英語を使えない自分を正当化してみた結果、韓国語を勉強したくなりました
大人になって英語を勉強し始めて1年半が経ちました。
完全に独学です。
英語を読めるようになったり、聞き取れるようになってきたりしてきましたが、使えるようになりそうにありません。
なぜなのか?
今日はなぜ英語を使えるようになりにくいのかについて語りたいと思います。
英語に対する違和感を列挙してみた
語学といったら英語
中学からずっと英語はやらされてきました。
もちろん大学受験でもやりました。
英語圏の国にもっと興味を持って、留学をしたり旅行に出かけたり映画やドラマを見たりする時間を趣味にできたらよかったのですが、そうできずにずるずると30を過ぎてしまいました。。。
文章を読めるようになっても書くことは難しいです。
なぜかというと、せっかく書けてもChatGPTの添削はもっと多様な表現だからです。候補にも上がっていなかった表現方法を提示されるので、引き出せる表現としてストックできそうにないと感じてしまいます。
名詞に対する単数複数の扱い
付いたり付かなかったりするのが釈然としない
動詞の考え方
意味は同じなのに使うシーンによって違う表現になるのが釈然としない
発音の難しさ
何度聞いても聞き取れない音があり、言えないのが辛い
語順の考え方
主語の後、動詞→目的語になることから内容を理解したり伝えたりする時に混乱する
言葉を省略できない
流れ的に分かる部分でも主語などを省略できないのが面倒に感じる
英語を話せたり書けたりする日本人、本当尊敬します🙇♀️
1. 名詞に対する単数複数の扱い
例えば、「本」という単語を覚えても、実際使うときは「a book」にしたり「books」にしたりします。
「s」が「es」になることもあります。
city → cities
baby → babies
「s」や「es」にもならないこともしばしばあります。
man → men
woman → women
child → children
mouse → mice
foot → feet
tooth → teeth
person → people
(ノω·`o)ショボーン
日本語には無いんですよね。「本」は「本」ですし、「女性」は「女性」です。
わざわざ「あそこに一冊の本がある!」って言わないですよね。「あそこに本がある!」で十分伝わります。。。。
形態論
この違いは【形態論】で分類されていて、日本語と同じように名詞の単数複数を区別しない言語は….
中国語
韓国語
インドネシア語
タイ語
🧐
2. 動詞の考え方
「run」って書いてあるから「走る」と読むと内容的におかしくなることがあります。
run out(使い果たす):❌外走る
run over(車でひく):❌上走る
run through(ざっと目を通す):❌さらっと走る
run into(偶然会う):❌中へ走る
逆に「走る」を意味して書いた「run」では走る様子までを伝えられないこともあります。
ゆっくりと長距離を走る→⭕️jog
短距離を全速力で走る→⭕️sprint
急いで短距離を走る→⭕️dash
競争として走る→⭕️race
小走りする→⭕️trot
先ほど挙げた理由の原因はこれです。
覚えている単語で文章を作れない葛藤が辛いんですよね。。。。
(∩´﹏`∩)
認知言語学
この違和感を分類してくれているのが【認知言語学】
言語を通じて人間が経験や現象をどのように認知し、処理するかを分析した学問です。
ゆる言語学ラジオを聴くのが好きなんですが、この回はトキメキました❤️
衛生枠付け言語:動作のみを動詞で表し、経路や方向は動詞以外の要素(前置詞・副詞など)によって組み立てる
英語・オランダ語・ドイツ語
動詞枠付け言語:動詞で動作、経路、方向を示す
スペイン語・フランス語・イタリア語
※ 日本語・韓国語
※マーク: どちらかというと近い分類になる言語
🧐
3. 発音の難しさ
英語を聞く練習を始めたばかりの頃、知ってる単語を聞き取れないことがよくありました。何度も聞くうちに文脈的に推測して聞き取れるようになってきたものの、それを自分で発音しろと言われたら難しいです。よくわからない小さな音が混ざり過ぎている気がします。
Thought [θɔːt]
Sheet [ʃiːt]
Bird [bɜːrd]
Cat [kæt]
Cook [kʊk]
自分の口で再現できないということは聞き取れていないということになります。
|ω·`)ソウヨネ…
音韻論
なんで小さな音がいろいろあるのかについて気づけたのが【音韻論】です。
音韻論は、母音や子音の特性、言語間の音韻システムの違い、音韻の組み合わせの規則性などを分析したものです。
日本語には無い音があったり、区別の基準が異なっていることが分かりました。
長母音と短母音
日本語では主に母音の持続時間に基づいているが、英語では母音の質(テンスかラックスか)に関連している。
例:
Sheet [ʃiːt]・・・長母音
Cat [kæt]・・・短母音
中央母音や狭母音
日本語にはない
例:
Thought [θɔːt]、Bird [bɜːrd]・・・中央母音
Sheet [ʃiːt]・・・狭母音
テンス(張りのある)母音とラックス(張りのない)母音
日本語にはない
例:
Sheet [ʃiːt]・・・テンス母音
Cook [kʊk]、Cat [kæt]・・・ラックス母音
音韻論的に日本語と近い発音の言語は…
韓国語
中国語 ※ ただし、声調に違いはある
🧐
4. 語順の考え方
英語で文章を読もうとすると左から右に読み進めながら内容を理解するのに苦労します。慣れるまで行ったり来たりしながら、1文の内容を理解しようとしたのを覚えています。主語のあとに目的語ではなく、動詞が来てしまうんですよね。。。動詞の後に目的語が出てきても、目的語を読み終わった後に動詞がなんだったかを忘れてしまい、また動詞を確認することがよくありました。
構文論
構文論は、単語や句の配置と関連性、言語間の文構造の違い、文を構成するための規則やパターンなどを分析したものです。
SOV型(主語-目的語-動詞)
日本語、韓国語
SVO型(主語-動詞-目的語)
英語・中国語・フランス語・インドネシア語
🧐 日本語と同じ語順…..
5. 言葉を省略できない
最後に英語に対する違和感が、「主語を省略できない」という部分です。
わざわざ書かなくても主語は文脈的に伝わるはずなのに、書かないといけないのが、面倒に感じます。
この違和感に答えてくれたのが「新・日本語練習帳」です
文脈的に主語を省略しても伝わるはず…というのは日本人がハイコンテクストなコミュニケーションを当たり前としているからだということを知りました。
異文化コミュニケーション論
異なる文化背景を持つ人々間のコミュニケーションスタイルの違い、コミュニケーションにおける非言語的手がかりや文脈の役割、文化間での意味の伝達や誤解の可能性などを分析したものが、異文化コミュニケーション論です。
この分野で、ハイコンテクストコミュニケーションとして分類されている言語は以下の3言語でした。
韓国語
中国語
タイ語
🧐韓国語…..
日本語に近い言語からはじめてみよう
第二言語の習得をもっと取り組みやすい言語からはじめることで、効率よく成功体験を積めるのではないか?と考えるようになりました。
韓国語は、形態論・認知言語学・音韻論・構文論・異文化コミュニケーション論の全ての分野において日本語と近い言語だと言えます。
英語の勉強中に感じた違和感を極力少なくして、日本語以外の言語を使えるようになっていく過程を楽しみたいと思います💡
(今までゆるゆるDuolingoをやっていましたが、今回本腰を入れることにしました👁️)
韓国語を勉強する目的・手段・方法について記録したのがこちらです:
何事も、目的が明確でないとモチベーションを維持できないので、「手帳にハングルでかわいくメモしたい」という幼稚な理由でもいいかなと思っています(◔ω◔ * )
テキストも再開して、動詞の活用もAnkiアプリで反復練習をはじめました。
今度、このアプリを使った勉強方法についての記事を書きたいな〜と思っています🎵
ちょっと長くなってしまったので、ここで終わりにします(=^^=)ではまた!
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