春分の日~「知らない世界」を歩きながら、「ぶれない自分」へと向かう旅へ。
2024年3月20日 12:06頃
12星座のトップバッターである牡羊座に
太陽が入り、占星術では新たな1年が始まります。
『春分の日』。
昼と夜の長さが同じになり、この日から日は長くなり
春の暖かさを実感できるようになりますね。
出会いや別れの時でもあり、私たちの気持ちも
切り替わり、ここから、やっと、「一歩前へ」と心が動いていく方も多いかもしれません。
今朝は、あいにくの雨模様。
ワンネスの世界である魚座の水の中をくぐりながら、羊は、
新しい世界に落ちる前の聖水で「禊」を受けているようにも。
占星術での牡羊座は、そんな魚座の海から産み落とされたばかりの、
右も左も分からない星座。
純粋で、自分が輝ける唯一無二の世界を、自分の情熱で創り出す
エネルギーに満ち溢れています。
その星座に、未来を作る力を意味する力強い「太陽」が入る日の
ホロスコープ-春分図と呼ばれるものから、私たちがどんな心持ちで
1年を過ごしていけばいいのかを、星たちに尋ねてみましょう。
■2023年3月20日の「春分図」から
◎違和感と大きな力で「殻」を破って、成長していく旅へ
今回の春分図を見た時、古い価値観、慣習、こだわりといったものが解消され始め、新たなエネルギーの開拓が始まっている印象を受けました。
1年のテーマを見るASC(アセンダント)と呼ばれるスタートラインが、
2024年の春分図では、蟹座、活動宮、「水」のエネルギーです。
2023年ではASCは牡羊座、活動宮の「火」のエネルギーでしたね。
「本当の自分が、始まっていく。」
その為に、様々なモノを整理整頓し、生まれ変わる準備をしてきたような、
そんな年だったのではないでしょうか。
2023年に「これが私のやりたい事かも!」と、直感的にビビッ、ときたモノに、子供のように純粋に取り組み、暫く眠っていた『本来の魂(自分)』を、ゆっくりと、じっくりと目覚めさせていくような時間を、過ごされたのではと感じます。
そして、2024年は蟹座。
感情、本能的欲求、共感力、日常のこと、そして、女性や大衆、民衆といった「月」を支配星に持つ星座。
日々の生活の中で、如何に、安心感が得られる「空間」を創り出していくかを大切にしています。
ASCの星座は、その年の1年間のテーマ。
2024年は、蟹座、月を使って、新しいチャレンジをしながら、古い殻を打ち破り、等身大の自分へと成長していくこと。
「自立」。
本当の自分で、嘘偽りのない人生を切り拓いていくこと。
そんなテーマを感じました。
蟹座は、違和感にとても敏感な星座です。
繊細であるが故、傷つきたくないという防衛本能が過剰に働き、自分と相いれないモノは、甲羅の中に入れることを決してしません。
ですが、今回の春分図では、このキーマンである「月」に対して、冥王星という、相手の価値観を表す天体と向い合せ(☽ー♇)。
何か得体のしれない”大きな力”や”衝撃的な出来事”に出会ったとしても、その事を力に変えて、より大きな「甲羅」に着替えていけばいいんだよ、と応援してくれているようにも。
固い甲羅を破るには、とても労力が要りますし、そのダメージは計り知れません。
ですが、『何かの力』を借りて、自分のペースで、殻を破り、今の自分に合ったモノを纏っていけるよう、心も思考も柔軟に広げていけるといいですね。
その固い殻を破る手伝いをしてくれる、冥王星。
7ハウスのパートナーシップという部屋に入っていることからも、やはり、「相手」という存在を無視することが出来ないようです。
「月」は獅子座で、自分らしさを見つけていく、1ハウスにあります。
どんな相手が来ても、どんな状況が訪れたとしても、
『これが私なんです』
と、確りと自分を主張し、人生を発展的にコントロールしていくことを習得していく1年となっていくのではないでしょうか。
獅子座は、「私を見て見て!」、と自己存在をアピールしていく星座でもありますが、この「誇り高き自分」を見せながら、誰かのために役立っていきたい思いも持ち合わせています。
ただ、自己主張するだけでなく、蟹座の優しさと、獅子座の人々を元気づける術も磨きながら、「ぶれない自分」を創り上げていくようです。
◎相手の文化、相手の心理を学ぶ旅でも
今回の春分図で目立つものは、9ハウスに天体が集まっていること。
9ハウスは、未知への探求、国際性の育み方、異文化理解、出版や法律、人生理想を描いて、視野や思想を広げていく世界を司る部屋。
何処までも自分の可能性を信じて、挑戦をし続ける射手座、木星が司る場所でもあります。
その9ハウスのカスプ(スタートライン)が、今回は魚座。
「社会が望む理想」と「自分の理想」を融合して、これまでにない、新しい未来を創り出そうとするエネルギーを感じます。
国際情勢も混沌とし、外交国との関わりが、より強く、私たちの生活にも影響を及ぼす状況の中、今一度、国際感覚を広げる必要があるのかもしれません。
魚座の『相手の心理に立って理解する力』を、一人一人が新たな挑戦によって養っていくこと。
それは、自分たちの「安心できる居場所」を守っていく力を鍛えあげていくのだと感じます。
今回の春分図でのキーマンでもある蟹座、「月(=本当の想い)」に、様々な人々の価値観や思想を触れさせることで、成長させていく。
「水が汚れるのが嫌だから」
と、異物を拒むのではなく、一度は触れて、感じてみる事で、自分に合った居場所(活動)を、ゆっくりと、でも確りと、作り上げていけると感じます。
この機会に、自分の"月星座"と向き合ってみることで、成長出来るヒントが見えてくるかもしれません。
◎火星という、自己開拓のエネルギーを上手く使って
春分図は、太陽が12星座の始めである牡羊座に移動した瞬間の星の配置図です。
牡羊座の支配星は火星。
自分らしく自由に伸び伸びと自分を打ち出す、火のエネルギー。
この火星が、今回の春分図では、8ハウスでノーアスペクト(どの天体とも関わりを持たない)であることから、エネルギーの出し方には注意が必要な感じです。
火星は、水瓶座であることから、自分だけの『オリジナル』の仕組みを創り上げ、社会で発揮していくために、必要なモノやそうでないモノを、あらゆる人々の力から取り入れようと、動いていくのでしょう。
火星の出身地は、10ハウスであることから、何か新しい事で自分の力を社会で発揮していきたい、と思っている方には、後押しとなるのではと思われます。
ですが、「自分の理想のために」と、相手や周囲の人々の立場や気持ちをないがしろにして、動き過ぎないことが大切でも。
お互いが、より大きく発展、成長していくことも心がけ、フラットな心持ちで物事を進めていきたいですね。
◎自分の「正直な想い」をベースに
2024年の春分の日からの1年は、
『違和感を大切にしながら、月の想いに正直に、自分の可能性を更に広げる挑戦によって、ブレない自分を創り上げていく』
そんな風に受け止めました。
*様々な人々との「感情」の交流を通じで、互いの「自立」を目指す
*やりたかった事、言えなかった事を「力」にして動いていく
*自分の身は、自分で守る力を養っていく
*相手の心理を理解することで、心の成長と視野を広げていく
*自分の考えやアイデアを「主張」することで、自分を取り戻していく
「これが私!」と主張できる、心から求める『居場所』へと向かう、
そんな旅路の始まりです。
自分の心も、居場所も整うことで、周りの人々も安心して集い、また、それが大きく広がることで、社会全体の安定が生まれていく。
一人一人の自信と自立の意識が高まることで、新しい未来を創り上げていきたいですね。
◎春分の日からの1年を、香りの力で後押しする
自分の正直な想いと信念で、理想を実現するために、挑戦するエネルギーも強い、星の配置。
その「想い」を応援することを第一に考えながら、どんな”大きな力”がやってきても、「ぶれない」安定感も育てていくことを意識して。
月、蟹座を支配星に持つ
ローマン・カモミールをメインに。
優しく包み込み、癒し、甘やかすだけではなく、
自分の中から湧き起こる純粋な気持ちを行動に
移すことを後押ししてくれる香りでも。
そして、行動力や自信を与える火星、火の要素を持つ
ジンジャーをべーズに
ありのままの自分を、あらゆる考えが、価値観もあることを
無条件に受け入れるサポートをしてくれる
ローズも加えよう。
そして、柑橘系やシャープな精油で香りを整えて。
皆さまの1年が、素敵なものとなりますように。
💎今日も、最後まで『星導べの時間』にお付き合いいただき、有難うございました。
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