「早さとコミュニケーション」で差をつける

みなさんこんにちは、マルケー企画株式会社の細田です。
いつもnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、苦手意識を持ちやすいタスク処理とコミュニケーションについてお話しします。
前回の記事はこちらです。

レスが遅くなる理由

私は、これまでの経験の中で多くのクライアントから困りごとを聞き、様々なお手伝いをしてきました。そんな中で、ずっと変わらずにクライアントからよく聞く言葉があります。
それは、「(業務委託先などから)レスが遅くて困っている」ということです。この「レスが遅い」という現象は非常に多く、不満を抱いている方がおられます。

普段、タスクはどうしても溜まりがちです。タスクがくると「優先順位はどうか」を判断して行動に移す人が多いと思いますが、これとただ積み重ねていくと、全てのタスクを把握しきれなくなり、最終的には記憶から無くなるタスクも出てきます。
その結果、上司やクライアントから「あの件はどうなった?」と聞かれてきづき、焦ってしまうのです。こういった現象は誰にでもあり、多くの人はなんども繰り返しています。

タスクが発生したらすぐにスケジューリングする

では、タスクがきた時にはどう対処すれば良いか。
私は、社会人として働く中で「タスクを早く処理すること」を叩き込まれました。小売で働いていた頃は、お客さまやクライアントからの要望を問い合わせなどにも迅速に対応しました。
その時実践していたのが、タスクが発生した時点で「優先度」だけでなく「重要度」と「難易度」を判断し、仕事をどう裁くかを決めることです。
一番やってはいけないことは、「一旦おいておくこと」です。発生したタスクをいつするとしても、必ず「行動に移すタイミング」や「納期」を自分の中でスケジューリングしておかないと、溜まっていく一方です。
タスクを「いったん置く」クセがついてしまうと、仕事が遅くなることが当たり前になって、会社やお客様からの評価を下げることになります。

タスクが発生したら、すぐにスケジューリングなどの行動に移すことは、実行しようと思えば誰でもできることです。タスクを早く処理することは、相手に喜んでもらえるだけでなく、自社内で自分を差異化し価値を高めることができます。

コミュニケーションは不可欠

世の中には色々な仕事があります。その中には「人とコミュニケーションを取りたくないから」と選ばれやすい仕事もありますが、実は、この世の中に”コミュニケーションが不要な仕事”は存在しません。
デザイナーやライター、プログラマーなど一人でできる仕事は在宅ならコミュニケーションが不要…というイメージを持つ方がとても多くいらっしゃいます。確かに、他の仕事と比べると少ないのですが、ゼロになることは間違いなくありません。
むしろ、専門的な仕事であればあるほど特別なルールやその業界ならではの常識があるため、それを伝えるためのコミュニケーションは必須です。
「コミュニケーションができない」となると、いくらスキルが高くても仕事ができないと判断されてしまうということもあり得ます。

どうしても苦手な人は?

とはいえ、コミュニケーションが「苦手なものは苦手」と言う方もおられるでしょう。そんな方は、ある方法で対処することが可能です。それは、「コミュニケーション力がある人とチームを組む」ということです。
例えば、コミュニケーションが取れる人に営業を依頼し、その仕事を自分で受けて報酬を分配するようにすれば、クライアントとのコミュニケーションを相棒に任せながら、しっかりと仕事に集中することができるようになります。
また、営業をせざるを得ない人やどうしてもクライアントとのコミュニケーションを取らなければならない人は、自分が精神的に疲れてしまわない程度にトレーニングを積むことや、「コミュニケーションをとることの目的」を明確にしておくと負担も違ってくることでしょう。

多くの人が、自分が苦手なことには取り組みたくないと思うものです。できるだけ楽をして仕事をしたいという思いがあるし、辛いと思うことばかりをやるとストレスになり仕事も楽しくなくなるので、良いことはひとつもありません。
ですが、対応しなければならないことも莫大にあり、そのうちの一つが「コミュニケーション」です。
ただ、どう頑張ってもできない、苦手を克服できないなら無理に頑張るのではなく、得意な人に任せれば良いのです。

課題を見つける人

インターネットが当たり前になり、個人スキルワーカーが増え続けている今の世の中は、「課題を解決するリソース」がたくさんあります。
先にお話ししたコミュニケーションが苦手な人が「コミュニケーション力がある人をチームを組む」こともそうです。個人スキルワーカーとつながるプラットフォームを使えば、すぐに解決できるでしょう。
つまり、何かしらのトラブルや課題に直面しても、解決しようと思えばできてしまうのです。

ですが、課題を解決するリソースがあっても、そもそも課題がわからなければ利用しようがありません。そうなると必要になるのは、「課題を見つけてくれる人」です。
それがコンサルタントのような立場なのですが、そこまでの専門性がなくても課題を見つけることは可能です。

課題を見つけるために必要なことは、次の3つを問うことです。
①どんな事業をしているのか
②今、その事業や会社などの現状はどうなっているのか
③今後、どうなっていきたいか
この3つへの回答から自ずと課題は見えてきます。
それに対して提案やスキル提供、課題解決リソースなどを当てはめていけば良いのです。

早さとコミュ力の掛け算

今回は、仕事をする上で苦手意識を持ちやすい「タスク処理」と「コミュニケーション」、そしてこれから必要になる「課題を見つける人」についてのお話でした。

私は、ビジネスに関するお悩みやご相談をお聞きする「1on1雑談会」を個人的に行なっています。事業形態を問わず、経営者の方や会社員、個人事業の方まで幅広くお話をお聞きしていますので、詳しく当社Webサイト、TwitterのDMにてメッセージください。

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