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1.1 ウマの知性

ウマの知性
それはとても高いものだと思っています。
瞬時にヒトの心を感じ、察し、そして応答する…
なんでも相談できる、自分の最大の理解者のように。

ヒトが自分の過ちに気づき、赦しを乞えばいつでも赦してくれる。

ウマはいつもヒトに寄り添い、その心に耳を傾けています。
必要な時はヒトに「勇気」さえ見せてくれます。

なぜ、そんなことができるのでしょうか…

おそらくそれは約5500万年という人類誕生よりもはるかに
遠いむかしから、その進化の過程を「群れ」を構築することで
生き延びてきたという事実が疑いようのない答えのような気がします。

肉食動物とは異なり、捕食される側、命を奪われる側として、
「群れ」を維持する上で、「競争」や「闘争」、「適者生存」などといった観念が強ければ、おそらく草食動物としての群れの維持は困難だったのではないでしょうか。

反対に、他者を信頼することで、個々の緊張感を最小限にする。
相互の「信頼」を強めるために、「共感」や「受容」、「思いやり」や「いたわり」、「敬意」、「感謝」といった要素が「群れ」の中では尊重されてきたのではないかと思います。

引用:ホースハーモニー読本(©株式会社葉山ハーモニーガーデン)

他者を信頼することや受け入れること、
他者に感謝することや敬意を持つこと、
ともに感じること。

「知性」、それは知能ではなく、スキルでもない。

ウマの知性の高さ。
それを理解できるほど自分は賢いのだろうか。

ウマの知性の高さを目の当たりにして、
何も感じないほど鈍感ではないつもりだけれど、
その奥深さは想像もつかない。


※ウマの知性と信頼については、これからも少しずつ項を別にして書いていきたいと思っております。


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