見出し画像

無趣味な私の趣味が終わった日


こんにちは。きらきら。

無趣味の干子です。
4文字のプリクラ機がやたら流行ってた世代です。


現在さすらい無趣味の私にもかつて趣味がありました。

それは推し事!
何年も応援している大好きな推したちがいたのです。

ライブに行ったり、色んな種類のCDを買ったり、チェキを撮ったり、
新しい公式情報を追いかけて、会場が大きくなっていくことにしみったれた寂しさやファンが着実に増えていく喜びを抱いたり、
辛い日にも嬉しい日にも曲を聞いて、次に行けるライブの日を待って、
それはそれは楽しい推し事でした。(激重)


ある日のライブ後。

いや〜今日も楽しかったなァ〜〜


ゑ?

ライブ直後、推したちは解散しました。
というか消えました。
突然。ほーんと突然。

有識者によると解散の匂わせはあったらしいのです。
好きすぎて批評とか議論とか見たくない派閥オフライン応援ガラパゴス参戦な私にそんな情報はありません。

ふっつーに楽しくて楽しくて、あの演出が良かった、衣装はこれだった、生歌っていいな、あれ知ってる曲に知らない歌詞ついてる、などなど心拍爆あがり〜↑↑の、余韻に浸るつもりがジェットコースター地獄行き。

仰げば尊死→我が死の不穏


そういうドキドキは望んじゃいなかったんだぜ。

推したちはいなくなりました。

夏バテ知らずの食いしん坊なのに初めてご飯が喉を通りませんでした。
食べてみても味気ない。
「砂を噛むよう」という言葉の意味を実感するなどしていました。

最初に表現した人はどんな体験をしたのだろう


誇張なしでしばらく泣きまくっていました。

全員が好きでした。
この子が特に好み! というのはあったものの、全員が大好きでした。

解散したって個人個人を追いかけることも出来たのでしょう。
でもどうやら私はあのひとたち全員が揃って歌って踊って喋っているのを見るのが好きだったようなのです。
ひとりじゃ違うみたいなんです。
箱推しだったんだよォォ……。


かくして私の趣味はなくなりました。


今は三日坊主を繰り返しながら、いろんなことに手を出してみています。
それはそれで楽しいような気もしてます。
でもまた何かに熱くハマりたいような気もしています。

余談ですか、その解散から結構経つのですが、あまりに突然の解散がトラウマ化しているらしく推しの曲が聞けないままになっています。

聞きたいのに、聞こうとすると、ア゛ア゛ア゛ア゛アーーーーーー! と声が出ます。
昔のやべぇこと思い出して声が出ちゃうやつに似ています。

割り切れない1/3の純情な感情


それでもいつかまた聞ける日が来ると良いと思っています。
やっぱり忘れられず大好きだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?