ダスカロス は真理に関する学びを、彼自身の個人的な経験から得ていた。
そして、いまは誰でも真理を知り得る時代になったという。
イマココにある切実な危機として、人類社会を蝕んでいる エゴイズム(欲望-思考型エレメンタル)……それが逆説的に、エゴイズムから人類を救い出す 意識の目覚め を促してもいる。
真理の教えに耳を傾けよう。
「真理の探究者」は、分離の次元(3~5次元)のさまざまな現象を注意深く観察し、そこに相対的な真理を見出してゆく。
例えば、「じぶんの手が何らかの物体を固体と認識するのはなぜか?」という疑問に対し、ダスカロスは次のように答える。それは「じぶんの手と物体の振動数と密度がほぼ同じだから」……で、同じ手でもソレが物体より振動数が高く、密度の薄い エーテル の手ならば、物体を固体とは認識しない。エーテルの手は、物体が気体か液体になったかのように中をすり抜ける(4種のエーテルについては こちらの記事で説明)。
科学がいうところの「物質の状態」は、真理と相反してはいない。
現象と真理を区別するポイントは「普遍性」なのだ。
例えば、人間のパーソナリティーは各個バラバラで、ひとりの人間のパーソナリティーから人類全体のパーソナリティーの共通性(法則性)を導き出すことはできない。が、人間の 自己認識性 はすべての人間に共通し、それは「時間-空間-場所」に制約された肉体やパーソナリティーを超えて働く法則であり、現象を比較することで明確になる相対的な真理といえる。
現象の裏で働く 原因と法則 を知れば、この世に奇跡と呼ばれるようなものは何一つないとわかってくる。
生命とは偉大な真理である……とダスカロスはいう。
あらゆるものを観察しよう。
そして、現象の奥にある 原因-法則 についてじぶんに問いかけてみよう。例えば、19世紀に作られた青いガラスコップ……
「深く透明な青」に惹かれて買った。
ガラスはもとをだどれば二酸化ケイ素(SiO2)……それは地殻を形成する鉱物の一種で、他の物質と同様に大天使が マインド からそれを創った……が、人間は大天使のように鉱物を創造することはできない。人間は土の中のケイ砂を集め、熱を加えてガラスをつくる。ガラスの色はどうやって出すのだろう?……ネットで検索してみると、さまざまな金属酸化物を混ぜてつくる ことがわかった。なるほど……ミカエルの赤は金、ラファエルの紫はマンガン、ガブリエルの青はコバルト……ならばキリスト・ロゴスはガラスを透過する光……で、わたしはこのコバルトブルーの器にガブリエルを感じていたのか……と自問自答するのはひじょうに楽しい。絶対無限の存在の 自己充足性 はこんな感じなのかもしれない。
この季節の植物たちがみせる旺盛な生命力。
植物の中に入り、植物と一体化すると、そこに大天使の愛を感じる……如何なるものからも学ぶことができるとわかると、人生から退屈と失望が消える。ただ、感謝と喜びしかない。
愛は無尽蔵なのだ。