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【不完全な社会をめぐる映画対話】河野真太郎×西口想「ハラスメントがある世界で、いかに作品と向き合うか」──『セッション』『スタンドアップ』『スキャンダル』『トランスジェンダーとハリウッド』『ミッドナイトスワン』
「この映画の社会問題の描き方に疑問を感じる」 「好きだった作品の監督がセクハラをしていた」 「通っていた映画館でパワハラが横行していた」…… 近年、映画と社会のかかわりを考えるときに、「ハラスメント」の問題は避けては通れなくなっています。私たちはこの問題にどのように向き合えばよいのでしょうか? ポップカルチャー批評で注目の集まっている、文筆家の西口想さん、英文学者の河野真太郎さんのお二人に議論していただきました。(本記事は、5月に刊行された書籍『不完全な社会をめぐる映画対話