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トークイベント「図書館ウォーカーしてみませんか?」内容まとめ ご依頼の検討資料として

9月17日に、大阪府の松原市民図書館「読書の森」主催のトークイベント「図書館ウォーカーしてみませんか?」に出演してきました。

僕の初の単著でもある「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」(日外アソシエーツ)の著者としてのイベント出演はこれが第1弾で、今回の内容が今後出演する際のひな形になると思っています。ご依頼の検討材料になるよう、ここに講演内容を大まかにまとめておきます。じっくりご覧の上、ご検討ください。


使用機材とトークの形式

ノートパソコンとプロジェクターをHDMIケーブルでつなぎ、手元の小さなテーブルにパソを置いて話しながら自分で操作しました。これについては、他の方に操作していただく形は難しいと思います。写真は200枚近くあるので、操作のタイミングを合わせるのは無理かなと。
今回のトークは「読書の森」の林敏一館長にお相手を務めていただく対談形式にしました。林館長は「気のいい関西のおっちゃん」という感じの親しみやすい雰囲気の方で、たいへん助けられました。
ただ、対談形式ではなく一人でお話しする形でも大丈夫です。まだ告知はできませんが、実際にそのようなご依頼も来ています。さまざまな形式・媒体でのトーク出演経験ありますのでご安心ください。

対談内容詳細

林館長のご質問の大まかな内容を小見出しにし、質問全体やそれぞれの回答内容、お見せした写真をその下にまとめます。取り消し線引いた部分は話そうと思っていたものの忘れたり話の流れ上割愛したりしたものです。
いちおうトーク1時間+30分質問コーナーとさせていただいていましたが、トークが押し、1時間20分くらいになりました。トークについては最低90分くらいに設定しておいたほうが無難かもです。

Q1.2つの仕事の共通点は?

オラシオさんはこれまでポーランドのジャズを主なお仕事とされてこられました。図書館ウォーカーと関連するところ、相乗効果のようなものはありますか?
A)ポーランドのジャズも旅から図書館を見ることも「誰もやっていない分野」だと思う。ひねくれ者なので人と違うところから見てしまう
A)一緒に盛り上がる仲間もいないので、バカ売れはしない(笑)
A)(冗談はさておき)文化の入口になるような仕事を心がけている
A)自分としてはニッチではなく「ジャンルとジャンルをつなぐもの」と思っている。ジャズをきっかけにポーランドに興味を持ったり、旅好きの方が図書館に興味を持ったり。そもそも相乗効果がある立ち位置だと思う

友人に案内してもらって見学できたポズナンの大学図書館

Q2.プロフィールについて

プロフィールに「大阪育ち青森在住」とありますが、「大阪育ち」に何か思い入れがありますか?
A)実は、青森在住のほうに思い入れがある表記です(笑)
A)地方の街は「人が出て行って若者も少なく何もない」と思われがち
A)大阪育ちと書くことで、よそから人が来て定住して、そのうえライターとかをやって暮らしている人もいる、青森市はそんな面白くていい街だと思ってもらえる

冬の青森市の典型的風景

Q3.図書館員だったことについて

公共図書館に8年間お勤めだったということですが、どのようなお仕事をなさっていましたか?
A)自治体直営・指定管理・一部業務委託の説明
A)自分は一部業務委託形式の民間図書館スタッフだった
A)図書館の業務全般をやっていたわけではなく、配架やレファレンスなどがメイン。例えば選書の権利はなかった。音楽ライターだと職場で知られていたので、CDに関しては意見を訊かれたりはしていた
A)3年間はみんなのシフト作ったり自治体と会社の間の橋渡しをしたりの現場主任の役職に就いていた
A)元職場からは遠く下北半島まで海が見わたせ、時々眺めていた思い出

元職場と同じフロアから見た青森の海

Q4.書籍「図書館ウォーカー」について

「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」について改めてご紹介いただけますか。また、旅エッセイの形にしたのはどうしてでしょうか?

<書籍の特徴について>

A)もとは津軽地方で発行されている新聞「陸奥新報」の連載
A)掲載済みの計120回から66回分、全都道府県から最低1館は選ぶ形
A)オールカラー、写真も約280枚掲載。それなのにこの安さ(税込2530円)
A)かわいいデザイン。担当は青森県在住デザイナー齋藤一絵さん
A)休館日・開館時間・公共交通でのアクセス情報など実際に行く人にとって役立つデータを掲載
*実際のサンプルページをプロジェクタでお見せして説明しました

単著(左)と監修(右)。どちらもかわいいでしょ?

<旅エッセイの形にした理由>

A)連載のテーマについては、初代担当記者で実話怪談作家の高田公太さん↓(ただいま単著第2弾を絶賛発売中!僕の数少ない県内物書き仲間です)と一緒に決めた。「図書館のネタで書いてくれ」と言われたので
A)新聞という媒体はいろんな層の読者がいるので、とにかく誰もが読みやすく自分なりに楽しんでもらえる「読みもの」であることにこだわっている
A)旅という切り口から図書館を捉えた読みものは実はほとんど存在せず、自分が知る限り亡くなった海野弘さんの「日本図書館紀行」のみ。ただ同書も旅先の図書館の蔵書面にフォーカスしたものなので、図書館ウォーカーは読者に旅していただくことと「いろんな図書館があるんだな」という発見を楽しんでいただくことを第一の目的にしている

Q5.取材方法について

取材の方法について教えてください。取材先の図書館はどのように決め、またどのように情報をあつめていらっしゃいますか? 取材時の必携品はありますか?

<取材の方法>

A)普通の旅行者と同じように図書館にふらっと入ってふらっと出ていく。普段着の図書館の感じが見たい
A)写真撮影希望者への対応が難しいのを知っているので、館内撮影はしない。また、インタビューしたりもしない
A)必携品はこのデジカメ。軽くてポケットに入ってできるだけ高画質のものを求めるとこれ(Canon PowerShot G9X Mark2)に行きついた。入館時に図書館員さんに警戒心を抱かせないため、ポケットに入れられるというのがとても大事な点

愛用のコンデジ。なにげにくまモンストラップのほうが大事だったりする

<取材先図書館の決め方>

A)決め方には2つのパターンがある
A)1.(プライベートなどで)旅行先がすでに決まっている場合
・目的地や宿の近くに図書館があるかどうか調べる
・公共交通での寄り道が可能かどうか調べる
A)2.旅先を決めるきっかけにする場合
・メディアで知らない地名、気になる場所を見つけたらすぐ図書館検索
・グーグルマップで地理的条件(海が近いなど)を見つつ近くの図書館を見つける
・友人知人との会話で出てきた地名を思い出して、そこの図書館を探す
・面白い館名(例:出雲市立海辺の多伎図書館)などを探す
・タイムリーなネタの舞台の近くの図書館を探す(例:甲子園最寄り館)
A)いずれにしても、旅に出る前に想像してわくわくできる図書館を見つけるのが大事かと

Q6.図書館旅を楽しむコツについて

「図書館ウォーカー」を読むと訪ねてみたい図書館がたくさんあります。ただ我々は図書館を目当てに旅を組み立てることは少ないと思います。旅先で図書館を楽しむコツについて教えてください。
A)まず、なぜ美術館や博物館ではなく、本も借りられないのに図書館なのか
A)図書館は観光的な立地ではなくふつうの街なかに建っていることなどが多いので、よりその街の日常が感じられるのでは

沖縄県東村の集落

A)「良い図書館かどうかはわからなくていい」という考え方を前提に。図書館サービスは長く通ってはじめて評価できるもの。旅先でちらっと見たくらいではわからない。わからないのなら、その範囲で楽しめばいい
A)図書館は「本を借りる場所」「読書好きが行く場所」と限定してしまうと「旅先で行ってもしょうがないじゃん」とインプットの回路が閉じられてしまう。なので↓
A)図書館単体で切り離すのではなく「街も図書館の一部」くらいに考えて、図書館までの道のりを楽しんで欲しい
A)名産品、街並み、景観などなど、いろいろ目につく「ちょっとした面白さ」があると思う

秋田県大仙市神岡地区のマンホールのふた
JR北海道北広島駅の屋根
新潟県出雲崎町の眺め

A)あくまで「旅そのもの」を楽しむために図書館を目的地に設定している。実際に書籍にも収録したが、最悪「行ってみたら閉まっていた」場合でも旅そのものが楽しければそれでいいと思う。または「また来よう」と思うきっかけになれば
A)図書館そのものを楽しむには、郷土コーナー、企画展示、配布パンフレット、イベントのチラシやポスターなどで地元ネタを知るのが楽しい

長崎県東彼杵町の図書館前にあった名産「そのぎ茶」の自販機
青森県平川市立平賀図書館併設の郷土資料館

A)(次に話すが)館内外のデザインを楽しむのは最近広まってきている。あるいは敷地内からの眺め(例:海が見える図書館)なども楽しめる

北海道島牧村の若者総合スポーツセンター図書室からの海
福岡県北九州市立若松図書館の屋上部分からの海
長野県白馬村の図書館前から見た白馬連峰

A)ただ単に休憩するために立ち寄るのでもいいと思う
A)個人的には「この街で生まれ育ったら/暮らしたらどんな日常になるのか」をシミュレーションしながら街歩きするのが面白い。歩いている最中に住む場所、公共交通の便利さ、飲食店やスーパー、そして図書館を見て、想像するのが楽しい

宮城県気仙沼市唐桑半島内のスーパーのおさかな
北海道白糠町のレストランにて。材料すべて白糠産!

A)大人の休日倶楽部か何かのポスターでかの吉永小百合さんも「この街で生まれ育ったら」というようなことを言っている。図書館ウォーカーの楽しみ方は吉永さんと共通する?
A)のんびりした街歩きでは猫に出合うことも多いので、それも楽しみです

桜島の猫。このあと突然デレて脚に体をすりつけてきます

Q7.オススメ館について

図書館の魅力の中でも建物や内装は特に注目点かと思います。これまでで面白かった図書館などご紹介ください。
A)デザイン面に限らず、図書館を図書館機能とは全く違う観点から分類すると面白いし行きたくなると思っている。例えば・・・↓

勝手に図書館をカテゴライズする「図書館勝手ゴライズ」の一例
大船渡市立図書館があるリアスホール
とにかくウケが良い宇和島市の簡野道明記念吉田町図書館
北海道の芽室町図書館
小さい図書室がある大阪府藤井寺市のアイセルシュラホール
展望塔がある図書館:新冠町レ・コード館図書プラザ
展望塔がある図書館:大間町北通り総合センター図書室
駅図書館:エンクロス図書コーナー(JR日豊本線延岡駅)
駅図書館:大空町女満別図書館(JR石北本線)
温泉図書館:青梅市立青梅中央図書館
温泉図書館:おぐに開発総合センター図書室(山形県)
1階に2人はいればいっぱいの小さな温泉が!
ホテル併設図書館:上越市立直江津図書館
水鏡図書館:鶴岡市致道ライブラリー

Q8.プラネタリウム図書館について

松原市民図書館が「読書の森」になって約3年です。以前はプラネタリウムを備えた図書館でした。他にプラネタリウムがある図書館はあるのでしょうか?
A)「元」も含めていくつか訪ねたことがあります
A)名寄市立図書館(北海道)、オーテピア(高知県立&高知市立)、村上市立図書館(新潟県)など

名寄市立図書館

Q9.読書の森について

今回この講演のために「読書の森」を再訪していただきましたが、何かご感想はありますか?
A)最初に訪ねた時も感じたが「館内からの眺めの多様性」があると言うか、ステイする空間にいろんな種類があるというのは飽きがこないし、とてもいいと思います
A)逆に質問なのですが「読書の森」の良さは、ふつうの住宅街にこんなに変わったデザインの建物が違和感なく溶け込んでいるところだと思うのです。こうした点については、例えば建築家さんとじっくり打ち合わせなどされたのでしょうか?
<館長の回答>
建築家さんが仰っていたのは、図書館というのは出来上がった時が完成ではなく、それから何十年も長く使ってもらう中で出来上がっていくものなんだと。だから外壁もぴかぴかしたものではなく、こういう渋い色合いになっているのです。近所の人は「いつから塗りはじめるんや」とか言っていたそうですが(笑)

読書の森も水鏡図書館&名建築図書館
読書の森の正面
読書の森エントランス

Q10.図書館ウォーカーの波が?

「読書の森」は数々の建築賞を受賞しており、今もひと月に30組ほどの見学があります。先月(8月)には台湾から建築関係のツアー客の来訪がありました。図書館ウォーカーの波が来ているように感じるのですが、どう思われますか?
A)台湾はもともと少し前から建築デザイン的に優れた図書館がいくつも登場しているので、建築という切り口で図書館を見るという点では日本よりいくらか先んじているかもしれません
A)本を出してから、ちらほら「自分も同じように旅先で図書館を訪ねています」という感想をいただくようになりました。ポーランドのジャズについて書きはじめた時は「そんなジャンルがあるのか?」とか「冗談だよね?」みたいな感じで鼻で笑われていたこともあるので、それを思えばゼロからやらなくていいと言うか、プラットフォーム化した趣味なのかもなとは思っています

Q11.オラシオ的良い図書館とは?

先ほど「良い図書館かどうかはわからなくていい」と仰っていましたが、あえて挙げるとすれば、ベスト5などご紹介いただけますか?
A)あまりランキング的なことは考えていないので具体例は挙げられない
A)自分なりに好きな館の条件がいくつかあるのでご紹介したい
・後ろ髪を引かれる=時間が足りない、また来たいと思わせる
・座る場所が多い
・きゅうくつ感がない、適度に明るい
・地元の情報を積極的に発信している
・新しい本を積極的に入れている
・アクセスしやすい
・サインが見やすい→はじめて来る人にもわかりやすい
・図書館員、利用者にかかわらず、若い世代の姿が目立つ
・究極的には・・・移住しても良いと思える、この図書館があったら毎日楽しそうと思わせてくれる図書館
・あと「サインが見やすくわかりやすい、親切」というのも自分的には良い図書館の条件です。読書の森さんはその点でもすばらしくて、良い図書館だなと感じています

一か所から見られて、ジャンルもわかる読書の森のサイン
(許可を得て撮影しています)

Q12.今後行ってみたい館について

次に行ってみたい、狙っている図書館はありますか? また海外は視野に入れていらっしゃいますか。

<行きたい図書館>

A)天草市立御所浦図書館(熊本県)→奇天烈な展望塔&海が見える?
A)那賀町立木頭図書館(徳島県)→徳島駅からバスを乗り継ぎ4時間以上!
A)石垣市立図書館(沖縄県)→日本で一番南と西にある公共図書館

<海外の図書館について>

A)海外の図書館は、外国の旅行者がどの程度利用できるのか見えにくい
A)ポーランドなど取材先で地元の友達に「図書館行きたいんだけど」と訊くこともあるが「自分も使ってないからよくわからない」と返されることも多い
A)デザインや内装ではデンマーク王立図書館やアムステルダム公共図書館が印象に残っている

ブラックダイアモンドのニックネームがあるデンマーク王立図書館

A)いちばん衝撃だったのはポーランド南西部の大都市ヴロツワフの住宅街の中に建っているヴロツワフ公共図書館42番分館でのこと
A)取材するコンサート会場の複合施設の一角にあるのを見つけ、入ってみたら「ロシア語とフランス語しかできないので、案内はできないけれど」と言われた。そういう英語も自分よりうまかった。街の図書館なのにそんなすごい図書館員が!
A)さらに中に入ると、日本のマンガのポーランド語訳が大量に所蔵

R-18作品までポーランド語訳が!

Q13.図書館以外の仕事の予定について

ポーランドのジャズと図書館の分野でご活躍ですが、他のジャンルでもお仕事のご予定などありますか?
A)予定と言うより「希望」ですが……
A)図書館ウォーカーを読んだ「小説すばる」の編集者さんからオファーをいただき、今年の4月号に読み切りエッセイが掲載された。
A)別ジャンルでも需要がなくもないのかもと思ったので、もう少しいろんなネタのエッセイを書いてみたい
A)図書館ウォーカーは基本的に人と話をしない取材方法なので、じっくり人に取材をするような書き方もしたいとは思っている
A)ふだんはどっちかというと主夫のような生活。「カジダン」的な目線からも何か書ければとかも考えている。フェミニズムやジェンダーについても興味があるので、そっち方面でも何か書ければ

お客様からの質問コーナー

松原市内の高校に通っていらしたそうですが、何か思い出はありますか?
A)高校3年間は遊び倒して完全な落ちこぼれでした。
A)卒業前に3年間の総合成績が出て全5百数十人中、下から10人目だった。
A)いちばん驚いたのは「まだ下に9人もいるんだ」ということ(笑)

Q14.図書館ウォーカーの分類について

(図書館員として聞いてみたいマニアックな質問です。)
『図書館ウォーカー』は副題「旅のついでに図書館へ」にもあるように「図書館ガイド」ではなく「旅行者目線のエッセイ」です。図書館では本を日本十進法(NDC)という分類で整理して並べています。旅のエッセイは分類でいうと29。ところが『図書館ウォーカー』に付けられた分類は国立国会図書館が010.21「図書館.図書館情報学」、読書の森は016.21「各種の図書館、日本の公共図書館」となっています。「図書館の人、僕の言うこと聞いてます?」のような、これについて言いたいことありますか。
A)本音を言うと、有名な小説「図書館戦争」を01分類にするくらい内容とかけ離れた分類だと思っている
A)出版社のほうでもCコードを「旅行」にして「旅エッセイ」として売っているのだが……ちゃんと中身を読んで分類してます?とは言いたい
A)これは図書館に関する書籍がいかに種類が少ないかということのあらわれで、図書館とタイトルがついたら図書館関連の内容に決まっているという固定観念につながっている。自分の本がきっかけになって、もっといろんな内容の「図書館に触れた本」が出ればいいのでは

最後に

この「読みもの」の究極のゴールは、もっと図書館に興味を持ってもらうということ。旅先で図書館に寄って楽しんでいただくのはもちろん、ご自宅の最寄り館にも散歩に行ってみて自分なりに楽しんでもらいたいし、もし良かったら本を借りたりもしてほしい。
というわけで、今日お帰りになる際のみなさんのプランは決まっています。すぐ近くの松原市民図書館「読書の森」を訪ねていただいて、濠の中を泳いでいるこの亀ちゃん↓に会ってください(笑)
本日はありがとうございました。

読書の森の濠で泳ぐ亀

オマケ(カットされた質問)

Q.オラシオさんは公共交通を利用した図書館旅を重視しているとのことですが、それはなぜでしょうか。
A)そもそも運転免許を持っていないので公共交通を使うしかない
A)移動のスピードが違うと、見えてくるものも違うと思っている。駅やバス停から歩いて行く必要がある、というところがポイント
A)公共図書館は誰でも使える施設で、公共交通も運賃さえ払えば誰でも利用できるもの。同じような旅を楽しんで欲しいので、誰でも利用できる施設に誰でもできる手段でたどり着く、再現性の高い内容を目指している。図書館の利用促進もこの読みものの目的なので
A)SDGs的に言うと、旅先の公共交通を使うことは、その土地の子どもたちの生活環境を守ることにつながると思っている
A)列車やバスの中で地元の人たちの(多くは方言による)会話に耳を傾けるのも楽しい経験です

肥薩おれんじ鉄道の車内から
JR北海道根室本線の車内から

と、このような感じでした。設問のほとんどは林館長に作っていただいたものなので、一人でお話しする時などは若干内容や順番など変更されるかもですが、主旨はだいたいこんな感じです。
掲載した画像はほんのごく一部なので、プロジェクタを使ってトークする場合は200枚くらいはお見せすることになります。使えない場合は、また応相談です。

講演依頼をご検討されている方は、以上をご覧のうえ、よろしくお願いいたします。
ご依頼、ご相談は aladyhasnoname(a)yahoo.co.jp (a)→@ にメールをお願いします。

なお、取材旅のほぼすべての費用を自費で賄っております。「応援している」「もっといろんなところに行くのだ!」という方はサポートや投げ銭でご助力いただけると嬉しく思います。

(見出し写真は湧別町立中湧別図書館がある複合施設の文化センターTOM)

フリーランスのため、みなさまのサポートは取材や執筆活動の貴重な経費とさせていただいております。また、サポートいただくとものすごく励みになります。最高のエネルギーです。よろしくお願いします。