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社長になりたければ、なれば良い。「社長になりたい」と宣言しても良いじゃないか。

タイムラインに流れてきたツイート。思わずリアクションしたのが、こちら。(大人げなく反応してしまって、ごめんなさい)

前職で4年間、人事採用の仕事をしてきた。だから時々、キャリアに関する相談を受けることがある。

そういった相談が難しいのが、いつの間にか本質から外れてしまうことだ。「良い仕事 / キャリアを目指す」ことが、徐々に「内定を得られるコツは?」といったテクニック論に変わっていく。実際Twitterには「リクルーター」を名乗る人たちが山ほどいて、自身の武勇伝をもとに求職者へあれこれとアドバイスをする。

だからだろうか、面接をしていても似たような回答が量産されている。ガクチカという言葉に象徴される通り、ゲームの攻略法のような安っぽい言葉が溢れているように感じるのだ。

別に、そういったことを否定しているわけではない。中には、真摯に求職者と向き合うアドバイザーやキャリアコンサルタントはいるだろう(何人か、素晴らしい方&会社を知っている)。テクニックに笑うものは、テクニックに泣く。確かに僕も、就職活動や転職活動には苦い思い出しかない。苦労ばかりだった。

でも、そんな若いときの苦労は、今の糧になっているのが事実だ。山のように「お祈り」メールをもらってきたことで、「自分にフィットする企業とは?」について、ずっと考えることがてきたのだ。

フィットする企業は、鼻くそをほじっていてもフィットする。(鼻くそはほじらない方が良い)

フィットする企業は、「僕は社長になりたいんです!」と高らかに宣言しても受け入れてくれるはずだ。(酷使という意味でなく、健全な意味で、とことん鍛えられるだろう)

というか、就職活動という枠組みだけで物事を捉えるのが間違っているのではないだろうか。

就職活動とは、コミュニケーションのひとつだ。「求職者と面接官」という関係性を超えて、「人間と人間」というやり取りが発生するわけで。もちろん採用担当者は、あの手この手を使って、企業で活躍してくれる人材を見つけ出そうとするものだ。そこにテクニックやマニュアルがないといったら嘘になる。

でも、根っこにあるのは、「この人と働きたい」という意思であり、願いだ。

チェックリストをぱーーーーんと投げ捨ててしまうくらい、「この人と働きたい」という意思は開始5秒くらいで生まれるものだ。(ちなみに開始5秒で「この人と働きたい」とならないースもある。でも1時間くらいじっくり対話して、じわじわと相手の良さが知れたとき「この人と働きたい」と思いを抱いたりもする。面接って奥深いのです)

もしあなたが求職者で、たまたまこのnoteに巡り合ったとして。

僕の言っていることと同じくらい、巷に溢れる言説なんて信じる必要はない。あなたの頭で、直感で、考えてみてほしい。遠回りかもしれないけれど、それがきっとあなたの糧になるはずだから。

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