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現地採用2.0 【インド→ベトナムでキャリアアップを目指す】

みなさんはじめまして。柿ピーというアカウント名で発信してます。

主にインド現地採用や現地情報について発信していましたが、コロナの影響でインドから日本に一時帰国し、インドに戻る見通しが全く立たないため、上司と相談して退職を決めました。

およそ1年10ヶ月のインドでの仕事と暮らしでした。正直、まだまだやりたいことがあったので悔しいです。

「なんでいきなりインドなの?」

いちばんよく聞かれることですが、理由はいろいろあって、そのなかでも決めてになったのは他国と比べて待遇がよかったことです。

実務経験ほぼゼロの第二新卒で海外で働けて、英語圏だけど英語能力も不問、という私にぴったりの条件がそろっていたのがインドの仕事でした。

最近ではインド現地採用として働く日本人はだんだん増えてきましたが、私が転職した当時は「インドに来てくれるだけでありがたい!」というウェルカムムードだったのも魅力的でした。

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あとは、接客業や営業といった外回りよりも事務職の内勤の仕事がよかったんです。
最初の仕事が内勤だったということもあるんですが、今後のキャリア形成を事務職でやりたいなとぼんやりイメージしていました。

例えば、英語ができて誰とでも気さくに話せる営業の人は多いけど、英語ができて誰とでも気さくに話せる事務や総務の人は少ないんじゃないか、と予想を立てました。

競争相手が少ない、またはいないところで個性や能力を発揮できたら、キャリアアップのチャンスは大きくなる、そう思って海外での内勤の仕事を探しました。

とりあえずやってみよう、それから考えよう

海外転職とか現地採用を自ら進んで選ぶ人に共通する行動原理だと思うんですが、こんなカンジで初めての海外での仕事をインドで始めることに決めました。

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インドでの仕事を一言で表すと「人に恵まれてたな」です。
日系の大手企業のインド支社で総務を担当していたんですが、日本人上司は経験も能力も人柄も素晴らしい人達ばかりでした。

そんな恩恵を受けつつも常に考えていたのは「次はなにをしよう」ということです。
大きな視点だとライフステージという意味で、小さな視点だと日々の仕事のなかで次にできることをいつもきょろきょろと探していました。

・せっかく日系大手企業のインド支社で仕事させてもらっているのに、総務だけだともったいない気がする
・専門性があることに挑戦したい
・秘書とか経理とか人事とか生産管理とか調達とか、なにがやりたいのか、自分にどんな適正があるかわからないからやってみたい


理解ある優しい上司には「専門性を身につけたいです」とはっきり伝えていました。

私が所属する部署は、忙しい時期とそうじゃない時期があったので、自分の手が空いたときにほかの仕事を手伝わせてもらえたらな、と思っていました。
でも待っているだけでは、なかなかチャンスは巡ってきません。

このままじゃいけない。

資格を取るとか、なにかしないとな、と方向転換して資格の勉強を始めてみました。実際に始めたら、自分の向き不向きが少しずつわかってきたような気がします。

さらに、大手企業のなかでいろんな専門職を見て考える機会に恵まれて、その機会を存分に利用させていただこうと考え、各分野のエキスパートに個人的にインタビューしたり、相談にのってもらったりしました。

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「海外移住したくなったら、永住権をとれるようにいつでもできる経験値とスキルを今から身につける」

私の仕事における最終的な目標がコレなんです。

思い返すと、パリに留学したときの経験がかなりヘビーで。
留学しただけじゃなんにもならない。現地で仕事探しをするも見つからないし、そもそも就労ビザを取得するだけでも厳しく、さらに物価は高いし、仕事獲得のための競争は激化してるしで苦労しました。
現地に住んでいる日本人にも会って話を聞いたんですが、ものすごい努力で就労ビザを取得して生活を続けるシビアな現実を思い知りました。

インドでの仕事を辞めてからも、次の仕事に関してとにかく動き回って考えました。

日本と日本以外のさまざまな転職情報を見ていると、日本はまだ「実務経験3年以上」とかあるんですよね。まだ職歴が3年に満たないので、チャンスももらえないのが日本の現状。

それに比べると、やっぱり海外での現地採用のほうが「未経験でもやる気次第」というポテンシャル採用の転職情報が多かったです。

目に止まったのが、ベトナムで業務拡大のための若手を募集しているという転職情報。
会社を盛り上げるために貢献できそう、とワクワクしました。

もともと内勤をずっとやっていたので、ルーティンワークを決められた手順ですすめる事務職が得意なんだと思っていました。でもよく考えたら、できるからやってたってだけで、好きでやっていたことじゃないかなって感じるようになりました。

インドではハプニングだらけだったから、昔のままだった業務フローを最新版に修正変更して解決策を考えて、上手く回りだすと達成感を得られたりして、こういう社内の仕組みや制度づくりを提案する仕事って面白いな、と。

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転職活動で気をつけたことは

相手が必要としている理想の人材像について
私に何を求めているのか

この2点を注意深く聞いて、イメージのすり合わせを超丹念にやることです。

自分の体験をふまえて、実務経験があることをアピールすることもあれば、
経験がないものはないとはっきり伝えた上で、こうやって補いますと追加で説明します。
さらに、事前に日本でできる準備もすることも伝えました。


ベトナムでの目標はずばり、会社を大きくすることです。

インドでは、自分の仕事周りの作業フローの改善や制度づくりをしょっちゅうやっていたけど、今回はそれを会社全体でやってみたいです。

ベトナムでの仕事内容は、経営チームの補佐というか、事務というか、内部調整役、みたいなカンジで聞いてます。
でもぶっちゃけ、行ってみないとわかりません!

「海外移住したくなったら、永住権をとれるようにいつでもできる経験値とスキルを今から身につける」

どんなハプニングが待ち受けているのか、今から想像もできませんが、
キャリアアップしまくりでバリバリ働く10年後の理想の自分を目指すために、すごく貴重な経験になりそうな予感がしています。

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