楽しい会社のサボり方
皆さんこんばんは。今日も楽しいブラックジョークのお時間です。
いよいよ桜が咲き、春がやってきましたね。もうすぐ命懸けの奴隷労働が始まる新卒の皆さんにとって、これが純粋な心で桜を見ることのできる最後の機会になるかもしれません。マスクもしなくて良くなったことですし、思う存分お花見を楽しみましょう。
え、来年も穏やかな気分で桜が見たい?
うーん、、、困りました。いえ、あまりダラダラと前置きを引き伸ばしても仕方ないですね。
本当は秘密なのですが、いつも応援してくださっている皆様に向けて、今日は特別に会社のサボり方を紹介しようと思います。それでは早速本題に入りましょう。
架空の会議
会社員のスケジュールは、スケジュール管理ツールを使って行われ、常に社内で共有されています。具体的には、OutlookやGoogleカレンダーを使っている企業が多いですね。
誰かと会議をする必要が生じた時、その人のスケジュールを確認し、空き時間に会議招集をかけるというのが一般的な使い方です。特に新入社員はこの手の業務を任されることが多いので、早いうちに慣れておくとよいでしょう。うまく日程調整できると感謝されること待ったなしです。こういう細かな業務の積み重ねで信頼を得ることができます。
ところで、社内には毎日のスケジュールがぎっしり詰まっている仕事好きな方も多数いらっしゃいます。全出席者の都合が合う時間がなければ、他のミーティングの時間をずらせないか頼み込むなどの対応も必要になってくるかもしれません。スケジュール調整は意外と大変な業務です。先輩社員への交渉なんて、気力を使ってしまいますね。そうだ、疲れたらサボりましょう。
方法は簡単です。
まずはサボりたい時間に会議を招集します。対象者は自分1人で、タイトルはなんでもいいです。あとは内容を非公開設定にすれば、はい終わり。架空の会議ができあがりました。他の人からは「非公開の予定」が入っているように見えるので、この時間にこっそり離席してサボっていれば、周りの人たちは「アイツは何らかの仕事をしている」と誤解してくれます。ちょろいですね。
応用編として、取引先との会議を捏造したり、移動時間を長めに見積もったりして、オフィス外に出る理由をでっちあげるのもおすすめです。オフィスにいなくてよいと、サボりの幅も広がりますよ。パチンコでも映画でもなんでもありです。
マウスムーバー
会社員たるもの、セキュリティ対策は非常に重要です。お酒の席で飲みすぎて大声で企業秘密を話してしまったりだとか、社内環境にアクセスできるPCを置き忘れてしまうだとか、そういったリスクには常に気を配る必要があります。入社初日に配られるオフィスの入館証ですら、紛失は絶対に許されません。
就活中は攻撃力ばかりアピールしがちですが、最低限の防御力があることは大前提です。でも、毎日こんなことばかり気にしていると、集中力を使ってしまいますね。そうだ、疲れたらサボりましょう。
さて、会社から貸与されるパソコンは、一定時間放置されているとロックがかかったり上司にアラートが飛ぶなど、セキュリティ対策が施されている場合があります。このおかげで紛失しても多少は安心感を得られるため、セキュリティ対策はどうぞしてくださいという感じですが、厄介なのはこれがサボり対策にもなってしまっている点です。画面がロックされると、Microsoft Teamsなどのステータスがオフラインや離席中になってしまうじゃありませんか。これは困りますよね。
そこで便利なのがマウスムーバーです。マウスムーバーとは、マウスを自動で動かしてくれるもの全般を指す言葉です。マウスさえ動いていれば、画面はロックされませんからね。
具体的な方法としてPC内に専用ツールを入れる方法もありますが、セキュリティソフトに感知されるおそれがあるため、外部から物理的にマウスを動かした方がよいと思います。
大昔はメトロノームや扇風機にマウスのコードを結びつけて自動で動かすなどの方法がメジャーでしたが、今はクラウドの時代です。もっと静かで簡単な方法をご紹介いたしましょう。
最近の私のおすすめはYouTube動画です。こちらの動画を古くなったスマートフォンなどで再生し、その上にマウスを置いておくだけで、あら不思議。自動でカーソルが動きます。便利ですね。
類似の動画は他にも多数あります。動画の長さや内容は様々なので、ご自身の都合やお手持ちのマウスに合ったものを選びましょう。使用の際は、スマートフォンの充電が切れたり画面がオフにならないように気をつける必要があります。それさえ気をつけていれば、周りの人たちは「アイツはいつも真面目に働いている」と誤解してくれます。ちょろいですね。
応用編として、下記のような専用機材も売っています。スマートフォンがないという方は購入してみるのもおすすめです。多少のお金は必要ですが、幸せを得るための自己投資を惜しんではいけません。
他人に丸投げする
就活中は「仕事は複数人での協力が大事」などと言われますが、実際は1人で黙々と取り組まないといけない業務も多数あります。例えば、会議に向けた資料作成や、自分の担当する領域への問い合わせメールの返信などがその典型でしょう。個々人が高い能力を持っているからこそ、集団になるとさらなる成果が期待できるわけです。まずは個人のスキルを磨き、「◯◯については俺に任せろ」と胸を張って言える分野を作ると、自己肯定感も周囲からの評価も鰻登りです。
でも、それでもですよ。1人で業務をするのって大変ですよね。その状態まで持っていくこと自体も大変だし、下手に周囲から頼られてしまうと、忙しくてすぐに体力がなくなってしまいます。そうだ、疲れたらサボりましょう。
さて、なんと幸運なことに、皆さんの会社には圧倒的なパワーがあります。歴代の先輩社員たちが血の滲むような努力をして築き上げてきた会社のブランド価値、資金力、営業ルートなどが蓄積されています。これがあれば、なんの実績もない新入社員であっても偉そうにし放題、会社の実績と自分の実績を混同して語り放題です。嬉しいですね。
ところで、大企業の業務の多くは、社員が青写真を描き、下請け会社や非正規雇用の人が実働するという運用になっています。営業でいうと新規開拓のテレアポ、エンジニアでいうと設計書に沿った開発あたりの業務が下請けに回されやすいです。
はい、ここまで読んでくださった皆さんならもうお分かりですね。彼らの自主性に期待し、現場の判断を尊重し、何かあったらすっとぼけて責任を押し付けましょう。下請けは立場が弱いですから、パワハラにならない程度に業務を任せれば大抵のことはしてくれます。
いやー、気持ちいいですよ。年上の優秀なおじさんたちを働かせて、その成果を自分のもののように語るのは。あの快感はパクツイでバズった時のそれに匹敵すると言っても過言ではありません。これをするだけで周りの人たちは「アイツはマネジメント能力がある」と誤解してくれます。ちょろいですね。
応用編として、下請け先の担当者と結託して架空の実績を作り上げたり、苦労を針小棒大に語るという方法もあります。裏切って暴露されないように気をつけつつ、いろいろ工夫してみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。文字数の関係で3つだけになってしまいましたが、仕事をサボるテクニックは、今日紹介したもの以外にもまだまだたくさんあります。
人間は人それぞれ、違う個性を持っています。努力できない遺伝子を持った人や、自己肯定感が醸成されない環境で育った人もいるでしょう。
でも、大丈夫、安心してください。下記のように、辛いことからは全て逃げれば解決です。
人間の細胞は半年で全て入れ替わるそうなので、半年後の自分が苦労するとしても、それは他人の話です。そもそも、何が起こるのかわからない将来のために今を犠牲にするなんて馬鹿げていますよね。今の自分は
未来の自分他人のために生きているわけではありませんし、未来のことは未来の自分他人がなんとかしてくれるでしょう。他人は自分に興味がありませんし、自分が不幸でも何も困りません。公立中学校から自称進学校に入った時を思い出してください。陰キャでもデブでもいじめられなかったでしょう。つまり、そういうことです。他人を貶めても自分の境遇は良くならないことを、賢者は理解しています。やる気がない社員に対しても、いじめたり怒ったりはせず、しっかりと見て見ぬ振りをして飼い殺してくれます。
なんだかんだ定年まで逃げ切れます。バブル崩壊から30年、チェスの世界チャンピオンがAIに負けてから25年、習近平さんが中国の国家主席になってから10年、皆さんの周囲は何か変わりましたか? 変わってないですよね。じゃあこれからもきっと変わらないでしょう。もし変わるとしたら、謎のウイルスで少子化がさらに加速するとか、行き詰まった大国が物理的・経済的な戦争を始めるとか、AIが人間以上の絵や文章を作るようになるとか、それくらい驚天動地な出来事が起きた時くらいだと思います。
いかがでしょうか。不安が払拭され、4月からの新生活が楽しみになってきたでしょうか。
社会人なんて偉そうなことを言っていても、人間は簡単には変わりません。小学生から見ると高校生が大人にみえるように、大学生から見ると社会人が大人にみえるだけです。
大勢の人がそうなのだから、目の前の仕事に真摯に向き合い、周囲の人の気持ちを考えて真面目に頑張って働くだけで、上位2割には入れます。ということは、あと6割くらいは順位が落ちてもギリギリセーフですね。
最後になりましたが、苦しい就職活動を乗り越え内定を勝ち取った皆さんが、これまで積み重ねてきたものを全て忘れ、4月からも元気に明るく、好きなことだけをして楽しい生活を送れることを心よりお祈り申し上げ、記事を締めようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ほしの
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