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うつ病持ちの転職活動

2022年8月末から9月末の1ヶ月間、転職活動していた。その間のメンタル含め、記録しようと思う。

なぜ転職するのか?

なぜ転職するかというと、2つ理由がある。

  1. 病状やこれからのライフプランを考えると、在宅ワークのほうがいい。(今の職種では在宅勤務になる望みは薄い。)

  2. ストーカーのいる組織に属していたくない。

ということで、まずは大手の転職サイト、転職エージェントに登録し、求人を眺めてみることにした。

在宅勤務可で探してみると、あれ、意外とない…??
よく見るのはIT系(プログラマー、エンジニア)。それ以外だとデータ入力の派遣、とか?

私が希望している職(身バレ防止のため割愛)は求人が2つしかなかった。

ここ2つに賭けるのは厳しいので、もう少し条件を緩和して探してみようと思う。

書類の作成

転職になると、新卒採用とは違い、履歴書に加えて職務経歴書が必要になる。
転職したことのない私は、職務経歴書って何…?というところから始まった。

転職サイトのテンプレートに従って、記入していく。しかし私は公務員。これといってスキルらしいスキルがないことに気がついた。
どう経歴をアピールしたらいいのか…?

とりあえず書いてみて、転職エージェントさんに添削をしてもらうことにした。
書いてみないと何も始まらないもんね。

添削してもらうも、ほぼ修正なし(いいのかな?!?)

応募

書類ができたら、さあ応募!!
私は大手エージェント、転職サイト、地方エージェントを利用し、経理職をメインに応募した。30件くらい応募した気がする(多いのか少ないのかはわからない)。

いくつか書類通過をし、いざ面接へ…
面接というものが久しぶりすぎて、そして志望動機を正直そのまま(ストーカーがいる組織にいたくない・在宅したい)伝えたら落ちるのは確実なのでどうしようかとても悩んだ記憶がある。

結局志望動機をどうしたのか、その他質問はどうしたのか、何しろ1年前のこと、そしてあまりいい思い出ではないから思い出せない。

面接はコロナ禍ということもありリモートのものも結構あったが、どれも和やかな雰囲気だった。
けれども、経理=経営管理、会社の利益を追求していくまさにその部署であることを私は理解しておらず、面接で初めて知った(お恥ずかしい)のだが、私…これがしたいんだっけ…となってしまうこと多々。

もちろんそのあたりはおそらく面接官にも伝わっていたのだろう、面接は尽く落とされた。
最終面接までこぎつけたのは1件。
それも、社長に「あなたの理想な生活(仕事関係なく)はなんですか?」と聞かれ、つい本音で「自然に囲まれた生活です!自給自足的な…」と答えてしまいあちゃー!となった(経理目指す人の理想生活ではないよね。)。

…と、面接苦手マンが頑張って面接するも落とされ続ける日々を送っていたが、最終的に以下の理由から転職活動をやめることにした。(それも本命の会社の面接前に(ばか))
しかも落とされ続けるといってもたった5.6社である。なんというお豆腐メンタル。

転職活動を辞めた理由

1.メンタルの調子

面接で落とされ続けたのもあり次第にメンタルの調子を崩すようになってしまっていた。
メンタルの調子をよくするために転職活動してるのにそれでメンタルの調子悪くするのって本末転倒では?という考えが浮かんできたため。

2.私がやりたいことって…?

上述したとおり、私は経理のことを決算をつくる職で数字を管理するだけ、と思っていた(恥ずかしい!)。しかし会社の利益を追求するとなると、不要な部分を削減したり、多少無理にでも利益を追求したりなどが求められるであろうことが予想される(面接でもそのようなことを言われた)。
私がそもそもやりたいことは、やはり公務員というか、どちらかといえばNPOがやっているようなことなのである。私が興味を持っているのは、人権問題であったり多様性問題といった社会問題であり、行政としてそういった仕事に携わりたいと思って公務員を目指したのだ、とあらためて気付かされた。
となると、今転職活動するのって何のため…?という疑問が浮かんできてしまったのである。これは根本的な理由。

3.やはり公務員の福利厚生には代えられない

今私は、ある自治体の職員として働いていて、休職した経験もある。もちろんそれは自治体で配慮事項として挙げられているだろう。
しかし、うつ病を隠して転職したら?
うつ病のない、まったくの健康な人間として働くことが求められるだろう。それは私にとってプラスになるだろうか、とふと考えたのである。
また、公務員の休職制度はほんとうに精神疾患を持つ人にはありがたい仕組みになっているのである(それを悪用する人もいたりいなかったりするそうだが…)
以上のことを考えると、ただストーカーの奴がいる、それだけで転職をするのは本当に私にとってプラスになるのか?と思えてきた。
今いる組織の配慮を受けながら、うまくストーカーに遭遇しないように働くのがやっぱりいいような気がしてきたため。

…といろいろ挙げてきたけれども、やっぱりほんとうのところは、面接で心が折れたということである。

転職活動をしてよかったこと

結局のところ転職活動はやめてしまったけれども、転職活動をして得たものは大きかったように思う。

まずは一番大きいのは、自分の価値観に改めて気づけたこと。公務員を目指したときの気持ちなんて、6年も公務員を、しかも目指す仕事と全然違う仕事をしていたら忘れてしまっていて、簿記取ったから経理系どうかな〜在宅したいな〜なんて、短絡的な動機で転職活動をしてしまった。
しかし面接で動機やその他の質問で掘り下げられるたび、自分の本心(私がやりたいのってこの仕事じゃないな…)が見えるようになったのである。それはやはり面接官のテクニックもあるだろうしすごいなぁと思う。

次に、いろいろな会社について知れたこと。
私は新卒の就活を公務員一本に絞ってしていたため、民間の就職活動には疎く、世の中にどんな会社があるのか、お恥ずかしいことにどんなことをやっているのか、全然知らなかった。
今回転職活動をすることによって、経理職はどんな会社にもあるのでいろんな会社を受けたのだが、同じ製造職でもやはり会社によって毛色が違ったり、あ、こんな会社もあるんだ…!という発見もあったり、とても面白かった。

うつ病もちの転職活動

最後にうつ病もちが転職活動することの意義?おすすめできるか?について書いてみたい。

端的に言うと、症状が落ち着いてからやるのがおすすめ…という感じである。
私のように面接が苦手な人は特に…
理由はなんといってもストレスがかかるから。面接までの準備、面接でうまくこたえられるかというプレッシャーなどなど…。

ただ、どうしても職場から離れなければならない喫緊な場合もあるから、それはもう一刻も早く転職活動をしたほうがいいのだろうなと思う。私ももしストーカー野郎が今でもストーカーしてきてたら絶対転職してやる…!てかしないと死ぬ…!てなってたと思う。


書いてはやめ、書いてはやめ…を繰り返し、書き始めてからここまでくるまでに約1年かかってしまった。
そしてnote自体の更新も久々で、前以上に文章が拙いと思う…が恥を忍んで公開する。
もっとね、推敲をした方がいいと思うんだよね。でも推敲してたらまた公開が1年伸びる気がするから、更新します。


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