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【いま殺りにいきます2】平山夢明 読書記録

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ホラー小説愛好家です。

今回もまた平山夢明作品です。巷では、「ハムスターおじさん」って呼ばれてるとか呼ばれてないとかw

取り敢えず、概要から

会社の机の中に常軌を逸した恋文を入れられ続けた恐怖を描く「志ね」。同じアパートの住人の騒音の苦情を言いに行った女性が悲劇に遭う「耳の先がちょっと‥‥」。ストーカーと化した客に十円玉を次々と口に押し込まれるキャバクラ嬢の顛末を追う「3980円」平穏な日常を過ごす人々に突然、舞い降りた恐怖を描いた36話を収録。日本最高峰のホラー作家が満を持して送る実話恐怖短編集

あらすじ

何故この作品がこのミス大賞なのか。うーん。
どれもこれも、犯人は分かっていないモノばかり。
こんな書き出しだが、面白かった。平山作品と言えば、「科学では証明できない恐怖」について描かれる事が多いが、今回の作品の犯人は全て人間、それも男である(霊の仕業だったらすみません)。

どれをとっても残虐極まりないモノばかり。
同じ男として恥ずかしい。
しかし、あとがきにて先生本人が【みなさん、殺り男に気づいていますか?】というものを残している。これがまた、的を射ていて納得してしまった。

要約すると「殺り男は逃げることは二の次三の次、あなたやあなたの周囲の生活を破壊することが第一目標。主成分は負け犬根性」

皆さんの周りにも、この体質に該当しそうな人は居ないだろうか?
昨今では、女性による事件も多発している。なので、皆さん(マッチョな方等を含む)も気を付けたほうが良いだろう。念には念を。危機感を持って生活しよう。

読了日2023/6/4

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