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ASDは遺伝するのか~主に夫の凸凹を考察

定型発達の上の子たちはしっかり者で秀才


我が家は上の子2人といっくんの父親が違うのですが、父親の遺伝子の違う子どもを育児するという体験はなかなか面白いなぁと思います。

上の2人は勉強がよくできるし、身の回りのこともしっかりやってくれて、特に長女は小学校1年生の時から毎日自分で起きて、朝食も身支度も全部やって学校に行ってくれました。
髪が長いので、朝、「ママ、髪しばって」と言ってベッドにヘアゴムと櫛をもってやってきて、私は上半身だけ起こして髪を縛ってあげてまた寝るという…💦
朝ごはんはたいていパンを買って用意しておき、自分で焼いてジャムをぬって食べるなどしてもらいます…。

わたしは在宅勤務で、多いと年に何冊も本を書いていたので、家ではひたすらパソコンに向き合い、夜型だったため、子どもがしっかりしていて本当に助かりました。

※本業の占星術の本一覧はこちらです

2人目は忘れ物はわりとあるのですが、わたしよりはしっかりしているかな(笑)わたしはプリントを渡されてもまともに見ないしw

愛あるダメ母が子どもをしっかり者にさせるのかなと思っています。

記憶にある限り、子どもらの学校生活が始まってから、冬の寒い日でも子供たちのほうが先に起きて勝手にしたくをして学校に行ってくれました。

上の子たちのパパは、大学の工学部を出ていて頭はよかったと思います。


いっくんのパパにも感じる発達グレーな感じ

いっくんのパパ(今の夫)は、発達グレーな感じがいくつか見られます。
出会ったころから、なんか変な人だなぁと思っていましたが(笑)

いっくんの発達についていろいろ学ぶうちに、なるほど、と、逆に夫のことが前よりもよくわかるようになりました。

発達症の遺伝要因と環境要因

自閉症などの発達症は、遺伝と環境要因と両方があるそうです。

これは、どんな病気でもそうですよね。
例えばがんになりやすい家系、糖尿病になりやすい家系、などなど。

なりやすいとはいえ、みんながみんな、病気になるわけではない。
生活習慣などである程度予防はできるわけです。

男性か女性かでも違いますよね。
うちは父が糖尿病で、糖尿の家系ですが、女性はかかりにくい面があると思います。

自閉症がなぜ増えているか、どんな環境要因があるかなどはいろんな見解がありますし、ここに書くのは控えます。

夫に見られる知的な凸凹。視覚優位。記憶力の良さ。

夫は記憶力がとてもよくて、学校では断トツ頭がよかったようです。

今も歩く辞書みたいな人です。

視覚優位で論理的な思考能力も非常に高いと思います。

わたしは記憶力が全然よくないので、うらやましいです。

仕事ではプログラマーで、新電力会社の経営をしています。
仕事においてはとても有能だと思いますが、逆に、普通の人ができることが出来ない…みたいな面があります。

例えば、書類を出す、とか、部屋を片付けるとか、ゴミを出す、とかですね。
ゴミも、ルーティーンになれば出せますが、覚えられるのは1個までって感じでしょうか(笑)
燃えるゴミは日曜の夜だけは覚えてくれて出しに行ってくれますが、他に木曜日も出せる、とか、他のプラゴミとかいろんなごみの出す日なんかは覚えられないんじゃないかな。

免許の更新とか、役所の書類関係ではいろいろとやらかしています。

こどもの学校の書類を見て、書いて出す、みたいな世のお母さんがやっているようなことは、彼には高度すぎるんじゃないかと思う(笑)

視覚優位であるため、わたしが言葉で伝えたことはあまり覚えていません。

過集中

これは自閉症の特徴とされますが、夫にもとてもよく当てはまります。

ものすごい偉業にもつながる反面、命の危険にもかかわる危ない特性だと感じます。

例えば、夫は何か仕事でコードを書き始めると、寝食を忘れて集中してしまっていました。
今はさすがに、家族が出来て環境的に集中できなくはなりましたが、前は倒れるまで作業をして、数時間寝て、また起きたら作業をする…をしており、わたしとのデートの約束も忘れ、たまに会いに来てくれても我が家で寝ている…という…

一度、約束したから雨の中子どもたちを連れて会いに行ったのに、「仕事がしたい」と追い返されたこともあります。

いやぁ、よく結婚したな、わたし(笑)

おそらく研究者などにはこういう特性ありますよね。

落合陽一もつぶグミを箱買いしてお昼ごはんにしていたり、レトルトカレーを時短のためにストローで食べているのを情熱大陸で見ましたわ。

今はそこまでのことが体力的にもできなくなっていますが、切り替えが本当に下手で、仕事で気になることや課題があるとずっとそれが頭に残っているのが見て取れて、家族との時間はちゃんと家族に向き合ってほしいなぁと思うことも多いです。

相手に合わせられない

よく、発達障害は空気を読めないとか言いますが、人のことをあれこれと分析するのは好きなのに、感情にはなかなか共感してくれないという面があります。

困るのは、子どもにも歩調を合わせられないことですね。一度、子どもの手を引っ張りながら自分の歩幅でダッシュをしたために、子どもが引きずられて怪我をしたこともあるし、娘がパパ待ってー!って後ろを追いかけて、赤信号を渡ってしまったこともwwww
さすがにこれは怒った怒った!!!
でも、子どもなんだから怪我くらいするだろう、とか、娘が渡ってしまいました…みたいなリアクションで悪びれないので余計に腹が立ちます。

わたしが週末仕事で夫に子どもを見てもらうことが多かったのですが、どうか子どもの命だけは‥‥!!という感じでした。

今も、あんまり歩幅を合わせてくれないなぁと思うこともあるけど、まぁ、だいぶましになりました。

他人や自分の感情に鈍感

これも、程度はそんなにひどくないですが、ものすごく怒っているのに、にこにこして接してくることが多くて、この人はどういうつもりなのかな?と思ったりします。
わたしが怒っているときはもしかしたら鈍感なのではなくてあえてそれに反応しないようにしているのかもしれません。

でも、そんなこと言われたらこういう気持ちになるでしょ?といったたぐいのことはほぼ通じません。
わからない。俺はならない。だって、そう思ったんだから口に出してもいいじゃん。
みたいな感じ(笑)

夫は自分自身の感情にも鈍感で、1週間前のことについて「あのときさ…どうやらこういう違和感があったみたいなんだ」といったように急に言われたりします。
だいぶ後になってから、違和感とか、不快な感覚とかがじわじわと襲うみたい。

わたしとしては、その場で言ってよwという感じなのですが。

精神年齢が低い

ASDの子たちは、たとえ高知能だとしても、精神年齢が低いといわれます。
定型の子とは発達の順番が違うみたいです。

夫も、頭はいいし、仕事は頑張っていますが、精神年齢は小学生男子みたいな純粋さがあります。
遊ぶときは思いっきり遊んで、楽しそうにしている。

わたしがシングルマザーでこの人と出会ったときは、なんて楽しそうに子どもたちと遊んでいるのだろう、とその姿に感動したものです。
それでも、あまりにも全力で遊ぶので、何か変…とも思いましたw
彼はいつも、「遊んであげているんじゃないよ、俺が遊んでもらってるんだよ」って言っていました(笑)
彼自身が楽しそうにするので、子どもたちも一緒に遊んでて楽しかったんじゃないかな。

夏は川遊び、冬はスキーと、誰よりも嬉しそうにキラキラの笑顔で楽しんでいます。

自分の内面に正直で、外からの非合理な押し付けを常に否定している感じのところがあります。こういうのも内側が純粋じゃないとなかなかできないんじゃないかと思うのです。

ちなみに、ASDは思春期頃にようやく社会性を意識し始めるようですが、夫は「自分は20台半ばごろから」と言っていました。
仕事をするようになってようやく…みたいです。

とはいえ、夫は全然軽度で、社会生活は営めています。
でも、中学ぐらいから周囲がグループを作るなどし始めてなじめなかった、とか、自分だけ宇宙人のように感じていた、などとも言っています。

わたしにも特性があるのかについて

ちなみにわたしは、自分ではASDの傾向はないと思っています。
どちらかといえば聴覚優位で、記憶力が悪く、言語感覚は高め。
感情と言葉が先に来ます。

まぁ、夫とは真逆ですね。

何かをイメージするときも、映像は鮮明ではありません。

ただ、ASDは必ずしも視覚優位ではないようで(視覚優位がすごく多いけど)、聴覚優位の人もいれば、法則性への感覚が鋭い人もいるそうです。

わたしが夫には「ホロスコープを見て美しい、とか言っているのは普通じゃないから、舞ちゃんも特性あるよ」と言われました。
ホロスコープとか心の法則とか、確かにすごく好きで、敏感です。
昔から図形問題は好きだったし。
でもほんと、ホロスコープをほとんど教わらなくてもすぐに読めたので、これはまぁ、才能だと思います。

なので、わたしからの遺伝はあまり感じないけど、夫だけでいっくんほどの特性になるとも思えないので、やっぱりお互いがかけ合わさった結果ではあるのかなと思います(笑)





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