ぎに諦めて帰る。
だが、帰路の自転車であっさり寝る。首がカクンカクン。変な風になったら嫌なので、びっくりするほどゆっくり運転した。家に着き、そろりそろりと抱き上げ、ゆっくりと玄関を開け、ふんわりと布団に無事着地させることに成功。パー3でワンオンして、この距離は決めたことないよ、というロングパットがうまいこと入った時の感じに近い。つまりは、ガッツポーズ。
光と闇
パンが大好きな長男。しかし最近どうも食が進まない。工夫を凝らしてみようと、大人気キャラの型を購入。狙いが的中、パクパク食べてくれたので、継続してたまにやりたい。毎日やると、絶対飽きる。そういう人物である。
なお、SDGsのご時世だ。型抜き後の耳を捨てるなど言語道断。スタッフが美味しく頂くべきもの。親という生き物は、四角い食パンなど摂れない。そういった覚悟で、我々は耳を食らう。美味しい。
妻の一言
朝。掃除機をかけていた時のことだ。妻がふと私に声をかける。ありがとう、と言ってくれた。私レベルになると、この手のお礼は慣れたもの。「はーい」と軽く受け流そうとしたが、後に続く言葉に心と手が止まる。
育休を取得して本当に良かったと思った。私は、第一子出生時にそれを取得せず、大変後悔したから。あの時ポロポロと流した妻の涙を生涯忘れることはない。こんな思いを二度とさせてしまってはいけない。あの時なんの余裕もなかった彼女が、今は、楽しむ余裕がある、と言ったのだ。こんなに嬉しいことはない。これこそが、この言葉を引き出すことが、私の育休取得の目的であったといっても過言ではないから。
楽しいことばかりではなく、辛いこともたくさんあるのが育児。特に乳幼児期のそれは苦労や困難が多い。妻だけに背負わせてはいけない。夫もフルコミットしてチームで解決すべき事柄だ。
誰しもがあの日「私と結婚してください」と言って、家族になったはずである。それがいつの間にか、結婚してやった、養ってやっている、などと、バカみたいな考えを持ってはいないか。親と子は選べない。配偶者だけが唯一選べる家族だ。自信を持って選び、そして選ばれたその時の気持ちは、まだ持ち続けているか。今あなたの隣で彼女は笑っているか。
自分の選択を、決定を、意志を、反故にしてはいけない。
余談
直後に「ま、始まったばっかだけどね」と釘を刺された。そう、来年10月まで育休は続くのである。これからも家事に育児に、日々頑張ろうと思う。今回で育休10週目。キリ番にふさわしいエポックメイキングとなる週であったように思う。不惑を迎えた名実ともに完全なるおじさんなので、古い言葉も臆せず使う。知らんやつはググれ。キリ番はキリ番だよ!エポックメイキングも知らんやつはググれ!