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【なぜ本を読むの】
情報を得るために 読むのではなく、「自分の概念装置」にすべく読む。
ある方から薦められ、今でも時々 読み返しています。
読書百遍
『読書と社会科学』
内田義彦 著
岩波新書 (1985.01.21)
【全体の構成】
Ⅰ「読むこと」と「聴くこと」と
Ⅱ 自由への断章
Ⅲ 創造現場の社会科学
【古典を読む】
新しい情報を得るという意味では役立たないかもしれないが、情報を見る眼の構造を変え、情報の受けとり方、何がそもそも有益な情報か、有益なるものの考え方、求め方を生き方をも含めて変える。
変えると言って悪ければ新しくする。新奇な情報は得られなくても、古くから知っていたはずのことがにわかに新鮮な風景として身を囲み、せまってくる、というような「読み」があるわけです。
pp.12〜13.
【創造現場の社会科学】
社会科学では、自分の概念と云う装置をつかって、現象の奥にある本質を見きわめようとする。
本を読むことは、自分の概念装置をいかにして作るか?
それを身につけることで何かが見えてくる。
pp.101〜209.
▶ 情報時代と云われ、情報は いっぱいあっても、自分の視点が定まらない限り、氾濫する情報は 自分を押し流すだけで 自分の情報になってこない。
p.32
【ブックレビュー】
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b267711.html
【Amazon】
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