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ご近所さんと、もっと繋がりたい。その1の「98WINEs」

築200年ぐらい?と言われる、古民家を息子と一緒に引き受けました。この場をどう利用するか思案中のため、とにかく3世代分が溜め込まれた家財を通いで片づけ中。

何回か通ううち、片付けもやらなくちゃいけないが、やはりこの地の人ともっと繋がっていきたいという気持ちが湧いてきた。そこで「人に会う」というアクティビティーを積極的に加えることにした。

今回、押しかけたのは「98WINEs」さん。私たちの旧家からは車で10分ほど。地方では完全なる「ご近所さん!」。富士山が望める地にワイナリーとデザイニングされた空間のカフェがある。残念なことに訪れた日は生憎の雨模様で富士山を拝める事はできなかった。

この「98WINEs」さんを紹介する他の媒体で使われる写真はどれもこれもステキな切り取りです。でも私が好きなのはタイトルまわりに使った写真。ぶどう畑の向こうに修繕中の古民家と軽トラがあるこの風景。新旧のアーキテクトと日常が存在しています。なんだか嬉しい光景だなぁと思います。

午前中からテイスティングしたかったのですが、午後からのお片づけを考えて私はおとなしくカフェラテ、息子のソラはまだまだオコチャマなので葡萄ジューズを注文。お忙しい中、醸造家の平山繁之さんと吉留明子さんが私のインタビューにお付き合いくださいました。多分、幾度となく同じ質問されたと思うのですが、その一つ一つ丁寧に答えてくださったのと、私たちの「覚悟」を問う内容が多く含まれていました。

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なぜこの地なのか?という事、この地域での人との関わりの事、気候の事、今までの経験の事などはもとよりですが「古民家」を所有する事やモチベーションをどう持ち続けるかということを、ご自身のつくり手の経験から出てくる説得力のある厳しいコトバが私たちの気を引き締めてくれました。

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ワインを通して、人との出会いを作っていく場らしく、ディスプレイされているワインも含めて、この空間に置かれているモノが、人の繋がりでここに来たモノたちで飾られている。

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そして、人をリラックスさせる質感や空気感や設えが「また来たいなぁ」と思わせる。ウチは全くトーンが違うとは思うが、「また来たいなぁ」と思える設えがしたいと思う。

ロゼだけで3種のグラフィカルなエチケット。どのエチケットも魅力的です。今回はロゼ の「霜」と白の「霜」を1本ずつ買い求めました。2日後に、やはり「ご近所さん!」が作ったパンと一緒にいただきました。平山さんたちは甲州ブドウとマスカット・ベーリーAを使っています。私の中で、ここ何年かでベーリーAのイメージは本当に変わりました。日本、甲州のユニークなワインが身近になったからかもしれません。

ワインは大好き!でも味や感想を述べるのは苦手なので、ワインのテーストについてはここでは記録しませんが、幸せな夕食の時間を過ごしました。自分が「おいしい」と思い「しあわせ」「たのしい」と思う食の時間が過ごせればそれが一番と思います。これから旧家での食の楽しみが広がります。

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いつか、お客様ではなく「ご近所さん!」と思ってもらえるようなコミュニケーションがとれるかしら?それはやっぱり私たちの強いモチベーション次第だよねぇと思う次第。


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