見出し画像

子どもが「学校(保育園・幼稚園)へ行きたくない」と言った時に

子どもが「学校(保育園・幼稚園)へ行きたくない」と言った時に、どうすればいいのか。

①「子どもあつかい」をしないこと

②人格のある人間として尊重すること

③子どもに興味を持ち続けること

④①~③について、自分に原因を探してみること



誤解の無いように注釈をつけます。

①に関して、「行かなければならないんだよ!」と問答無用で、登校・登園を促すことも、「行きたくないなら、いいんだよ」とすぐに肯定してやることも、「学校が悪いよ。他の子が悪いよ」とすぐに結論づけることも、全て「子どもあつかい」になります。
では、どうすればいいのか?ということですが、イメージとしては、あなたの友人や友人の成人した息子さんなどが、そういう状態になって、相談されていると考えてみてください。

「なんで行きたくないの?」「行かなくて、この先どうするの?」「みんな行ってるんだよ」なんて矢継ぎ早にガミガミ言わないですよね?
だからと言って「じゃあ今日はお母さんと遊ぼうか?」とか「家で勉強しようか?」なんてことも簡単に言わないですよね。

何が原因なのだろう?どういう対処があるかな?などといろいろと考えてみて、試行錯誤という道を考えると思います。

その作業こそが、親子の信頼の絆を構築することであり、状態を改善させることだと思います。

②に関して、問い詰める段階で「人格を否定するようなこと」「他と比べて劣る」というようなことを言わないことは、当たり前なのですが、ついついやってしまいがちです。

③連休明けなどは、統計上、本当に「自殺」が多い時期になります。
子どもを自殺で亡くした親が、「こんなに苦しんでいたなんて、知らなかった」とか「言ってくれれば学校に行かせなかった」などとおっしゃられますが、本当に苦しんでいる子どもは、自分に心底興味を持っていない親には、相談などしないと思います。
たとえ自分から話したりしなくても、苦しんでいる子どもは(子どもにかぎりませんが)普段から、いくらでもサインを出しているはずです。
どんなに忙しくて、触れ合う時間がすくなくても、そのサインに気付いてあげることはできます。ただし、子どもに興味を持っていなければ、それは絶対にできないと思います。

④に関して、①~③を気がけて、毎日の言動や行動を変えていけば、必ず相手である子どもは変わってくるはずです。
人間本来が持つ力強さ、逞しさが現れてくると思います。


※「チップ」は有難く拝受させて頂きます。もし、この記事が多少でも役に立った、或いは「よかったので、多少でもお心づけを」と思われましたら、どうぞよろしくお願いいたします。贈って頂いたお金は1円たりとも無駄にせず大切に使わせて頂きます。