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「無計画に生きるということ」流れ&勢いでノマド生活に至るまでの経緯

僕は今、1ヶ月ごとに拠点を変えながら移動を繰り返す、いわゆる「ノマド」というライフスタイルを実践しています。

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でも、つい半年前まではこんな生活を送ることになるなんて、計画も想像もしていませんでした。

今回は「どういうきっかけで」、「どんな心の変化があって」この生活に至ったのかについて書いてみようと思います。


移動をはじめたきっかけ

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2020年5月。
その前月に出された緊急事態宣言を受けて、仕事がリモート環境になりました。
東京に住んで、東京のオフィスに通っていたけど、このとき

「東京以外の場所に住む」

という選択肢が初めて過りました。


移住先をどこにするか?

場所の候補

当初の選択肢は「大阪」か「福岡」。
大阪は自分が育ってきた場所で、実家もある。慣れ親しんだ環境にもう一度身を置くという考え方。


福岡には、転勤とか大学進学をきっかけに移住した知人や友人が何人かいて、彼らに会うたびに福岡の魅力をプレゼンされていました。何よりも福岡は「婚活の聖地」で、人口比率も女子の方が多いと…。



それなりに良い歳にもなってきて、僕の心は非常に揺れました…。

2020年09月「よし、もう移住することは決めた!候補は大阪か福岡だ」
2020年10月「先に今の賃貸契約を解除して退路を断っておこう」

自分の中では気持ちがどんどん盛り上がっていき、大阪と福岡で物件を探し始めました。

でも

なかなかグッとくる家が無い…

賃貸の解約 1ヶ月「どうしよう」
賃貸の解約 1週間「どうしよう…」

解約の1週間前になっても行先が決まらない僕が取った行動は

賃貸の解約:4日前「天に委ねよう。」


つまり、

占い

人生初の占いで、「なんとかの母」を含む2人に見てもらって計2万円(笑)


その結果、

石川

が、斜め上から降ってきました笑


「考えている暇はない、とりあえず石川に行こう」

たまたま2020年初めにご縁をいただいていた、石川県で移住の相談窓口をされていた方にコンタクトを取り、

「3日後に家を出ないといけないんですけど、僕が住める場所ありますか?」
「宝達志水町というところに移住お試しハウスがあるよ」
「じゃあ3日後にチェックインします!」

石川県能登半島の付け根辺りに位置する、生まれて初めて聞く名前の町に、段ボール7個口と共にお試し移住することに。


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↑これが東京を出て最初にお世話になった石川県・宝達志水町の古民家


ノーマークだった候補地・石川で暮らしてみて思ったこと

東京の家を発つ前の3日間は死ぬ思いで断捨離と退去の準備。
そしていきなりの古民家田舎ぐらし。

これがめちゃめちゃ落ち着く…!
結果、その後、石川には加賀や珠洲市など何拠点かで暮らし体験をさせていただき、そのおかげで移住のイメージが凄く湧きました。

※突然の相談にも丁寧に対応してくださり、現地でもいろいろと案内してくださり、めちゃくちゃお世話になった株式会社ぶなの森の皆さんには感謝しかありません。


突然降ってきた第三の選択肢を堪能したのはいいものの、石川での滞在中に思ったのは、

「せっかくだから、別の場所にもお試しで暮らしてみたい」

ということでした。
そのとき、はじめて僕の中で「ノマド」という生き方が選択肢としてくっきりと浮かび上がってきました。

「いろんな場所に実際に住んでみて、最終的に落ち着ける場所に定住しよう」

というアイデアです。


自分に合ったライフスタイルを固めていく

これを実践するために、月額制の他拠点宿泊サービスやゲストハウス、民泊を活用しながら、行ってみたい場所をピックアップして、条件があえばそこに一定期間暮らす、という生活をスタートしました。


「条件」というのは僕の場合、

▶ 家賃が予算内(月換算で6.5万円を基準にしていました)
▶ 終日作業ができるワークスペースがある
▶ 自然に触れる静かな環境(できれば海沿い)

という軸のもと移動先を探していました。

仕事の場所を選ばないとはいえ、本業のパフォーマンス下がってはいけないので、集中できる仕事環境は確保しつつ、自然にも触れられる、そして将来住みたいと思えるような場所に出会えることを期待しながらの場所選びです。

そんな感じで、場所によっては1週間、場所によっては1ヶ月以上滞在、ということを繰り返しながら移動を重ねていくうちに、「1ヶ月」という期間が一番自分にとってしっくりくるということが分かってきました。


無理がなく移動が繰り返せるし、それにミーハーな観光で終わらずに町のこともある程度知ることができる

そうやって、今の「マンスリーノマド」というライフスタイルが固まってきました。

うーん、振り返ってみると、僕の中では濃い半年でしたね。

今日書けなかったこの生活を通して感じたことだったり、移動先でのエピソードなんかは、別の機会に書こうと思います。

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