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生き方を変えた言葉

こんにちは、二頭流代議士・堀井学です。

私には、人生で出会った多くの恩師がいます。その中でも、今でも強烈に記憶に残っているのは、旭川に住む、専修大学スピードスケート部の先輩からの言葉です。彼は会社を経営し、スポーツでも人間としても素晴らしい方で、尊敬している方の一人です。

私は若干22歳でオリンピックでメダルを獲り、その後、世界記録や数々の世界大会優勝を通し、スキンヘッドのイメージで、当時は、日本でもある程度、有名なスポーツ選手となりました。

そのように私が順風満帆でいる時に、先輩は、

「いいか、学!俺がお前に伝えられる言葉はこれだ。この言葉を胸に深く刻み人生を生きよ」

と、名刺の裏に、自らが書いた言葉を、黙って私に見せてくれました。
そこには、こう書いてありました。

全ては己の責任。

現在の結果、今ある状況、これから起こりうる全ては、己の責任。と言う意味です。


50歳となった今、深々とこの言葉の意味を深く理解しています。

衆議院議員の事務所は、いわば私が社長の会社組織です。雇用している秘書や事務員がおり、この事務所で起こりうる、全ての課題や問題、難題は、私は、己の責任と受け止めています。

私はこの気持ちを、働くもの一人一人が同じ気持ちとなって取り組めば、必ず良き事務所になると信じています。

己の責任、決して人のせいにしない。
決して言い訳しない生き方を。

これまでの人生、辛いこと、苦しいこと、数多く経験して来ましたが、その1ページ1ページに、先輩からの言葉を思い出します。

私の周りで起こりうる全ての結果は、己の責任である。と胸に言い聞かせています。

他人や周りのせいにしない。
時代や経済情勢のせいにはしない。

己の責任と言う言葉を教えてくれた先輩に、今、改めて心から感謝したい。
言い訳をせずに生きる、忍耐力を養い、
寛容な心、寛大な心を学ぶことができました。


アメリカで行われていた世界陸上を見ていた時、メダルに届かず僅差で四位となった400m✖︎4 1600mリレーを終えた選手達は、メディアの取材に対して、個人個人が自分の走りに問題があった、とチームの仲間の走りを否定するものはいません。

甲子園にあと一つ勝てば出場出来たのに、決勝で敗れたチームが、同窓会で20年ぶりに集まった時、最初は、久しぶりの再会を喜び、笑いと思い出話しに華が咲くといいます。

しかし、時間が深まるにつれて、あの時の悔しさを思い出し、個人個人が、「チャンスの時、俺が打てなかったからだ」「申し訳ない」「あの時の見逃した三振した俺の責任」「いや、ファーボールを出してしまったのが点数に繋がった、俺のミスだ」「あと一歩速く動いてアウトに出来た」などと、20年間も自責の念にかられ、皆に、申し訳なかったと大泣きをしたそうです。この話を聞くと、何とも心が温かくなります。

スポーツもビジネスも政治も選挙も、原点は皆、同じです。全ては己の責任。今一度、噛みしめ、更なる挑戦を続けて参ります。


堀井学 拝

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