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本の感想(篠田真貴子)

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ときどき、本の感想を書きます。それをまとめたマガジンです。
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#推薦図書

プロフェッショナルとは?のケーススタディー(「取材・執筆・推敲」) | きのう、な…

古賀史健さんの「取材・執筆・推敲」を読んだ。これね、すごい本ですよ。(このnote は facebo…

統計的正しさ、個人にとっての正しさ(「家族の幸せ」の経済学) | きのう、なに読ん…

「『家族の幸せ』の経済学」を読んだ。母乳育児や保育園の「効果」についてデータで検証した本…

『モモ』は傾聴とリーダーシップの書だった | きのう、なに読んだ?

『モモ』を久し振りに再読した。 『モモ』を初めて読んだのは小6の時。中学入試の面接の待ち…

日系アメリカ人俳優、ジョージ・タケイの強制収容体験(They Called Us Enemy) | き…

アメリカのマンガ「They Called Us Enemy」を読んだ。ジョージ・タケイが太平洋戦争中に経験し…

社会は「慣習の束」でできている (『日本社会のしくみ』)| きのう、なに読んだ?

『1940年体制』を読んだ流れから『日本社会のしくみ』の前半と、いったん真ん中を飛ばして終章…

稀な人(『岩田さん』) | きのう、なに読んだ?

「岩田さん」とは、任天堂前社長の岩田聡さんのことだ。4年前、胆管腫瘍のため55歳の若さで…

『1940年体制』 ー 働きかたのアップデートは、戦時体制からの脱却

『1940年体制』は1995年出版。2010年に最後の11章が加筆された。1995年時点での金融制度、経済官庁の体制や税制、企業の仕組みは、どれも1940年前後につくられた戦時体制をそのまま踏襲していることを、シンプルかつ丁寧に論じた本だ。 増補版の前書きに、こうある。 刊行時から日本社会は大きく変貌した。経済体制についても、大きな変化が生じた。したがって、これらについて述べた本文中の記述は、すでに古くなってしまっている。(しかし)現在の日本における最大の問題は、金融機関

「82年生まれ、キム・ジヨン」--親しいひとに異を唱える難しさ

友人のお勧めで「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだ。韓国で100万部のベストセラーになり社…

“ビル・ゲイツの妻”が途上国支援に取り組む理由(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第8回 “The Moment of Lift” by Melinda Gates  2019年4…

『こころの対話 25のルール』 再読

私はあんまり本を再読しない。でも『こころの対話 25のルール』は例外で、何度か読み返してい…

根性に頼らず「良い習慣」を身につける方法(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第7回 “Atomic Habits” by James Clear 2018年10月出版 …

70歳で女性が“イケてる”理由(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第6回 “Women Rowing North: Navigating Life’s Currents …

成果を出すチームに共通する組織文化とは?(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第5回 “The Culture Code” by Daniel Coyle 2018年1月出…

2018年に読んだ39冊

2018年も読書を楽しみました。ビジネス書、思想、科学、歴史、政治などのノンフィクションがほとんど。ちゃんと最後まで読んだ本と、読み切らなかったけど「こんな本だった」と自分の感想を言えそうな本をリストにしました。感想をウェブ上に出している本は、そのリンクもつけておきます。ちなみに2017年に読んだ本はこちらです。 39冊は、通し番号を振って4ジャンルにゆるく分けてみました。 ノンフィクション:1−13 エッセイや自伝:14−23 ビジネス書:24−34 実用書、マンガ:35