SLMの作成方法
前回ご紹介したITサービス利活用ステップで作成するSLMの作成方法を書いていきます。
SLMには、以下を決定していきましょう。
①アプリケーション運用
-可用性(サービス時間、計画停止予定通知、稼働率等)、信頼性(平均復旧時間、システム監視基準、障害通知プロセス/時間)、性能(オンライン応答時間、バッチ処理時間)、拡張性(カスタマイズ性、外部接続性、同時接続利用者数)
②サポート
-一般問い合わせ、サービス提供時間帯
③データ管理
-バックアップ方法、バックアップデータの保存先、データ消去の要件等
④セキュリティ
-アプリケーションの第三者評価、情報取扱者の制限、情報取扱環境、通信の暗号化レベル等
SLMは、業務改革プロジェクトチームと定期的な会議を開催してITサービスやITサービス利活用状況を確認し、合意します。
SLMの分析結果を踏まえ、SLM自身の改善策も検討し、改善策としてまとめ、「ITサービスレベル評価報告書」を作成します。
ITサービスレベル評価報告書の作成後、IT戦略プロセスへ報告し、本プロジェクトを終了します。
これで、IT経営実現領域のご紹介は終了となります。
次回は、IT経営共通領域について書いていきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?