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【土星=奴隷の星と言われるその理由】土星が強い人は礼儀が正しいのではなく単に従属的?その背景を文化的思想から探る…そして金星が生きてるか死んでるかも重要【Vダシャーの吉凶の謎】




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昨日の記事は【リョウときりりこの実話怪談配信まとめ】でした。


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ご興味ある方はぜひ僕のツイッターより聞いてみてくださいね。

【リョウときりりこの実話怪談配信まとめ】中学生ヤンキーがバイクに乗って心霊スポットに行った結果…夢で見た女がこちらを見てきた…ガチヤバ心霊体験を披露【きりりこ温泉ラジオ】↓


さて、今回はここ最近のツイートでシェアした情報をいくつか、まとめたいと思います。



◎土星=奴隷の星である意味とは?




まずは土星について↓

ツイート全文↓

インド占星術では土星に「奴隷」という意味があるのだけど、
これはインドの身分制度=カーストの中のシュードラ(奴隷)に対応するようで、

そう考えると土星由来の礼儀の正しさは律儀さや高潔な印象ではなく、
従属的であるが故の文字通り奴隷としての仕えるニュアンスの礼儀なのかもしれない。

彼らは聖典ヴェーダを学ぶ資格も与えられないようなので、
そうした意味でも木星(宗教/精神性)とは正反対。

「もしヴェーダを読む声にシュードラが不届きにも耳を傾けたなら熱く解けた鉛を耳に流し込んで罰すべし」とまで書いてある。

しかも土星の担当金属=鉛(西洋での意味)でここで出るか!と。

ちなみに西洋においては土星=鉛は観測時の色から決められてるそうです。
インドだと由来が神話や文化の方に結び付くことが多いかもしれません。

「親の身分が子へと引き継がれ、
今生の者は前世の業の報いによりその身分のもとに生まれ、
生涯役目を全うすることによって来世の福が保証される」
こうした文化思想もカルマと結び付きますね~

ただシュードラはインド社会では7割を占め、その地位や扱いは少し良くなってるらしい。
(一応、1950年に制定されたインド憲法では差別は禁止となったらしい。ただ制度自体は文化として根付いてる)

シュードラは農業に携わることも多いようで、これは土星=クロノス=農耕神とも繋がってますね。

あとはこの四階級のカースト(ヴァルナ)に属さないアチュート(ダリット)という存在もいるらしく、
これはディグニティで言ったらペレグリンと考えれば覚えやすいのかな…🙃

あとは下層階級だから労働により改革を進める意味があるようで、
ここが水瓶座/天王星的な意味を担ってるのが面白い。

ただ一つ疑問なのがインド土星解釈にはあまり伝統性が含まれておらず、それは木星担当なのだけど
土星効いてる人って伝統好きだと思うんだけどな…🤔

こちら文章に書いてるように、
土星=奴隷はインド占星術特有の意味です。


西洋占星術のアイデンティティにギリシャ哲学があるように、
インド占星術には当然、インド特有の文化が根付いています。

(とはいえ、それは占いというカテゴリーに限らずですが)


そして土星=奴隷は西洋には直接的にそうした意味は無いと思いますが、
インドにはこの文化的背景である宗教的階級制度=カースト/ヴァルナと結び付けられて
土星=奴隷(シュートラ)ということになっているようです。


ちなみに西洋においても直接的に奴隷という意味は無くても
制限/規制/契約といった意味があるので結果としては不自由さを連想させる意味があります。

これは例えば土星の見た目=環が制限をかけてるように見える説や、
動きの遅い天体なので制限がかかってるように見える説、

またクロノスが厳格な神であることから規制や契約を連想させる説など様々あります。
(クロノス=時間の神はまた別の神様との説があります。こちら分かりやすかったので載せます↓)



そして、土星と言えば礼儀正しい印象がありますが、
これの意味が奴隷由来であればだいぶ印象が変わりますね。↓

そう考えると土星由来の礼儀の正しさは律儀さや高潔な印象ではなく、
従属的であるが故の文字通り奴隷としての仕えるニュアンスの礼儀なのかもしれない。

彼らは聖典ヴェーダを学ぶ資格も与えられないようなので、そうした意味でも木星(宗教/精神性)とは正反対。

ヴェーダはインドの聖典のことであり、
これは全部で四つの書から構成されてるようです。↓


本来的に礼儀は高徳な精神から来ることで美しいものになると思いますが、
土星=奴隷はその精神性を学ぶ機会すら与えられない訳ですから
やはり従属的なニュアンスでの礼儀=仕えるといった状態になるのかもしれません。


さらに僕の場合は2ハウス土星で、
なおかつ金星も死んでいるため過剰に土星的なダメージをくらっています。


先日、僕がこのようなツイートをしたらアマンジョーシさんが素晴らしい情報をシェアしてくださいました。↓

アマンジョーシさん↓

なるほど!と思い自分なりの気付きも↓


つまり土星が過剰に効いてるのはもちろん、
金星が死んでる場合もさらに奴隷的な気質になりそうです。


考えてみれば金星は愛の星であると同時に快楽や欲望といった自己中心的な性質もあります。

それが死んでいたり、それこそ土星からダメージを受けてれば従属的になるのは間違いないでしょう。


ちなみに僕の金星はインドで8室在住で火星とコンジャンクションしていて土星からオポジションになっていて尚且つGKかつ、

D9だと12室にありラーフとコンジャンクションしていて、ここでも土星からのアスペクトを受けてるので
7重くらいの最悪な影響でフルボッコ状態になっています。

しかも7室牡牛座4天体の支配星なので質が悪いったらありゃしない…

そう考えるとこれも納得なのです↓

「親の身分が子へと引き継がれ、
今生の者は前世の業の報いによりその身分のもとに生まれ、
生涯役目を全うすることによって来世の福が保証される」
こうした文化思想もカルマと結び付きますね~

インドではカルマ/前世的な思想が当たり前にありますが、(そもそもカルマはサンスクリット語)

何かこうしたを抱えてるからこそ、
それぞれ最悪とも言えるような配置を持っていたりするのでしょう。


あとはこちらも興味深いですね。↓

あとは下層階級だから労働により改革を進める意味があるようで、ここが水瓶座/天王星的な意味を担ってるのが面白い。

インド占星術も古典西洋占星術も天王星(トランスサタニアン)は扱っていないので水瓶座のルーラーは土星なのですが、

ここでしっかりと水瓶座らしい対応をしていますね。


というより、
そもそも天王星が無くても土星に本来的にあった意味の一部を抽出して天王星に渡しているので当然と言えば当然なのですが、

この天王星に渡してしまった意味が確認できるのは個人的には良い情報を収穫できました。


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◎ヴィムショッタリーダシャーの年数の考察




こちらはとってもマニアックなヴィムショッタリーダシャーの考察です。

ツイート全文↓

Vダシャーの説明↓

・火星は土星より現象化の期間が短いので凶意が弱い
・金星は木星より現象化の期間が長いのでインド占星術では金星の方が吉意が高いと考えることもある

この説を採用して良いなら吉凶の強弱=年数で考えられる?

・吉
金星=20年
木星=16年
月=10年

・凶
土星=19年
ラーフ=18年
火星/ケートゥ=7年
太陽=6年

・中立
水星=17年

つい西洋目線で考えてしまうから木星>金星で見てたけど金星>木星にして
それぞれの年数をWilliam Lillyのように吉凶点数表にしたら
実際の吉凶の強弱の度合いにちょうどハマる気がする。

相変わらず各年数の配分と計120年の謎はありますが、
12という数字は12星座に対応させたのかな~なんて考えたり。

D9や27種類のナクシャトラ(2+7=9)や、
7つの惑星にノードを足してナヴァグラハ(9つの惑星)にしたあたりは9へのこだわりを感じるけど、

この辺はもっと神話/歴史/文化を追わなければ…


ダシャーの年数についてはKN.ラオ先生から直接、インド占星術を学ばれた清水俊介先生ですらその意味については謎だそうで、
現時点ではそのルーツを正しく解釈するのは不可能かもしれません。


この木星と金星の吉意の差に関しても実際のところ正しいのかどうかは不明です。
(あくまでその本の著者の方の独自解釈かもしれません)
 

しかし、仮にそうだとしたら
ちょうどウィリアム・リリーの点数表的なイメージで
ちょうどダシャーの吉凶の強弱が表れてるような気がするのです。


例えば金星は20年で木星は16年なので吉意としては4ポイント差でどちらも高い、
月だと弱い吉星なのでグッと下がって10年です。


吉星は土星19年でラーフ18年、
これは逆でも良いくらいですがどちらも凶星パワーは遺憾無く発揮しています。


そして火星とケートゥがグッと下がるのも凶意のイメージそのままで、
弱い凶星の太陽が6年とさらに短いのも納得です。


水星は中立なので、
水星期が人生の重要な時期(20~30代)に来る人は
吉凶の起伏が少なく安定した人生かもしれません。(水星の状態によります。あと水星は弱い吉星と考えるケースもあります)


実際のところインド占星術にはウィリアム・リリーの点数表のような分かりやすい指標が少ないので、これをそのまま吉凶ポイントと考えればある程度、生来的吉凶の判断には役立つかもしれません。

とはいえ、やはりその人のチャートによって大きく変わるんですけどね…。

と、今回はこんなところです。


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