【最新調査】テレワークの生産性
テレワークを既に1年以上している方も多いかと思います。
2020年の初頭は、慣れないテレワーク導入で苦労した企業が多いです。
特に、管理職の方は見えない部下の評価に悩みます。
また、テレワーク勤務は(日本では)生産性が上がらないという調査結果が昨年には発表されました。
しかし、それは当たり前でしょう。
慣れない働き方でいきなり生産性が上がる人なんかいません。
では、1年が経過した今の生産性はどうなのか。
最新の調査結果が出ていましたので、一部抜粋してご紹介します。
調査結果ですが、業種別のテレワークによる生産性調査結果となります。
①IT業界
IT業界はなんと87%となり、約90%近い人が生産性が上昇したと回答。これはもう、出社に戻さないほうが間違いなく良いです。
②製造、建設、小売
約85%が生産性上昇と回答。ただしこれはテレワーク勤務ができる人の回答のため、事務職の方の回答でしょう。
③金融、不動産
約78%が生産性上昇と回答。米国においては、金融業界はオフィス回帰の動き(前回ご紹介しました)がありました。金融とテレワークの相性は悪いのでしょうか。
④医療、介護
約68%が生産性上昇と回答。
結果として、IT系が90%と最も高く、医療・介護が60%台という結果でした。
ただ、ITの90%はすごいですね。
10%の方は何かしら不満があるのでしょうが、オフィスの必要性を改めて再考する必要があるでしょう。
この調査結果は、オフィス勤務と比較して生産性に問題がないという回答ではなく、生産性が上がったという回答です。
100人中、90人がテレワークで生産性が上がったと回答したのに経営層の都合でオフィスに戻されるという事はあってはなりません。