「天才ミライの未来。」 <短い小説>
ミライは、自分でも天才だと信じていたし、世界もそう信じていると思っていた。
まるでそれが「あなたの名前はミライです。」と同じことのように、生まれた時から天才なのだと。
ミライは、7歳で宙に浮く車を発明した。
8歳で全ての家事を自分で行う知能が備わった家を設計した。
9歳で携帯やパソコンといった機械が必要ない、空気がパソコンや電話になるエアーネットを開発した。
14歳で、犯罪をしようとする人をその場で捕まえられる、エアーポリスを発明した。犯罪をしようと動いた瞬間に、そ