見出し画像

サラリーマンと経営者ってどっちが良いんですか?

こんにちは。one net代表の星です。

今日は、弊社のメンバーをはじめ20代30代の方からの
よくある質問のなかから
Q.結局サラリーマンと経営者ってどっちが良いんですか?
という質問を取り上げようと思います。

サラリーマンと経営者
どちらの立場も経験した私なりの
それぞれのメリットデメリットをお答えしてみようと思います。

回答として、結論どっちが良いです!という答えではないので、
読み進めつつご自身と向き合いながら参考にしてもらえると嬉しいです。


◆サラリーマン時代を振り返ってのメリット/デメリット

<メリット>

いま当時を振り返って、
サラリーマンの一番の良さは、
“なにも考えなくていいところ”だと思います。

会社に守られているという大前提があるので
決まった時間に会社に行けばなんとなかなるという
日々を送ることができます。
福利厚生や有給申請、給与も勝手に振り込まれていきますよね。
いまの経営者の立場から振り返ると、
何も考えなくて良かったと思いますが
当時で言い換えるならば、考えることが限られていて、
自分自身のことに集中できる環境があるというのはメリットじゃないでしょうか。

当時は、日々のノルマのことしか頭にないのでノルマのことばかり考えていました。

仕事のやりがいの部分でいうと、
会社が与えてくれるものって報酬と名誉なので
そこを追いかけていたように思います。
会社のなかで役職が上の人が偉いというのがあるので、
自分も偉くなりたい。そのためには成果が必要で成果を上げたい。という
考えだったかと思いますね。

<デメリット>

ノルマを追いかけながらも感じていたのは、
「会社の先は見えるけど、自分自身の先は見えない」ということです。

会社で上に登っていくという絵は描けるけど
その先の将来どうなるかは何もわからないという不安がありました。

会社の枠の中でしか生きられないので、キャリアの選択肢が限られたなかで
今振り返ってみても難しい状況ですよね

◆経営者としてのメリット/デメリット

<メリット>

“自由だな”というところが一番ですね。
例えるならば、サラリーマンは実家に住んでいる状態で
経営者は一人暮らしを始めたくらいの違いがあるのかなと。

自分で独立して動けるところが大きく違うと思っていて、
組織にいると組織に順じないといけません。
それこそ実家にいると親に順じないといけないけど
一人暮らしだとご飯を食べる時間も決められてなくて、
何時でもいいし食べなくてもいい、限りなく自由ですよね。

他のメリットとしては、
自分の仕事のやりがいをダイレクトに感じられるところでしょうか。

サラリーマン時代は
自分の仕事がその先でどうなっているか分からないまま、
そこまで考えないで仕事をしていましたが
経営者になったときに自分のしている仕事というものが
社会のどこの部分にダイレクトに役立っているかというような
世の中のためになっている実感があるですよね。

働きがいや仕事のやりがいもサラリーマン時代に比べたら
大きいかもしれません。

<デメリット>

あえて挙げるならば、
“自由であるからこそ責任が大きい”ということです。

従業員の人生や生活を預かっていますし、
会社の業績も上げていかないといけない。
会社に自分自身もコミットしていかないといけない・・
など会社のことを考えて責任が伴います。

私自身はデメリットとは感じていないですが、
人によってはデメリットと感じるところかもしれません。

サラリーマンのときは、
これさえやっておけばいいというある程度の妥協ラインがあって
最終的には責任転嫁ができる部分があると思うんですが、
経営者はそれが出来ないので、
最後の後始末をやらなければいけない立場になりますね。

もう一つデメリットを挙げるとするなら、
「一人で仕事をしたい」が出来なくなることでしょうか。
常に誰かとやりとりをしていないと仕事がままならないので、
一人で悠々自適に、といった働き方は難しいです。

それでいうと、個人事業主として一人でやっている方は
一人で仕事ができる点が羨ましいな・・と思います。

============================

ここまで、いかがでしたか?
サラリーマンをしていた頃を思い出しながら、
そして経営者としての今を顧みながら書いてみました。

いま振り返ると、
プレイヤーで営業のノルマを追いかけていた私が、
転職して初めて経営者っぽいことを初めてやらせてもらったときは
大きなカルチャーショックを受けました。

これまでは与えられたノルマを達成することだけを考えていたのに
何もないまっさらな状態にいきなり放り込まれて
誰も何も教えてくれないし、ルール作りや採用から・・と困惑しましたね。

立場が変わったことでの気づきも多くありました。
プレイヤーとして営業をしていたときに抱いていた
こんなに売上を作っているのにどうしてお給料はこの金額なんだろうという気持ちも
初めて会社の裏の作業がたくさんあることを知って
会社の全体をまわす大変さを思い知りました。

また前の会社で、あの時こういう考えをしていて
だからプレイヤーにこういう指示をしていたのかな・・と
当時は分からなかったことを紐解いて分かるようになりました。

とにかく壁にぶつかって乗り越えていくうちに
少しずつ経営者として出来るようになっていったと思います。

今回の質問
Q.結局サラリーマンと経営者ってどっちが良いんですか?

私の回答として、
あなたはどうしたいのか?だと思います。
この質問をされる方は、
一時的にプレイヤーの仕事に飽きたり、嫌になったりしたタイミングの方も多いです。
その時は、何をしたいのか一度よく考えてからもう一度来てほしいと伝えると思います。

以前弊社の新卒メンバーに、いくらくらいの年収が欲しいの?と
聞いてみたことがあったんです。
その時に600万円くらいですかね、と返ってきました。
年収は高い方が良いというのは誰もが思うことですが、
どうして600万円なのかという部分を
深く考えている方は少ないんじゃないでしょうか。

「考える時間を作る」ということが、とても重要だと思っています。

仮に最初にプレイヤーをやりたいという思いがなかったとしても
就職したら適性を考えずに最初はプレイヤーに放り込まれて
ノルマやプレッシャーを与えられてしまう。
プレイヤーの皆さんにはノルマに縛られずに
自分の人生をじっくりと考えてみてほしいなと思いますし、
考える時間をとれるような社会の仕組みを作るべきだと感じています。

私も経営者としてのメリットデメリットの部分は、
あくまで現状での考えなので、今後また変わっていくかもしれませんが。
今回の記事が、どなたかの参考になればうれしいです。

応援しています!

代表プロフィール:星 祐貴
・北海道生まれ北海道育ち
・小中高(〜2006年)は名寄市に住んでいました
・2006年に大学へ進学し函館に(2006年〜)
・2012年に就職を機に札幌へ移住
・2016年に株式会社one netを創業
・北海道にベンチャー企業が増えれば活気が生まれるのではないかと思い、現在は北海道の地にベンチャーエコシステムを創るために奮闘中
・好きなことは新規事業の立ち上げと最近はSNSでの発信
・たくさん食べてもなぜか太らない体質


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?