クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書【第7回】
『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(著:渡邉 格)
クソ世界の片隅で起こす革命現代社会を否定してファックと叫び、仲間達がそれに同調し、酒を呑み交わし、快楽の果てに夜の公園のベンチに寝そべって星空を眺めて最高な気分に浸り「夜よ明けないでくれ」なんて呟いても、夜は明ける。
昨晩の最高な気分は夜空に輝く星のようなもの。
日が昇れば消えてなくなる。財布の中の金もすぐになくなる。
否定したはずの現代社会のど真ん中で、呆然と立ち尽くし、金を稼ぐために仕方なく労働へ。朝から晩まで