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2022年、映画館で4歳児と観た映画(4作品)

息子が3歳の頃から、少しずつ映画館トレーニングを始めている。

2021年夏に初めて観た映画は「アンパンマン」。映画が始まるなり、0歳児がうんちをしてしまったので対応するため「ちょっと待ってて!」と息子を置いていこうとしたら号泣されてしまった。(そりゃそうかと、今なら思う)

ちなみに、幼少期に映画館に行くのであれば、絶対に「アンパンマン」がお勧めだ。内容というより、映画の尺が60分という短いものだからだ。やはり1時間を超えると、映画館に慣れていない未就学児は集中力を切らしてしまう。「アンパンマン」で映画館に慣れさせつつ、万全な準備をした上で、映画館を楽しんでもらいたい。

ということで、2022年に4歳児と観た映画について紹介する。

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映画おしりたんてい シリアーティ

日頃、Netflixで「おしりたんてい」を楽しんでいる長男。短編「映画おしりたんてい 夢のジャンボスイートポテトまつり」と同時上映、20分+50分の、計70分という尺だ。

この映画が良かったのは、前半の短編がのほほんとした作品で、映画を観る準備ができたこと。実は本編である「シリアーティ」では、冒頭のちょっと暗めのシーンで長男が「ちょっと怖い……」と尻込みしてしまっていた。

「すぐにおしりたんていが出てくるよ」と励まして事なきを得たけれど、本編が最初に上映されていたら、すぐに映画館を出てしまうことになっていたかも。(ちなみに、夏に公開された「ミニオンズ フィーバー」は、全部鑑賞できずに退席してしまっている)

どんなに馴染みのあるキャラクターであっても、未就学児に適した映画の流れがあると感じている。

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それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ〜るカーニバル

2021年に続き、アンパンマンシリーズを。

上述の通り、「小さなときから映画館に触れさせたい」親にとって、アンパンマンは最適なコンテンツであり、侮るべきではない。本作も映画の尺は62分で、子どもの視聴にはちょうどいい時間である。

アンパンマン映画の良いところは、冒頭で、準備体操的な歌・踊りを、鑑賞している人たちと一緒に行なうことだ。コロナ禍なので声は出せないが、観る側にもコール&レスポンスを呼び掛けるようなシーンがある。冒頭に作品に入り込み、エンディングまで一気に展開する。

ちなみに、以下のnoteでも書いたが、アンパンマン映画はパンフレット購入もお勧めだ。

パンフレットには物語の内容がそのまま載っていて、絵本の代わりとしても使える。600円で絵本よりもお得、映画の余韻を子どもと味わうこともできる。

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劇場版仮面ライダーリバイス バトルファミリア/暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー

長男は、今年の夏前から戦隊モノにハマり、本人もかなり乗り気で映画館に向かった。上映されたのは、「ドンブラザーズ → 仮面ライダー」の順番だ。

懸念していたのは、映画の尺が90分だったこと。しかもドンブラザーズは30分で、仮面ライダーが60分。長男は仮面ライダーは一切観ておらず、仮面ライダーの世界観に入り込めるか心配だった。

また、実写映画は初めての体験だ。それなりに大きなスクリーン(昨年閉館した「渋谷TOEI」)で、迫力ある音響やアクションシーンに戸惑わないか。

結果的には、ドンブラザーズはめちゃ楽しんで、仮面ライダーは何とか乗り切ったという感じ。仮面ライダーは人質を取るシーンなどもあり、4歳児にはなかなか重かったような気もするが、グッと堪えて頑張って観ることができた。

しっかり準備するのであれば、ある程度仮面ライダーも観せてから臨むべきだろう。でも、そうなるとテレビ視聴も増えてしまうので難しいところ。

テレビ朝日で同時に上映されている2作品だが、視聴者層は違うんじゃないかなーと、配給の東映にはいくぶん苦情を申し立てたい。(ドンブラザーズの尺も短くて、子どもの満足度も低かったように思う)

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THE FIRST SLAM DUNK

年内、最後のチャレンジとして話題作を観に行くことに。

予告編を何度も観せて映画への期待感を高めようとしたが、残念ながら公開前の予告はかなり限定された情報しかなかったので、あまり効果はなかった。「一緒に行こう」という決め手になったのは、直前まで病気療養していたこと。「風邪が治ったら『スラムダンク』観に行こうね」というキーワードで励まし合って、映画館に誘い出すことができた

懸念は、未就学児には難しいストーリーではないか?ということ。僕はそのとき2回目の鑑賞だったのだが、息子には分からない場面もまあまああるんじゃないか?と感じた。だが、それを超えてスポーツの楽しさや、エキサイティングなストーリーは、息子を魅了するのではと信じていた。

映画に楽しみをもたらすために、鑑賞前にポップコーンを購入。終盤になって持参したマグカップの麦茶がなくなったので、急遽、オレンジジュースを買いに行った(「すぐ戻るね」と言ったら、息子も納得して待っていてくれた。成長である)。

「かっこ良かった」と言ってくれたので、良い映画体験だったのではないだろうか。年末年始はゴムボールを手にバスケットボールごっこなどに興じていたので、バスケへの関心はそれなりに高そうだ。

ちなみに「THE FIRST SLAM DUNK」の尺は、124分。

今までで最長なので、事前にトイレで「おしっこ&うんち」は必須。

アニメーションであること、テーマがスポーツだったことが、視聴のハードルを下げていた。こういう映画を息子と観れて、親の自分の感動も倍増である。

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2023年は、長男も年長となり、いよいよ感性も多感になる頃だ。

知り合いは、「5歳からガンダムを見せている」と言っている。あのガンダムの世界観を、5歳児が理解できるかは定かではないけれど、色々な準備をした上で何かしら意味のある作品を観てもらえたらと思う。

こんなふうに書きつつも、「映画を観せる」ことは親のエゴではないか、と感じるのは一度や二度ではない。

それなりに葛藤もあるけれど、やっぱりこれほどたくさんの作品が「情報」として出回っている中で、良い作品に触れてもらいたいというのは健全な考え方ではないかと自分を納得させている。

いずれにせよ、映画を観ることは苦行ではない。

映画はもちろんだが、映画館に行くことが「面白い」ものと感じてもらえるように、今後も色々な仕掛けを考えてみたい。

子ども(と親)を集めた映画上映館なんてのも、いつか企画してみたいなあ。そんな夢も広がっていくのである。

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