フルに振る力
はい、はたまた次のステージへ進んで行きましょう。
今回は題名こそ変ですが、世を渡る上で「目的をはっきり持つ」ってのは大事ですよね?
でも実際にどうやって目的を定めるのか??
今回は、「デザインの思考を使った目的設定」の仕方を紹介します。大学のデザイン課程からの学びデス。
まず、”はっきり”という言葉は明瞭に・明確に、と言い換えられますよね。
こう意味するように、はっきりとした目的設定とは、、割り切って一つの事に力を注ぐことなのではないかと考えます。
デザインの教授がこぞって、、
「この方向に振っちゃった方がいいよ。」
「提案に要素を詰め込み過ぎだから、この方向に振り切ってみて。」といった言葉をよく発していたのでした。
それでこの振るという言葉がキーなのではないか?と意識するようになりました。
まず、デザインとは、、
明確な目的に沿って、ユーザーの感覚的なツボを押さえながらメリットのあるものを提供する行為です。
ここで言う”目的”とは、何の為に提案するのか?、お客さんや会社にとってどんなベネフィット=利益があるかです。そのモノ・コトを提供することで、どう喜んでもらいニーズを満たすのか、どのくらい利益を取れるのかってこと。
次に”メリット”は、例えば吸引力が凄いスーパー掃除機を開発するとして、どんな機能があるの?ってデザイン性は?っていうところ。購入に至るための説得材料、機能と見た目の事で、これ以降は”How”と呼ぶことにします。
さいご”ツボ”、これは人間の感覚・本能に訴えかける部分です。どんなにビジュアルが良くハイスベックなパートナーだったとしても、話しやすいとか相性が良くないと結婚に至りませんよね。ヒモとか 玉の輿 目当てじゃなければね
つまり、その商品を使う気持ち良さや「なんか好きだな。」って思わせるインサイトです。
(引用:デザインプロセスについて 3/4 https://u-site.jp/lecture/design-process-3)
デザインの提案ってどのように進めるかというと、基本的に上のような順番で行っていきます。
・まず、偏見なしで情報を集め、その中から何を解決するかを決めます。
・そして、浮かんだアイデアを解決ストーリーに”こじつけて”行き、
・実際に試作品を作り最後にフィードバックする
ざっくり言えba、このような順番。
この中で目的とHow、ツボという軸を固めて行くんです。
そして、デザイン提案を経験すると分かるのです、、
この3つの軸は、常にこじつけ合いながら定まっていくんだと。
例えば、作りたい形が決まってたら「この形が成り立つ提案にしよう!」っと、シンプルに形から入るBoysもいますし、「やはり環境問題に配慮すべき。」っと目的から考えるGirlsもいるでしょう。
または、「使ってて楽しいものが一番!」とツボから逆算するデザインもアリ。
つまり入り口は自由ですが
一個の軸を定めた時、他要素の帳尻を合わせて行く、またその過程で要素が分解され、再構築され、の繰り返しで、「世の中が納得する形」へと落とし込んでいくのです。
そしてその過程では、同時に取捨選択が行われています。スケッチでビジュアルに起こして検討すること、外に出かけインプットして見ること、プロトタイプを作ってフィードバックしながら、要素の取捨選択を繰り返していくのです。
このふるいにかける作業が甘いと、
要素を詰め込みすぎた軸ブレブレ提案になってしまうのです。
はい、
どうやら、
これが教授が言っていた「振り切る」の意味のようですね。
もっとも、これがデザインするという事の難しさ。
前置き長くなりましたが、まるで川砂をふるってゴールドを採取するような、。、
そんな考えを振り切る作業が、人生でも大事じゃね?
っっと今回はそういうお話です。
人生色々な選択に迫られる中、考えを割り切る事はとても大事ですよね?
「成し遂げたい」とか「これをやってみたい!」って事があった時、それを先ほどの”目的”で言えば「なぜ自分はそれをやるのか」、Howの「どうやって継続するのか」、ツボとして「一番の楽しみはどこなのか」という3つを明確にすれば、いや、、逆に明確にできたものなら成功するという事です。
もう少し考えてみましょう
なんか話していて、頭がいい人なぁって思う人たまにいますよね。人生上手く生きてそうだなとか、仕事の要領良いし頭の回転早そうって人。そういう人って、おそらく物事の本質を見抜くのが上手いんでしょう。
言葉や上辺だけのルールに囚われず、相手の考えている事を瞬時に汲み取り、且つ自分を客観的に見ることが出来ます。
そして、そのような優れた洞察力所持者は、何かを成し遂げる為の努力のプロセスにおいても、自分に”ほんとう”に必要なコア要素を洞察できます。
つまり、物事の目的・How・ツボというバランスを無意識のうちに保っているんです。あっっt、わたしの推察ですよ m
例えば、急にピアノが弾ける人に憧れ、働きながらピアノ教室に通い始めたとします。ここではピアノを習得するのが目的です。
しかしHowが欠けていて、習う時間はともかく「練習する時間がねぇじゃん」となり辞めたとします。ここで僕の考えるスーパー洞察マンは、、、
「実は本当の目的は、人前でパフォーマンスして目立つことなのでは?」
または、「教室に通うというHowではなく、もっと自分のペースで練習する手があるはずだ。」
或いは、「習い事をするのは楽しいツボだから、もっと習得が容易なものを習おう。」
っといったように各軸の中で、自分の叶えたいことに対してズレが生じているものはないか?この洞察&軌道修正ができているんだと考えます。
え なんか、確かにそうかも って思わない??
つまり、これが頭が良い人の本質を見抜く力の正体で、
逆に言えば、これを意識的に行うことで日々のあらゆる場面で洞察できるはずです。
はい、これでタイトルの「フルに振る」が回収されました。前半紹介した、デザイン提案プロセスが、
物事を洞察し一つの要素に振り切る、
フルに振る力
として応用できるはずだ、そう考え今回の記事にいたるでござる
頭が良い人はこの力が備わっていますが、僕らそうでない人はこの仕組みを知っているだけで同じようになれる.....わけありません m
それを力を鍛えるには、モノづくりとか、何か作ったものを世に出す、これを繰り返すのが一番早いと思います。事実、僕もデザイン課程でこれを散々やらされていたわけですから。ユーチューバーなんかは、企画を練るのが仕事なので振り切るプロフェッショナルですよね。
世の中に何かを創出するというのは、自分のアイデアをニーズに適応することです。その過程では間違いなく、妥協しなければならない点、一番メインにすべき要素、その葛藤が生まれます。その場数を踏むことで、デザイン的な目的設定、洞察する力が身につくと確に信です
今回は、note初投稿のデザイン思考の伏線回収も出来たし、思考術として上手くまとまったので、ぜひ全米を震撼させたいです。いや、、東日本よ、頼む。では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?