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文化の交差点マンチェスターを歩く

イギリスへと飛び立ってから間もなく一週間。

今回は、渡航先として選んだマンチェスターについての理解を深めるため、街の特徴について雑記のようにまとめてみようと思う。

なお、渡航の経緯や渡航までの準備については以下の記事をご覧ください!

マンチェスターという街について

着いた時に感じた自分なりの印象を大切にしたいので、最初からどんな街かは調べず、しばらくぷらぷらと歩いてみた。

駅に到着

建物の様式は、ザ・ヨーロッパといったところ。到着したのは土曜日のお昼だったため、マンチェスターの中心部の人通りはまばら。

すれ違う人や、バスを待っている人を観察してみると、様々な人種、国籍の人が多い印象。

4月時点でも肌寒く、日によっては冬並みに寒い。さらに雨がやたらと多く、ここ一週間はほぼ毎日雨が降っていた。

中心部はだいぶ街として発展している印象だが、少し離れると、ヨーロッパらしいのどかな景色が広がっている。

治安については、アメリカほど危険な感じはしないし、街中におかしな人がいるわけでもない。

警戒していればスリなどに合う可能性はそこまで高くなさそうだ。(あくまでも自分の感覚です)

色々な国の料理を食べられる屋台などもあり、店員さんたちはオープンで温かい。

街の空気も澄んでいるように感じる。

とまぁこうした自分の第一印象を大切にしつつ、基本情報についてAIに聞いて調べてみた。回答は以下のようなもの。

マンチェスターはイギリス北西部に位置する大都市で、以下のような特徴があります。

イギリス第2の都市圏
マンチェスター市だけで人口約54万人と、イギリス国内で5番目に大きな都市です。周辺地域を含めたグレーターマンチェスターでは約280万人の大都市圏を形成し、ロンドンに次ぐ規模となっています。

多文化都市としての側面
マンチェスターには多くの移民が暮らしており、特にアジア系住民が多いのが特徴です。移民街の特色を生かしつつ、部外者も歓迎される雰囲気作りに成功しています。中華街もあり、多文化が融合した都市となっています。

留学先としても人気
マンチェスター大学など有名大学が集まり、留学生が多く集まる都市の一つです。サッカー留学など独自のプログラムもあり、学生向けの環境が整っています。マンチェスター大学など4つの大学が集まるヨーロッパ最大の学生都市であるため、若年人口が多く、学生向けの環境が整っているのも特徴と言えます。

交通の便が良い
マンチェスター・ヴィクトリア駅を中心に、市内の移動に便利な交通網が整備されています。バスやトラムを使えば、市内のどこへでもスムーズにアクセスできます。ロンドンから電車で約2時間半、リバプールへも電車で1時間弱程で行けます。

産業革命の中心地から現代的都市へ
19世紀の産業革命時代には工業都市として発展しましたが、現在は商業・企業都市として栄えています。古き良きイギリスの面影を残しつつ、モダンな一面も持ち合わせています。

サッカーと音楽の街
世界的に有名なサッカークラブ、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティのホームタウンです。音楽シーンも盛んで、学生の街でもあるためアート、ファッション、エンターテイメントが充実しています。1980年代後半から90年代初頭にかけて、マッドチェスターと呼ばれる音楽シーンが花開きました。インディーロックとアシッドハウスが融合した独特のサウンドを生み出し、オアシスなど有名バンドを多数輩出しました。

以上のように、マンチェスターは歴史と現代が融合した魅力的な都市であり、特にサッカーや音楽、学生生活を楽しみたい人におすすめの留学先と言えます。

AIが生成

最初に感じた印象と近しい結果も出てきており、実体験を元に理解が深まったように思う。

多様性があり、違う国から来た人に寛容な印象は確かにある。自分が一人で街にポツンといても、受け入れてもらえているような感覚を持った。

他の国で例えるなら、昨年夏に渡航したバンクーバーに近い。以下は、バンクーバーに行った時の様子。

では、実際どのくらい多様性があるのか、具体的な数値をAIに聞いてみたところ、以下のような結果となった。

2011年国勢調査データ
- ヨーロッパ系: 約79% (うち白人イギリス人約59%)
- アジア系: 約13% (うちパキスタン系約5%)
- アフリカ系: 約5%
- 混血: 約3%
- その他: 約1%

Manchester Ethnicity Pie Chart 2011

これは10年以上の前のデータなので、その後割合がどうなっていったかAIに聞いてみた。

過去の傾向と全国データを参考に、以下のような変化が予想されます。

- ヨーロッパ系の割合がやや減少
- アジア系、特にパキスタン系の割合が増加
- アフリカ系の割合が微増
- 混血やその他の割合が増加

Manchester Ethnicity Pie Chart 2021 (Estimated)

イギリス全体の傾向を見ると、ヨーロッパ系の割合は減少し、アジア系やアフリカ系、混血の割合が増加しています。 マンチェスターでも同様の変化が起きていると推測されます。

マンチェスターは古くから移民を受け入れてきた多文化都市であり、特にパキスタンなどのアジア系コミュニティが成長を続けています。今後もこの多様化の流れは続くと予想されます。

マンチェスターは、イギリスの中でも特に多様性に富んだ都市の一つであり、様々な文化的背景を持つ人々が共生しているのが特徴です。

AIによる全国データを元にした推測

なお、少し古い記事だが、移民の増加や移民政策については以下の記事が詳細に記載されていた。

参照:英国におけるエスニック・マイノリティ施策 ―多文化共生の観点から見た英国の取り組み- (財)自治体国際化協会 CLAIR REPORT NUMBER 307 (Aug 24, 2007)

上記のPDFの簡単な要約はこちら。

英国への移民の歴史と現状
・1960年代以降、旧植民地からの移民が増加
・2004年のEU拡大により、東欧からの移民が増加
・移民の流入により、賃金の押し下げや文化・アイデンティティの変容への懸念がある

エスニック・マイノリティ支援施策
・教育: 英語が不得意な生徒への支援制度(EMAG)がある
・労働: 人種差別禁止法により雇用差別が禁止されている
・住宅: 社会住宅の提供や、差別禁止の取り組みがある
・医療: 通訳サービスの提供や、文化的に適切なケアの提供が行われている
・社会参加: 各地域で独自の取り組みが行われている

在留資格制度
・就労目的の在留資格には、労働許可証が必要

以上のように、英国ではエスニック・マイノリティの増加に伴い、様々な分野で支援施策が実施されていることがわかります。一方で、移民の流入に対する懸念も存在しており、今後の動向が注目されます。

AIにより生成

移民政策は、移民の増加→規制→緩和や移民の増加→規制など、行ったり来たりしている印象。

社会情勢や経済状況、イギリス国内で起きた事件なども、移民政策の変化に大きく関係している。

直近はコロナもあり、人々の移動が制限されていたのだが、今年からビザの定員が増え、自分も渡航のチャンスを手に入れることができたのだ。

ちなみに、マンチェスターを本拠地とするフットボールチーム、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスターシティの2023-24シーズンの選手登録データを見ると、以下の国籍の選手が在籍している。

マンチェスター・ユナイテッドの選手国籍(2023-24シーズン)

国籍/選手数
イングランド13 ブラジル2 ポルトガル2 アルゼンチン2 フランス2 デンマーク2  スウェーデン1 カメルーン1 モロッコ1 オランダ1 コートジボワール1 北アイルランド1 スコットランド1 トルコ1

Manchester United Player Nationalities Bar Chart

マンチェスター・シティの選手国籍(2023-24シーズン)

国籍 / 選手数
イングランド7 ポルトガル4 スペイン3 ブラジル2 ベルギー2  クロアチア2 ドイツ2 ノルウェー2 アルゼンチン1 オランダ1 スイス1

Manchester City Player Nationalities Bar Chart

Manchester City FC - Official Website of Man City F.C.

ヨーロッパを代表するビッククラブということもあり、両チーム共に世界中から選手が集まってきている。

スポーツチームやそれぞれの国の代表選手の様相を見ると、その国らしさ、その国の多様性を感じ取れるのがスポーツの面白いところだ。

スポーツパブにも色々な人がいる

さらに、中心地から南に行くと、マンチェスター大学があり、沢山の学生を見かける。学生も世界各国から集まっているようで、多様性のある街を形作る大きな要因となっているのだろう。

学生街は緑も豊かだ。

なお、イギリスは日本ほどではないが、少子高齢化になりつつある。日本と異なる点は、こうした移民政策などもあり、人口が増加していること。

労働力が不足し、少子高齢化が進む現在の日本。新しいテクノロジーが日本の労働力不足の解消に一役買ってくれるという意見もある。

ただ、もし移民を積極的に受け入れるようになっていく場合、同じ島国であるイギリスの取り組みや街の様子は、未来の日本の参考になるのかもしれないなと感じる。

産業革命の面影を町並みに残しつつ、現代的なビジネスマンが颯爽と歩いているマンチェスターの景色を眺めながら、そんな空想に耽っていた。

このようにマンチェスターの多様性について色々と調べてみたのだが、もう一つ特に疑問に感じていたことがある。

それは、なぜこんなに毎日雨が降るのかということだ。こればっかりはまだ本当に慣れない。。

この件についてもAIに聞いてみた。

マンチェスターは、イギリス北西部に位置し、西岸海洋性気候に属しているため、年間を通して比較的多くの雨が降ります。大西洋からの湿った空気が流れ込み、ペナイン山脈にぶつかることで上昇気流が発生し、雨雲が形成されやすくなるのです。

AIの返答
AIにより生成

2023年のマンチェスターにおける月ごとの平均気温と降水量を示したグラフです。気温は赤色で、降水量は青色で表示されています。

グラフから以下のことがわかります。
・平均気温は夏場(7月、8月)が最も高く、冬場(12月〜2月)が最も低い。
・平均降水量は、10月に最も多く(86.7mm)、4月に最も少ない(52.7mm)。
・夏場から秋にかけて(8月〜11月)、比較的降水量が多くなる傾向。

マンチェスターでは、年間を通して比較的涼しく湿潤な気候が続きます。特に秋から冬にかけては、大西洋からの低気圧の影響を受けやすく、雨の日が多くなります。一方、春から夏にかけては比較的降水量が少なくなりますが、それでも年間を通して安定して雨が降るのがマンチェスターの気候の特徴と言えるでしょう。

AIの返答

このような結果になった。では、この雨の多さが世界的に見てどれくらいなのかというと、

マンチェスターの雨の多さを世界的に見ると、比較的多い方だと言えます。年間降水量は約800mmで、これは世界平均の約1000mmよりは少ないものの、イギリス国内では多い方に入ります。

特に10月から2月にかけては、大西洋からの低気圧の影響を受けやすく、雨の日が多くなります。一方で、降水量自体は東京などと比べるとそれほど多くありません。マンチェスターの雨は、しとしとと長く降る傾向にあるのが特徴です。マンチェスターが属する西岸海洋性気候は、以下のような特徴を持っています。

・偏西風と暖流の影響で、夏は冷涼、冬は比較的暖かい。
・大陸西岸の比較的高緯度に多く分布する。
・降水量は年間を通して安定しており、乾季・雨季の区別がない。
・大陸東岸の温暖湿潤気候と比べ、気温の年較差が小さい。

つまり、西岸海洋性気候は、海洋の影響を強く受けることで気温が安定し、一年を通して降水がある湿潤な気候だと言えます。ヨーロッパ西岸やカナダ西岸など、世界各地の大陸西岸に見られるのが特徴です。

マンチェスターの多雨な気候は、この西岸海洋性気候の特性を色濃く反映したものだと言えるでしょう。イギリスの他の都市と比べても、特に雨の多い地域だと言えます。

AIの返答

意外にも、降水量自体は世界的に見てもめちゃくちゃ多いわけではなかった。特徴として、しとしとと長く降ること、定期的に降ることが挙げられるそうで、確かにそうだと実体験を元に感じた。

なお、西岸海洋性気候についてもう少し詳しく調べると

西岸海洋性気候とは?
西岸海洋性気候は、大陸の西側の海岸沿いによく見られる気候です。「西岸」とは大陸の西側の岸のことで、「海洋性」とは海の影響を強く受けることを意味します。

西岸海洋性気候が生まれる理由は主に2つあります。

①偏西風の影響
偏西風は、西から東へ吹く風のことです。この風が、海から暖かくて湿った空気を運んでくるのです。

②暖流の影響
マンチェスターの西には、北大西洋海流という暖流が流れています。この暖流が、海水を暖めて気温が下がりすぎないようにしているのです。

西岸海洋性気候の地域では、1年中雨が多いので植物がよく育ちます。マンチェスター周辺では、ブナやコナラなどの落葉広葉樹林が見られます。

このように、西岸海洋性気候は海の影響を強く受けることで、夏は涼しく冬は比較的暖かい気候になっているのです。マンチェスターに行くと、1年中雨が多く緑が豊かな景色を楽しむことができますよ。

AIの返答

このように、第一印象として五感で感じたことが、知識として裏付けられ、定着した感じがある。この学びのプロセスは探究的だなぁと思う。(前職がそういった仕事だったため)

ここまで色々街の特徴などについて書いてきたのだが、最後に言及したいのは、やはりサッカーの文化についてだ。

マンチェスターと言えばやはりサッカーでしょ!!(完全に個人的な趣味)

先ほど書いたように、世界的に有名なビッククラブが二つあるのだが、現地に来てみないとその熱気は伝わらない。

スタジアムで観戦

街の中には至る所にスポーツパブがあり、出会う人とサッカーの話をすれば多くの場合打ち解けることができる笑

到着した翌日、日本人選手も所属するリバプールと、マンチェスターユナイテッドが試合をすることを知り、この機会は逃せないと観戦しにいくことを決めた。

そのお話は、次回へ続く。

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