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八ヶ岳Beeby通信 【その弍】 *ホシコvsBeeby*

ホシコさんは、苺が大好きだ。

東京では、庭のことは、ハナコさんにお任せで土に触ったこともないくせに、八ヶ岳に移住してからハナコさんの作る野菜の美味しさに、ついつい自分も作りたくなった。

ホシコさんの性格上、好きな物でないと続かないので、畑の隅っこに、小さなスペースをもらい好きな野菜でちょこっと農に挑戦した。その頃、Web-shopが起動にのりとっても忙しかったので、いろいろと調べて、初心者でも手軽なそしていつかTVで見た厳しく育て糖度が非常に高くなるという*永田農法*を選んだのだった。

「もう他の野菜は食べられなくなる位美味♪♪♪」ちょっと自画自賛すぎるホシコさんかもしれないが、確かにヒヨドリ界のグルメ王Beebyも永田農法で作った野菜に関しては同意見だ。

ホシコさんは、永田先生にお礼に行こうと、八ヶ岳からはるばる池袋の一日講習に出かけた。

そこで永田先生に「ホシコさん、永田農法で苺を作ってみたらどうかね。永田で作ると砂糖なしでジャムが作れるよ。」
などと誘惑的な言葉を頂いてしまったのだ。

初めて作った野菜たちの甘さときたら!!これで大好きな苺を作ったら♪♪♪
砂糖なしの苺ジャム♪その言葉は、ホシコさんのハートに見事に突き刺さったのだ。

でも、意外と小心者で慎重な山羊座のホシコさんは、まずは試しと、ちょこっと数株ほどの苺の苗を愛情こめて育て始めた。



ピッカピッカの苺ちゃん。太陽に輝いてキラキラ赤いなんて綺麗♪なんて素敵♪なんて声かけながら永田農法の苺はピカピカと育っていった。

ギリギリ完熟を待って待って、ついに明日は初収穫・・・可愛い藤のカゴもって、赤ずきんちゃんの様ににウキウキ庭に出てみれば・・・

「・・・昨日まであんなに輝いていた赤い苺が全然ない・・・」

なにが起こったのかもう脳震盪状態
でも、翌日、少し色づいてきた第二弾の収穫を・・・

「やっぱり、ない。。。」農作業初心者のホシコさんは、まだ、鳥獣害のことに疎かったのだ。

翌日、第三弾、さずがにホシコさんは賢くなって、早朝6時前に庭に出た。

「あっ」「Bee~~by」一人と一羽の目があった!しばらく沈黙が流れる。

「普通、人間がそばに来たら逃げるでしょ!!!」

"Bee!!!==!!==!!=Bee!!!"ホシコさんの大声で Beeby@ヒヨドリは叫声をあげて飛び立った。

後には、綺麗にくちばし型にカットされたシュガーな苺が残された。


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「あなたには前歴があるでしょ!」厳しいホシコさんの声が飛ぶ。

「あの年の攻防戦で私は疲れ果て、以来苺は作ってないの。シュガーな苺はほとんどあなたが食べちゃったじゃない!!!」

"Bee=eee==!!!”(あれは、先代のBeebyです。ヒヨドリは5年位しか生きません!)

「私は調べたの。野生のBeebyは4~5年の命らしいけど、飼育されたヒヨドリは10年以上生きる場合もあるそうよ。あなたの場合、*鳥ママ*ハナコさんやお近くの別荘の方々からとっても過保護にされているから飼育されているも同然よ!」

"Bee~~bee^^"(僕たちはとても懐く鳥で飼い主を判別できる賢さで平安時代貴族に尊ばれ飼われていたけれども、今では、野鳥の飼育は禁じられているんだから、僕は野生のBeebyだ!)

「毎年、冬のシュガーなキャベツや小松菜がクチバシ模様でカッティングされているのは誰の所為?」

シラ〜〜〜(アレは僕のARTだ!キャベツも小松菜もとてもシュガーでヘルシーで大満足合格Bee~♪)

「春の椿、梅、桜の花々を食いちぎり・・・さくらんぼやジューンベリー・・・にエトセトラ、昨年達人師匠におそわり強剪定した為ほんの数個しかならなかったドでかい貴重なブルーベリーも、私たちが研修から帰ってくると、なにもなくなってたわよね。」

シラ〜〜〜ラララ・・・

「ご近所のラズベリーも網の中に簡単に侵入して食べてたわよね。」

シラ^^^シラ^^^シラ・・・ナイ・・・

「やっぱり、昨年、私がとっても大事にして代々種を受け継いで育てていた美味なるブラックピーナッツを食べたのはあなたでしょ!!」

””BEE!! BEE!!!BEEE!!!”””(濡れ衣ビー!!!!ピーナッツの皮を見事にむいて中身を食べ殻だけが綺麗に残っていた事件。農大のアグリカント先生が、手先が器用な動物じゃないとそんな技はできないと言ってたBee===!!」

「でも、ハクビシンやたぬきが侵入した気配はない!!!」

”bee...”(誰とは言いませんが、うぎゃーうぎゃーといつも変な鳴き声でホシコさんを笑わせているあの黒い鶏が・・・怪しいと・・・シュガーなスイカも割っているのをみたことがあるのでビーーー)

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八ヶ岳南麓の青空の下

今日もホシコさんが2階のベランダで洗濯物を干している


僕は、大きな枝垂れ桜のてっぺんで
おはようの歌をうたってる

途中で物真似上手のうるさいガビ子(@画眉鳥/侵略的外来種に指定されている)が参入してGA~Bee Ga~Beeのデュエットうたう♪

何故に歌わぬホシコさん
、3人揃えばきっと愉しい三重奏♪♪♪

シュガーな苺を食べたこと
まだまだ恨んでいるのかな?

過去のことは過去のこと


僕たちは瞬間から瞬間へと生きているので
そんなことは気にしない

長い間、同じ敷地に住んでいるのだから
僕たちは家族でしょ!??? NNN
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今は亡き永田照喜治先生に感謝を込めて・・・
★ホシコとBeeby(≖ ‿ ≖)ペコリ★

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