読書は現代版「精神と時の部屋」

まいどおおきにです、29歳サラリーマンのホリです。

私は少し遅めのお盆休みを昨日から2日間頂いておりまして、今日は朝から優雅にスタバでティーを嗜んでいます。そう、自分に酔っているんです。

はい、自分に酔ってティーを嗜むのもいいがやはり良書に触れて文学を嗜む習慣を忘れてはいけないなと最近感じます。

私の現在の仕事は、人事部で採用活動を主に任されているですが応募者と会社(自社)がいかにマッチングするか、ここのスクリーニング(見極め)が最も肝になります。その際、応募者の皆様がどんな価値観で仕事をしているか(生きているか)、この先どんなことをしたいかをヒアリングしつつ、我々(自社)がこれから向かう方向、そしてどんな人材を求めていて今はどんな状況なのか、と言う抽象的なことをより具体的に顕していく作業が必要になります。

上記で述べた作業ですが、これにはやはり29歳若造だけの価値観や人生観では足りなさすぎる、、!!

さながら、上島竜兵さんがいないダチョウ倶楽部かのように大事なピースが丸ごとない未完成の面接になってしまいます。もちろん、精神と時の部屋のようなガルガンチュアのような時空を歪めて1時間で3年分修行ができる!と言う方法があれば良いのですが、そんな物はありゃしません。

私に必要なのは時短で成長して少しでも多くの人の人生観や哲学に触れなければならない。その唯一の方法こそが、読書です。

本当に人と話せば話すほど、自分だけの考えだと不自由が多すぎると実感しまくります。。感情で話してしまったり、本質の目的から大ズレしていたりと、話すうちにここはどこ?私はだあれ?と言う感じです。

読書をして、誰か偉人と呼ばれる方のお言葉を拝借したり考え方を実践させていただくと、自由度が増します。皆さんもご経験ありますよね??

いわば、読書とは現代版「精神と時の部屋」※鳥山明さんのドラゴンボール知らない人はググってみてください(笑)

要は読書とは時短になり得るなと、先代のお偉い方々が何十年ひいては何百年にわたって苦労をされて気づいた考えや方法を書として残してくださっているのだから、本当の意味の教科書ですよね。

私みたいな若造が、人を採用すると言う難しくセンセティブな業務を任されている以上、先代の先輩方の知恵をお借りするほかありません。

その中で、私が最近読んだ本で素晴らしくインスパイアされたものをご紹介して本日はドロンさせて頂きます。

内村鑑三「人生、何を成したかよりどう生きるか」

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解説を佐藤優氏が行ったものを読んだのですが、わかりやすくシンプル!ですが大変奥が深い読み物です。

時は明治27年(1894年)、箱根の山である講演会が若者99人に向けて開かれた描写より始まります。男に生まれた以上、何か後世に遺すものを成し遂げたいよね、と言うところから始まり残せるものは大きく3つあると当時34歳の内村鑑三は言います。

・財産

・事業

・思想

この3つのうちどれかを残すため、言わば名を残すために生きて死んでいくことを一つの欲望として表現されています。ですが後半に行くにちつれ、何を成すことの先にある、自分がどう生きるかにフォーカスをし全ての人に通じる人生観や哲学を言葉として残しておられる内容です!

かなり胸熱の本でした。私は仏教徒ですが、内村鑑三はキリスト教徒です。

宗教は違えど、キリスト教の考えをあらゆる方向から考え自分に取り入れている内村さんの言葉は、全ての宗教に通じるところがあります。

何はともあれ、ぜひ読んでみてください。冒頭に佐藤優さんが記述されていたのですが、この本は現代のコロナ禍にあり元気がない日本だからこそ読むべきだと、私もそう思いました。

引き続き、読書で時短を行いながら今いる場所で精一杯何かを残せる男になるために精進してまいります!

ではこの辺で!



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