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【大学受験対策用】国語

今回は大学受験対策向けとして「国語」の対策方法について色々調べたのでそれをまとめたいと思う。

私も高校生の頃、国語という科目が大の苦手であった。

本なんて漫画しか読んだことなく、国語が出来るやつは皆「昔から本を読んでいて、読解のセンスがあるからだ」と決めつけていた。

だから結局最後の最後まで克服出来なかった。

しかし、いざこの歳になって改めて「国語とはどういう科目だったのだろう?」と素直に疑問に思い、今回はYouTubeを中心に現代文・古文・漢文の対策を述べた動画を拝聴し、その内容をまとめてみることにする。

【目次】
① 現代文対策
② 古文対策
③ 漢文対策

【① 現代文対策】

現代文対策、といえば皆さんはどのような事を思われるだろうか?

「活字本を読む」
「新聞を読む」
「小説を読む」

何となくこんな事を思っている人は少なくない。

かくいう私も同様の事を思っていたが、実はきちんとした対策方法があった。

現代文の対策は大きく3つ

① 漢字や語彙力を増やす
② 解き方を学ぶ
③ 実践あるのみ

まずは漢字と語彙について。
当たり前だが、現代文といえども日常会話では出てこない単語や表現が出てくるため、それが分からないと文章の内容を正しく捉える事は一気に難しくなる。

「日本人だから漢字や語彙は勉強しなくても何となく出来るだろう」
と思ってるかもしれないが

「何となく分かるからこそ正確に分からない」

という状態に陥る。
単純に漢字問題や語句問題で点数を取るため、というのももちろんだが、文章を正しく読解するためにも英単語同様、漢字や語彙の勉強は避けられないだろう。

次に解き方について。
現代文には大きく分けて
・評論
・小説
・随筆

がある。
まずはこの3ジャンルごとに対策を考えていく

【評論】
何よりも「筆者の主張」を捉える。
評論というのはつまるところ「俺はこれが正しいと思う」という物を回りくどく回りくどく説明した物である。
具体例で共感を得ようとしたり、反対意見を論破したり、過去の偉人の言葉を引用したり…etc

とにもかくにも「俺の意見は正しいんだ!根拠はこれだ!」というものが散りばめられている。

しかし一番大事なのは「主張は何か」という事なので、そこを押さえなければ始まらない。

そして評論の設問は
①言い換え
②理由説明
③趣旨説明

を基本としている。
「どういうことか?」は言い換え
「なぜか?」は理由説明
「本文の内容と合致〜」は趣旨説明

と設問ごとに何を聞かれているかを正確に判断して、各々の解答根拠の見つけ方のパターンを見つけていく。(詳しい説明は調査中)

評論は特に論理的かつ構造的な文章で組まれているので、読みにくいのは確かだが「読み方」さえ分かれば根拠も見つけやすいので点に結びつきやすいと思われる。


【小説】
小説は評論よりも難しいと言われている。
何故なら登場人物の「心情」を捉えないといけないため、評論よりも分かりにくい印象があるためだ。
確かに人の心はなかなか分かりにくいとのであるが、これは受験用の問題としての小説。
「読む人によって捉え方が変わる」なんて事になれば採点が出来なくなる。

よって小説の設問は
「必ず根拠があって、誰が解いてもその根拠に基づいた結論になりうる」

この前提は忘れてはならない。

小説において根拠となりうる表現は
・心理描写
・情景描写
・言動描写
・比喩表現

この辺りだ。
基本的に人物の心情はストレートに表現されない。
「肩を落とす」→落ち込む
「胸が高鳴る」→喜ぶ
「刺すような自責の念」→激しい後悔

などである。
つまり、心情表現の語彙力は身につけないといけない事が分かる。
普段から小説を読んでいる人はこういって表現に慣れているかもしれないが、小説を全く読まない人にとったら掴みにくい表現もあるのでそこは早めに学ぼう。

また小説を読むにあたって「登場人物の心境の変化や推移」を追いかけることも重要だ。

マイナスの感情からプラスに移っているのか、そしてそのきっかけはなんなのか。

この辺りはよく聞かれるので、せめて発言や行動、比喩表現などがプラスかマイナスかは判断出来るようになろう。

※随筆対策に関しては調査中

最後に実践あるのみについて。
これはあくまで私個人の意見なのだが、現代文に苦手意識のある人は「現代文をやりたくないがために演習量が減る」気がしてならない。(実際私がそうだった)

いくら現代文の本質や、解放パターンを学んだとしても数学などと異なり毎回出題される文章はオリジナルなものばかりなので実践を重ねて理論を身体に染み込ませていく必要があった。

何も考えず闇雲に解くのも良くないが、「分かったつもりになって量を疎かにする」のも良くない。
ぜひともあの時の自分に聞かせてやりたいものだ。


【② 古文対策】

古文対策を考える上で絶対的に覚えておきたいのは「古文は外国語」であるということだ。

もちろん現代語で補える部分もあるが、そこを逆手にとって「現代語と違う意味の言葉」で引っ掛けてきたりもするので、基本的には英語と同じように「単語」と「文法」をしっかりと学ぶ所からスタートしよう。

しかし、単語も文法も英語ほど覚える量が少ないため後は実際の問題を通していくことをオススメする。

古文の厄介な所は「主語の省略が多い」ことである。
誰が何をしているのかが分からないと途端に話の内容が掴めなくなってくる。

そこでオススメなのが、「敬語」から主語を判断するという方法だ。
古文の世界の話は身分の高い人のものがほとんどなのでほぼ確実に登場人物間には上下関係がある。

ある動詞に対して尊敬語が付いていれば、その動作主は「身分が高い人」
謙譲語が付いていれば、その動作主は「身分が低い人」と判断出来る。

大体の文章では、まず最初に物語の説明があってその中で登場人物が描かれていたりする。
さらに文章の冒頭や注釈の中でも登場人物のヒントが書かれてあるため、古文を読む時は真っ先に
・登場人物
・それぞれの身分

を把握しよう。

しかしそれで主語が分かったからと言って、一気に内容が分かるわけでもない。
そういう時は「選択肢」から内容を読み取ろう。

本文は古語で書かれていても、選択肢は現代語で書かれている。
もちろん選択肢というものは一つは正しくて、それ以外は不正解なので完全に鵜呑みにするのは良くない。

しかし、ストーリーの大枠を判断する上では非常に有益である。
選択肢を見て、「こんな話かな?」と想像したら必ず本文でも確認して正しいかどうかチェックしながら進めていけば、全訳は出来なくとも内容把握は出来る。

古文で点を取るためにはその程度で十分なのだ。

とはいえまずは単語と文法(特に敬語)の強化は必須。
古文が苦手な方はまずここから始めよう。


【③ 漢文対策】

漢文は現代文や古文に比べて点も取りやすく学びやすいと言われている。
実際その通りなのだが、現代文が苦手だった18歳の私にとっては嫌な思い出が蘇る科目であった。

何故漢文は簡単だと言われているのか。
それは

① 覚えることが少ない
② 書き下し文で古文知識が使える

この辺りが考えられる。
この事は当時の自分も分かっていた。

しかし中々点が伸びなかった。
その原因は「演習不足」だと今思ったらそれだと感じる。

覚えることが少ない分早め早めに実践問題に取り組んでいかないと、学んだ事がどう生かされるのか、どんな意味になるのか、など
そもそも漢文の文章に慣れさせる必要があったのだ。

現代文や古文に比べて、漢文は学校の授業の中でも演習量が少ない。
なのでなれてない可能性が高い。

漢字の羅列といえども、古文同様こちらも外国語。
何度も何度も本文に触れ、必要であれば音読を重ねていかないと点は上がらない。

逆にいえばある程度量をこなす事が出来れば十分な得点源になりうるため、国語の中でも比較的簡単だというのは間違いではない。

【最後に】

とりあえず今調べたことをまとめてみたが、正直まだまとまりきってないし、途中から自分オリジナルの理論が入ってきている……

なので、適宜この記事は加筆修正をしていくつもりだ。

自分用のまとめ記事であるが、もしこの記事が誰かの役に立てられたらこれ以上に嬉しい事はない。

(最終更新日:2019/12/7 18:03)

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