酒と和解せよ
平日に酒を飲んでしまった。
サントリー、角瓶、ロックである。
労働のくるしみに耐えられず、帰宅したのち、自動で純氷をグラスにいれていた。
何かしらくるしいことがあると、人は自然に酒をつくるんだな、と他人事のように感じていた。
実際、それは正しいし、あるいは間違っているのやもしれない。
ただ、正誤なんてこの際どうでもいい。酒なんて、飲んで楽しくなれば十二分に役割を果たしているのだ。楽か、悲か。酒を飲むときに求めているのはどっちかだ。
今日は、どっちも経験した。楽しくなってCreepy Nutsの曲を歌ってみたり、または悲観的に今後の人生に落胆したりした。
実は、ここまで文章を書いたけれど、めちゃくちゃ眠い。酒のもつ最も偉大な力は、睡眠導入である。
酒、酒とばかみたいに連呼しているけれども、今、目を閉じたら、おれの意識はあっという間に遥か彼方へ飛んでいってしまうだろう。
そして、二度と戻ってこれないかもしれない。とか、そういうことを考えると眠るのがちょっと怖くなったりしませんか。しないか。
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