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奥座敷の片づけ、床の間に花をかざってみた。

親戚のコトバを集約すると築150年から築220年と言われる、古民家を息子と一緒に引き受けました。この場をどう利用するかは、はっきりとは決まっていないため、とにかく3世代分が溜め込まれた家財を、通いで片づけ中。

6月最初の週末は私一人でコツコツと。今回は奥座敷の片づけ!と心に決めていたのだが、いろいろな場所が気になって余計な事をし始めてなかなか進まない。それでもがんばりました。

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北海道のクマの置物はご愛嬌!花器もありもので、ぶどうの房が描かれている。花は門の脇に咲いていたものを生けてみた。なんだか季節感もテーマもバラバラだけど、なんとなく形になっているから良しとする。心もなんとなく落ち着くから不思議なものです。

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この奥座敷を片づけていて、お宝?が発見。20数点の掛け軸と天秤ばかり。40匁と200匁が計れるらしい。何を計ったのか?今は確認する手立てはないが、お蚕をやっていたので絹を計ったのではないかなぁと思われる。おじいちゃんの頃はかなりこの家も栄えていたと聞くので、「金」でも計っていたかもなぁと、いらぬ妄想もしてみたりするが、金らしきものは出てこず、クマの置物の下からかろうじて「旧500円札」が出てきただけだった。

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裏のプラム畑は今「摘果」で大忙しのようです。スモモは、ひとつの花芽に花が3つ咲くとかで、見た目たくさんの実がついています。9割は落とされるという過酷な選抜試験です。「摘果」を行わないと養分が分散してしまい、サイズが小さかったり、味が悪かったり、酸味やえぐみが強いなどの「美味しいプラムができない」状態になってしまうとか。畑に「ポトン、ポトン」という音が響きます。硬い実である事がわかります。もったいない感じもしますが、7月には美味しいプラムに出会える事でしょう。

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さて、週明けの月曜日。本来なら朝一のバスと電車で東京の会社に向かうのですが、今回はこの地方の事や、起業支援、空き家支援の事、この地方で頑張っていらっしゃる方などの事で甲州市役所のミヤガワさんを訪ねた。今回はミツモリさんもご同席いただいた。ありがとうございます!ミヤガワさんには、この旧家を引き受ける前にもお会いしていたし、メールでの情報をいただいていたりした。やっぱり直接あって話をするとネットではわからない「地」の情報が得られて訪ねた甲斐があった。ここでオヤジギャグをかまそうかと思ったが、ちょっと踏みとどまる。。(わかる人はわかる)

この甲州市役所庁舎は旧塩山シルクショッピングセンターだったところを整備改修したもの。お片づけしていて大量の「シルク」の商品券が出てきて、地元を知らない私は小躍りしていたのだが、今となっては紙切れ。。。地方において「集客は全体で、売上げは個店の努力で」という商業的協同事業の難しさを庁舎を見てしみじみと感じた次第。

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さてさて、広い旧家なのでここにいるだけで歩く歩く。土曜日1日の歩数は22,430歩。日曜日1日の歩数は26,587歩。今回もいっぱい働きましたが、先はまだまだ続く。勇気をもらえそうな人たちとも出会えそう。


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