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good creativeは人間賛歌になっている。

先日公開された、appleのhomepodのプロモーションムービーを見て、感動した。本当に涙が出るんじゃないかと思うくらい、感動した。

PVやCM、最近では映画監督として有名なスパイク・ジョーンズがディレクションした本作は、CGではなく、舞台装置のリアルな作り込みで全編通して作られている。(途中分身が出てくるところはCGだけど)

普遍性のある作品テーマ

感動した。まず、主人公の内面に共感する部分がある。「あ、なんかわかるなぁ」と思えるところがある。それは「いやなことがあった日に、家で音楽を聞いて晴れやかな気分になる」という人類共通のインサイトに対して語りかけるコンセプトのおかげだ。

また、最後の部分、分身と手を取り合って踊ったあと、分身は影の中に取り残される。少し寂しそうに、暗がりに立ち尽くして、表情は伺えない。
この部分も「晴れやかな気分から現実に引き戻される寂しさ」のようなものをうまく表現していて、本当にすごいなぁと思った。

人間賛歌は人に生きる意味を与えてくれる

本作もそうだが、振り返ってみると、自分の好きなもの、今までみたもののなかでいたく心を突き動かされたものに共通するメッセージがあるなぁと思った。2つある。

見た時の印象として、人間賛歌になっている

ということと、

ものづくりって素晴らしいと思わせてくれる

ということだ。

ファレルのHappyなんかもそうだ。

見た時の印象として、毎日の何気ない幸せを謳歌することの重要性を感じさせてくれる。そして、なによりも、ものづくりを通して、人をポジティブにしていくことを「いいことだろ?」と語りかけてくれる。


ちっぽけでもいい


自分自身、ものを作る仕事に憧れたのは、この語りかけの仕業だと感じている。ものをつくることで、誰かをポジティブにすることの尊さ、そして人生をかけてそれをやり続けることの素晴らしさ、楽しさを表現してくれている。
ちっぽけなことでもいい。大人数に向けたものづくりでなくてもいい。
地域雑誌でもいいだろうし、noteを書くことでもいい。はたまた妻に向けた手紙のように、特定の人に向けたものづくりでもいい。表現することで、誰かをポジティブにすることが自分の人生をよりよいものにしてくれるということを語ってくれる。(個人的には、それで自分を癒やす効果もあると感じている)

だから今日も僕は、noteを書く。


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