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MY クラブミュージック HISTORY 其の壱

こんなタイトルでこんな前置きもアレなんですが、僕は人生において二度しかクラブというものに行った事がなく、その時も狂うように踊ったり異性とのそうゆう繋がりを持った事もありません。
一度目はレゲェ中心の箱で、二度目は主に大学生〜20代前半の若者が同コミュニティ内のダンスグループ(ジャンルはハウスが中心だったかな)のパフォーマンスを鑑賞するみたいな所だった(後者は職場の同僚にそこでパフォーマンスするからという理由で招待してもらった)。僕は基本的に、そんな場所に行ってはしゃいだりできるようなタイプではないのですが、それでも上記2つのその体験は普通に楽しかった良い思い出として記憶に残ってます(でもやっぱ「クラブに居る人達」て色んな意味でちょっと怖いから雰囲気に慣れなかった)。

本題に移りますが、クラブの経験が少ないからといって、クラブミュージックというジャンルは筆者も大好きです。特に今現在、例のKポガールズグループの登場でジャンルの一つであるドラムンベースや2ステップがポップスのフィールドを掌握しているといっても過言ではないような気がするし、そうでなくても天才的な感覚を持ったDJやトラックメイカーが市場を席巻しているなと。 別記事でも記したんですが、僕が音楽鑑賞を楽しむきっかけになったのはワンオクやバンプなどのいわゆるロキノン系邦ロックバンドです。それとは全く別のジャンルであるクラブミュージックの良さをどう知っていったのかをざっくり振り返ろうと思います。

※あくまで筆者基準の適当なジャンル分けで良さを理解するきっかけの曲を語っているので、「いやその曲って文脈的にクラブミュージックか?」みたいなのもあります。ご了承&お許しください。


其の壱

Dragon Ash、電気グルーヴ、サカナクション
(前史 第一次カルチャーショック
)

以前コチラ↓の記事でも話したんですが、

当時それまでロックとありきたりなJ-POPしか知らなかった俺はこの曲を聴いた時、天地がひっくり返るような感情を抱きました。イントロ(Queen「we will rock you」)でサンプリングの存在を知り、ブラックミュージック特有のビートや、韻をリズムに乗せて踏むということ。全てが当時の自分にとって「全く違う」という肌感覚だったのを覚えてます。詞とメロディーがエモーショナル過ぎるのも然り、0:40〜からドラム→ギター→ベースと完成していき、1:04のスクラッチから重めのギターサウンドという芸術的なイントロの構成。邦楽ロック史に語り継がれるRapミュージックという稀有な存在感を今でも十分に発揮していると個人的に思います。

また、その後も趣味を理解してくれていた母親が近くの小っさい中古屋で見つけてきてくれたコチラ↓のアルバムから、 

Dragon Ash 「LILY OF DA VALLEY」

↑今から考えて20年以上前にも関わらず、もう既にこの時代からここまで斬新でエクスペリメンタルなサウンドのRapをやってたのは彼らくらいだろうと思う。でもやっぱり当時の僕はロキノン信者単細胞少年だったので、奇抜な曲だなと思うだけであんまり好きではなかった。
また、詳しくは上述している記事を参照しているただければ幸いですが、僕はこれらDAの曲に触れて以降、約8年以上にわたって抱いたマイナスクソデカ感情によってHIPHOPを聴くという道を本能的に閉ざしました(若さ故の狭い視野)。

認めたくないものだな。

次にそれまで好きだったジャンルから少し離れて、これまたワンオクや上述のDragon Ashと同じくケーブルテレビのMUSIC ON TVやスペースシャワーで取り上げられていた電気グルーヴとの出会いです。

今でも何がすごいのかよくわからんけど、とにかくスゴイとしか言いようが、、、、。
まじで宇宙人に会ったような、未知との遭遇のような、そんな感覚でした。また、2chの音楽版(テクノ版)で紹介されていたコチラ↓

前者はカッコよさもさる事ながらpvの意味がわからんし、後者に関しては何から何まで意味がわからん、、。でもめちゃくちゃハイセンスなんだなと謎に思ってた、、。明日のジョーのアニメ劇中でのセリフやよくわからん昔の特撮番組(?誰か元ネタ知ってたら教えて下さい。)をサンプリングして曲に叩っこむという思考。この2人は一体どんな脳みそしてるのか。また、サンプリングの衝撃とはまた別なんですが、YouTubeで見つけたらこんな動画も↓

いや、コレホントめちゃくちゃ良いですね改めて見ると。らき☆すた見た事ない(サブスク解禁してくれ)のに、この動画は今でも大好き。電気が創るテクノって、文学によるところの無頼派(俗世間におもねった、洒落や滑稽と趣向を基調とした江戸期の“戯作”の精神を復活させようという論旨 wikiより)的な精神に富んでいると思っています(文学の話は長くなるので割愛)。

このMADも例に漏れずその道化的もしくはパンク的精神が、素晴らしいクリエイティビティを持ったファンを生み出す一因だと思います。

そして今回最後。僕の世界に彼らが舞い降ります。↓

みんな大好きサカナクション大先生。実家はバチバチの海系田舎にあるんですが、当時中学生で住んだことが無い筈の都会への憧憬みたいな感覚をサカナクション先生で初めて覚えました。彼らについても、「なんかオシャレな感じ。(KONAMI)」くらいの感想しかなかったんだけど、今考えるとやはり当時から凄かった。例えば、その後くらいにネットの音楽版で見た↓

コレや、

コレなど、ポップスやシンプルなロックばかり聴いてる中学生くらいにはイマイチ良さが理解しにくいであろうエレクトロニカやアンビエントミュージックを↓

このジャンルはこうしてっっっっ、、!

こうするっっっっっっっ!!
といった風に、ポップスやロックのフィールドに上手く落とし込んでた。まるでフランス革命後に芸術の良さがわかない一般人に解説を行う芸術アカデミーのよう、、、(失礼)。
上に紹介したエレクトロニカやアンビエントはクラブミュージックというよりは(現代音楽としての)電子音楽という色が濃いと思うんですが、後々僕のところにやってくるhiphopやhyper popなどに強い影響を与えているので載せておきます。

余談ですが、僕は今でもサカナクション聴いてる大学生を偏見で「意識高い系。(笑)」みたいな感じで冷笑してた当時のインターネット文化を許してないです(熱血)。

という事で、其の壱はとりあえずここまでです。編集本当に長くなる。。。(泣)

次回予告


コイツ(ら)と
コイツ(その周辺)。
バレバレ

其の貳  最強の宿敵と脅威の侵略者

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