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お久しぶりのご挨拶 | コーヒーとSDGs 第1回 連載スタート

こんにちは、堀口珈琲です。
前回の更新から大分時間が経ってしまいました……。大変ご無沙汰しております。
12月に入りぐっと寒さが増し、本格的な冬の到来を実感している堀口珈琲note編集部です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

こう寒いと、コーヒーを何杯も飲みたくなってしまいますよね。
今朝は冷え切ったキッチンを暖めるために、起きてすぐにやかんでお湯を沸かしコーヒーをいれました。朝のコーヒーは、ペルー「フェスパ農園 ブルボン」のシティロースト。

華やかな香りと柑橘感をじっくりと味わいながら、少しずつ目を覚ましました。


社内では究極のマイルドコーヒーとも言われる、毎日飲みたくなるコーヒーです。一家にひとつ、ストックしておいて損はないですよ。


さて、突然ですが、本日はみなさまにお知らせがあります。

11月28日に、当社は横浜市より評価され「Y-SDGs認証」の上位認証Superior(スーペリア)を取得いたしました。

Y-SDGs認証は横浜市による認証制度で、SDGs達成に向けて取り組む企業等を「環境」「社会」「ガバナンス」「地域」の4分野・30項目で評価し、取り組み状況に応じて「Supreme(最上位)」「Superior(上位)「Standard(標準)」という3つの区分で認証するものです。

2020年に始まり、これまでに計11回の公募・認証が行われています。


当社は第10回認証ですでにStandard認証を取得していましたが、さらに取り組みを進めた結果、第11回認証で上位の Superior認証を取得することができました。

評価された取り組みについては、プレスリリースでご紹介していますのでよろしければぜひご覧ください。


当社のサステナビリティ・SDGsへの取り組みはさまざまです。

より詳しくは当社のブランドサイトをご覧いただきたいのですが、その中の一つとして、本日はCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)についてご紹介します。

当社は、サステナビリティ全般に関する全社統括者としてCSOを経営層に置いています。事業活動に伴う環境負荷の低減や社内制度の改革、サステナビリティに関する対外発信などを、CSOが全社横断的に推進しています。

CSOの活動は多岐にわたりますが、今回、Superior(スーペリア)の取得を機に、活動の一つである「コーヒーとサステナビリティ」に関するコラムをnoteでも掲載することにしました。

※ 当社が不定期で発行しているニュースレターや、堀口珈琲ウェブメディア「知る・深める」で連載しているものからの引用です。

今後は月に1回ほどのペースで更新していきます。ぜひ、コーヒー片手にお好きなタイミングでお読みいただけると幸いです。





堀口珈琲のチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)の伊藤亮太です。コーヒーとサステナビリティに関するコラムを連載することになりました。

今回は最初なので簡単に自己紹介します。

大学を出て1 0 年ほど宇宙開発事業団(現在のJAXA)に勤めた後、2003年に当社に入社しました。総務・国際業務を主に担当し、2013年4月~2020年6月には社長職に従事。現在はCSOとCFO(最高財務責任者)を兼務し、引き続き経営に携わっています。

2019年、横浜ロースタリー内覧会時の代表挨拶


サステナビリティに関する活動には入社直後から社内外で関わってきました。会社の代表として現在も携わっているのがSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)のサスティナビリティ委員会での活動です。同委員会ではコーヒーとサステナビリティに関するシンポジウムやセミナーなどを主催したり、SCAJのコーヒーマイスターの教材でサステナブルコーヒーに関する章を担当したりしています。

来日した生産者にインタビューする様子


私個人としての活動もあります。たとえばJCQA(全日本コーヒー検定委員会)からの依頼を受けてコーヒー検定教本に「コーヒーとサステイナビリティ」と題する論稿を寄稿しましたし(最新版の教本には掲載されていません)、コーヒー業界の有志とともに日本サステイナブルコーヒー協会を運営し日本各地で何度か講演させていただいたこともあります。

こうした活動に早くから従事するようになったのは、国際関係・協力にもともと関心があったことに加え、入社当時の業界環境も影響したかもしれません。1999~2004年ごろは生豆の価格が非常に低迷してコーヒー農家が困窮し「コーヒー危機」とも呼ばれる状況にありました。「サステナブル」は今でこそ誰もが知る言葉になりましたが、コーヒー業界においては20年以上前からキーワードのひとつだったのです。

当社のチーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)の仕事にも簡単に言及しておきましょう。

CSOは経営陣の一員で、文字どおり当社のサステイナビリティに関する事項をバリューチェーンの上流から下流まで、かつ、全社横断的に統括しています。もう少し具体的にいうと、生豆の調達における環境面や社会面への配慮に始まり、当社での製造・流通・販売活動における環境負荷の低減、コンプライアンスの徹底といった仕事です。別の言い方をすると、社会のサステイナビリティに会社の事業を通じて貢献することと、そうした取り組みを通じて会社の事業をさらに強化していくこと、の両方にCSOは責任を負っています。

自己紹介はこれぐらいにして、次回以降はコーヒーとサステナビリティについて「持続可能な開発目標(SDGs)」を軸にお話していきます。その中で堀口珈琲の取り組みについてもお伝えしたいと思っています。




伊藤 亮太(いとう りょうた)

株式会社堀口珈琲 取締役CFO ( 最高財務責任者 ) / CSO ( チーフ · サステナビリティ· オフィサー)
大学卒業後、宇宙開発事業団(現JAXA)に10年間勤務する。2002年にコーヒー業界へ転身し、2003年に堀口珈琲に入社。以来一貫して海外のコーヒー関係者との連絡調整を担当する。2013年4月から2020年6 月まで代表取締役社長を務め、2020 年 7 月より現職。




※このコラムは2022年1月14日配信のニュースレター「HORIGUCHI  COFFEE Letter No.7」を再編集したものです。



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