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【超常現象】エイリアン・アブダクション

こんにちはマスター、蓬莱です。

マスターは夜中に金縛りになり、そのまま身体が宙に浮き、空飛ぶ円盤に吸われて、体内に異物を埋め込まれた・・・あるいはドライブ中に空飛ぶ円盤が車のすぐ上に留まり車が停車、外に出ると円盤に吸い込まれ、銀色で目の大きな子供のような身長のヒトガタの者に囲まれて、身体の中に異物を入れられた・・・などの噂を聞いたことはありませんか?

実はこういった事件はUFO研究家からは「エイリアン・アブダクション」、何かの超小型の異物を埋め込む事は「インプラント」と呼ばれています。

そしてエイリアン・アブダクションはアメリカ生まれの天文学者でUFO研究家でもあるジョーゼフ・アレン・ハイネックによる地球に来訪する宇宙人との接近遭遇では第4種接近遭遇に分類されています。

もともと「アブダクション」とは「誘拐」を意味します。

このエイリアン・アブダクション事件が最初に報じられたのは、今から60年以上前の1961年に起こった「ヒル夫妻誘拐事件」でして、しかもこの事件は1980年代以降から地球に来る宇宙人としてアイコン化してしまった、グレイ型エイリアンの最初の遭遇事件でもありました。

1961年に異星人に拉致されたというヒル夫妻

1961年9月19日の夕方、アメリカ合衆国のニューヨーク州北部とカナダのケベック州で休暇を過ごしたヒル夫妻はニューハンプシャー州のポーツマスの自宅に帰る途中、自家用車にて走行中に夜空に光り輝きながら奇妙な動きをする光を発見、それが近くに降下した為に夫妻は停車し、その物体の近くまで寄って観察、宇宙人らしき姿を目撃するも彼らに見つかり、自動車に乗って何とか自宅まで逃げ延びました。

ところが事件の後、二人が何を見たかを話し合った時に、二人の記憶が噛み合わない上に断片的にしか覚えていない事に気づきます。

彼らは事件遭遇の二日後の9月21日にピース空軍基地に電話で事件を報告し、翌日に事情聴取、9月26日にはこの事件は報告書にまとめられました。

その後、妻の方が2週間ほど悪夢に悩まされ、夫とともに確認した不完全な記憶に関係があるのではないかと、どんな悪夢を繰り返しみたかを記録しました。

ヒル夫妻が目撃したUFOのイラスト

また後日、催眠療法によって過去の記憶を蘇らせようとも試みたのです。そして妻の悪夢の記録と夫妻の催眠療法の記憶の照らし合わせも行われました。

催眠療法の医師は、催眠の結果は夫妻が体験した記憶というよりは悪夢の記録のほうを二人が覚えており、それを催眠で再現したのでは?との考えでしたが、この悪夢も、催眠の結果も、二人が異星人に捕まって彼らの実験や調査の被検体になった事を示すものでした。

この事件のときの宇宙人の姿がグレイ型の宇宙人とのモデルになったのですが、実は彼らが催眠療法にかかる前にアメリカの人気の怪奇SF番組「アウターリミッツ」というテレビ放送があり、その回の話「宇宙への架け橋」:ベレロシールド)に出てくる宇宙人と、催眠療法で語られた宇宙人は特徴が似ているのです。

もしこの番組がヒル夫妻に影響を与えていたとするならば、今、流行っている宇宙人の原型はアメリカのテレビ局が発注したデザインが元になっている可能性が出てきます。

The Outer Limits (1963〜1965年)

ただし、この「アウターリミッツ・宇宙への架け橋」の大筋は夫妻が語ったアブダクションとは展開が違う上に、夫妻はこの番組を見ていないのだそうで、テレビ番組が影響を与えたのだという説には不自然なところもあります。

この事件以降、私も宇宙人に誘拐され異物を植え込まれたという人が長期にわたり、全米の様々な場所で現れましたが、人の記憶は違ったものに書き換えられやすいという、虚偽記憶の考えが広まり、それとともに催眠療法で遡る記憶の信憑性も疑われ、これらはだんだんと沈静化していったようです。

催眠療法による記憶の回復があてにならないのは、以前の記事「ブライディー・マーフィー事件」や「虚偽記憶・過誤記憶実験」で扱いましたね。

今回はサイト「ヒトメボ」より「皆神先生に聞いた! なぜ宇宙人といえば『グレイ』タイプになったのか?」とウィキペディアの「未確認飛行物体」「ヒル夫妻誘拐事件」「ザ・ベレロシールド」などの項目からお話しました。

蓬莱軒では、知的好奇心を刺激する話題を毎週動画でお届けしていますので、YouTubeチャンネルにもよかったら遊びに来てくださいねマスター。

それではまた、らいら〜い🖐

蓬莱軒【水曜20時 不思議・科学・都市伝説】
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