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『だが、情熱はある』を情熱を持って語ろう

ついに最終回を迎えてしまった。
だが、情熱はある

最近の連続ドラマとしては、12話あるというのは、珍しいこと。
だけど、足りなかった。

もっともっと観たかった。
このチームの情熱を。

私は、今期のドラマをあまり多く深く観なかった。
ほぼこの『だが、情熱はある』にだけ、情熱をかけていた。

このドラマは、キャスト、脚本、演出、構成などなど、情熱溢れる素晴らしいものだった。

めちゃくちゃ楽しみにして、めっちゃスタンバイして、その時間を迎えるのに、つい寝落ちしてしまうことも何度かあったけれども…💧

エンディングのSixTONESの『こっから』がかかったと同時に「はっ‼️」と目が覚めることもあったけれども…💧

『こっから』がオープニング曲になってからは、この曲で目が覚めて、寝落ちせずにリアタイ出来るようになった。

やっぱり、SixTONESの『こっから』は、オープニング曲にピッタリ‼️


最終回、観ましたか?
まだ観てない方はそっと閉じてくださいね。

これより先、情熱を持って私の思いの丈を書きたいと思うので、きっとネタバレしちゃう。
ネタバレせずに、この思いを書くのはきっとムリ。
なので、きっとネタバレしちゃう。
観た方、ネタバレOKの方、ほんのちょっと興味のある方など、よろしければどうぞ。

ではまず、前につぶやいたこちらから。

これ。
私は予告を観た時に、てっきり『午前0時の森』の番組に、海人くんと慎太郎くんがサプライズで出た時のものを使うのだと思っていた。
それが、よくよく観てみると、あの時のものではない‼️
撮り直しているではないか‼️

えーっ⁉️
登場の仕方もあんな感じだったし、服装はもちろん同じだし、髪型とかあの時と同じようにしてるからわからなかったよ。
比べてみたら(TikTok調べ)動きとセリフも少し違うか⁉️みたいな…。
慎太郎くんの髪が少しだけ短くなってるかな?
みたいな…。
わからんわからん。

撮り直していたんだねぇ。

役の使い分けが凄いなぁ。

左が若林と山ちゃんに扮している海人くんと慎太郎くん。右が海人くんと慎太郎くんに扮している海人くんと慎太郎くん


慎太郎くんは、顔まで山ちゃんに似てるよねぇ。
似てきたよねぇ。
いや、山ちゃんを見ると、慎太郎くんと全然違うじゃんって思うんだけど、慎太郎くんの表情と顔を見てると、時々脳がバグるのよ。

蒼井優ちゃんとの結婚会見の新聞の写真のシーンなんか、え❓どっち⁉️本物⁉️え❓山ちゃん⁉️
え❓あ⁉️慎太郎くん⁉️え❓蒼井優⁉️え❓本物⁉️みたいな…。
もうよくわかんなくなったよ。

慎太郎くんは、山ちゃんの役をやるにあたり、体重も増やして、少しポッチャリさせたという。
凄い情熱❤️‍🔥
ジャニーズでなかなか体重増やすって凄いことよ。

体重を増やすといえば、しずちゃん役をやった富田望生ちゃん。
彼女は、役によって増やしたり減らしたりするというストイックなところがあるという。

彼女もまたしずちゃんでしたねぇ。
関西弁も動きも喋り方も見事なまでに、しずちゃんでした。

相方という点で、春日役の戸塚くん。
彼もこれまた、見事に春日でした。

春日のひょうひょうとしたところとか、見事に演じ切ってましたね。
春日より春日‼️

戸塚くんが海人くんの相方で良かった。

なんだろう…母のような想い。
「うちの子と仲良くしてくれて、そばにいてくれて、共に頑張ってくれて、ありがとう」そんな感謝の気持ちでいっぱいだ。

ってかさ、このドラマ‼️
今現在に追いつく半生って、どーゆーことよ‼️

凄すぎるんですけど‼️

『午前0時の森』での
「2人の半生のドラマが決まりました」
「主演の発表です」っていうところをドラマに使っちゃうっていうのも凄いし、ラジオとかでのドラマについて語る本物の若林さんと山ちゃんの反応まで再現ドラマしちゃうとか、ありえない演出なんですけど。

アメフトの格好をした海人くんと戸塚くんがいるところに「ナイスミドルじゃん」なんて言いながら若林さんが差し入れを持って行くところとかね。
それを海人くんが演じちゃうっていう。
ホント凄いわ。
山ちゃんのラジオに慎太郎くんがゲストで呼ばれたところとかも。

脚本家さん、マジで凄い。

そして、軽く脳がパニックになるくらい似せているキャストの皆さんがこれまた凄い‼️


ホントこのドラマのキャスティングした方は、天才です。

誰も彼も良かった。

若林の家族も良かった。
特におばあちゃん役の白石加代子さん。
すっごく良かった。

前に記事にも書いたけど、藤井隆さんの谷ショーさん(前健さん)も良かった。

クリー・ピーナッツも良かった。
かが屋のおふたりね。
こちらもなんとなく似てた😆
ラップもうまかったし。


私は、山ちゃんと若林さんが12年間も漫才のユニットを組んでいたことも知らなかったし『足りないふたり』という番組をやっていたこともこのドラマを観るまでは全く知らずにいた。
さらに、5万5000枚まで売れたという、伝説の無観客解散ライブなんてものも全く知らずにいた。
なので、このクリー・ピーナッツが歌を勝手に作り、そこから売れていったということも全くつゆ知らずのことでして…。

だから、このおふたりのことをドラマの中でちょいちょい触れるたび、「ん⁉️」「え⁉」「なんで⁉️」「そこまで重要なのかな?」という想いも少なからず持っていた。

そしたら、あれよね。

この無観客ライブのね。
「俺は足りてる側に行くぞ」って、若林が言うとこね。
で、それを山ちゃんが止めるシーン。

なるほどなるほど。
そーゆーことか。
めっちゃ重要じゃんって、繋がった。


以下は、若林さんの長セリフ。
山ちゃんの「それでいいじゃねぇかよ」の部分は端折ってます。

たりてない側にいたって、たりてなさって伝わるのかなって。
12年前、勇気を出して、山ちゃんと2人でここでライブを始めて。
それが思いのほか伝わって、よし、俺たちはこうやって戦っていくんだって武器が見つかるっていう、そういうことぐらいしか起きないじゃねぇか。

客席の明日のたりないふたりが、また別のもんを作って、さらにまた、まだ無名の明日のたりないふたりへと受け継がれていく。
そういうほとんど生まれてきた意味を掴み取るようなそんな素晴らしいことしか起きねぇじゃねえか。

それに深く感銘を受けてくれた、新潟のDJと大阪のラッパーが、同じタイトルの曲を作って
「これってありなのかな?」って、一瞬スタッフがザワザワするけど、その曲はヒットして、ゆくゆく武道館でライブをやるようになって、
『たりないふたり』の曲を聴いて、関係者席で号泣する。
そんな素晴らしいことしか起きねぇじゃねえか。

それを見た、まだ無名の客席の明日のたりないふたりが、また別のもんを作って、さらにまた、まだ無名の明日のたりないふたりへと受け繋がれていく。
そういうほとんど生まれてきた意味を掴み取るよなそんな素晴らしいことしか起きねぇじゃねぇか。

たりないふたりの若林のセリフより抜粋

ここ。
なんかねぇ。
繋がってたんだなぁって。
なんか深くて…。


足りない、なにか足りない。
これでいいのか?
これしかないのか?
と不安になったり、疑心暗鬼になったり、彷徨ったりしながら、もがき続けてきた2人。
だけど、ちゃんと伝わる人には伝わって。
それがまた誰かに刺さって、伝わって、繋がって行く…。
何者にもなれなくても夢を持ってもいいんだと思わせ。
何者かになろうとしている人に刺ささり。
何者かになるための背中を押す。
そういう素晴らしい世界が、足りない世界にはある…みたいな。


クリー・ピーナッツは、大事なキーパーソンだったんだって、私の中で繋がった。

今後、もしまたこの2人がユニットを再結成し、漫才をやった場合、若林さんのセリフの中に
「2人の半生がドラマ化され、それをジャニーズさんに演じてもらう、そんな素晴らしいことしか起きねぇじゃねえか」
っていうセリフが付け加わるのかな?
なんてことを考えたりして。

ってか、この無観客ライブのシーンはいつ撮ったんだろう…。

1話で、このシーンが少し映し出されていたけど、もうその時にはここのシーンは撮ったのだろうか…。

そう考えると、もうこの最初の時点で海人くんも慎太郎くんもしっかり、若林と山ちゃんになってたんだな…。

まぁ、1話冒頭の顔が映らない時の
「あ、もう時間ですよね」の声の感じから
「え?本人?」と思わされたけどね。

けど、回が進むごとに2人とも憑依してるんじゃないかと思うほどどんどんどんどん似てきてたし。

海人くんに至っては、アイドル髙橋海人の場面でもちょいちょい「若林だ‼️」「若林になってるよ」って思うような喋り方になる時があったから。
「めちゃくちゃ」の言い方とか、めちゃくちゃ若林😆

この間の『坂上どうぶつ王国』でも
「海人じゃ弱い」ってクッキーさんに言われた時に
「弱いって言うな‼️」
「こっちは、プライド持ってやってんだ‼️」って言い返した時なんか、まさに、若林だった😆
声も動きも。

海人くんのバラエティでの返しが、若林さんのおかげで上手くなってる…って、つい思ってしまった😁

まぁ、それくらい染み込ませてお芝居してたんだなぁって。
めちゃくちゃ研究したんだろうな…。

このドラマのクランクアップの時の挨拶で、海人くんは、次のようなことをキャストの方やスタッフさんたちに向けて話していた。

私情を挟んでしまうと、このタイミングでKing & Princeが2人になるという自分の中で大きな出来事があって、この現場があって、皆さんの情熱と優しさを感じながら出来たから乗り切れた。
凄い大事な場面を楽しく切り替えて乗り切れたなと思います。
めちゃくちゃ感謝してます。

髙橋海人クランクアップの言葉一部引用

凄いと思った。

『乗り切れた』
『楽しく切り替えれた』
このセリフを言えちゃう海人くんが凄いと思った。

やっぱり、5人から2人になるというのは、辛かっただろうし、不安とかもあったと思う。
5人での活動を泣いたり笑ったりしながらたくさん不安を抱えていたと思う。

乗り越えようと踏ん張ってきたんだ。
切り替えようと頑張ってきたんだ。

そこを隠さず、みなさんに伝えられる海人くんは、素敵だ。

だから、『なにもの』のティアラ盤に収録されているカップリング曲、海人くんの作詞作曲『話をしようよ』は、歌詞がストレートで、突き刺さる。

弱ささえもさらけ出して、強みに変えて、前に進んでいく人なんだなと思った。

これだから海人沼から抜け出せないのよ‼️
抜け出す気はさらさらないけれども😁

辛い時期にこの素敵なドラマに携われて、この現場があって良かった。
素敵なキャストの方、スタッフの皆さんに出会えて支えられて本当に良かった。


アイドルの仕事は、ただ笑ってただ歌ってただ踊る。
それだけじゃない。
ただかっこよければいい。
それだけでもない。

人を笑顔にさせたり、人に元気を与えたりするためには、たくさんの覚悟がいる。
覚悟を持ってアイドルをしてるから、輝けているんだ。
そこには、たくさんの苦悩もきっとあるんだと思う。
けど、それを感じさせずに笑顔でいるプロ。

それは、お笑いの世界にいる人たちも同じだと思う。

ドラマの中でオードリーの2人が同窓会に行った時の話。
年収いくら?とか聞かれて、こっそり教えた若林。

すると同級生から
「えー⁉️そんなもらってるの⁉️ずるくない⁉️」と。
「いや、だって、喋ってメシ食うだけで⁉️それはずるいわ」って。

…同級生は知らないのだ。

若林の挫折と苦悩を。

そこに行くまでの挫折と苦悩を。
そこに行ってからの挫折と苦悩を。
理想と現実のギャップを。

全然売れなくて、ウケなくて、アメフトの格好をしてみたり、色んな髪型をして模索したことも。
ばーちゃんとの会話の中でいたたまれない気持ちになったことも。
家族に対して負い目を感じて過ごした日々も。
彼女に弱音を吐いたことも。
情けないと思っていたことも。
ズレ漫才を思いつき、希望が見えたと思ったのに、なかなか光が見えなくて、逃げ出したくなったことも。
どこに向かっていけばいいのかわからなくて苦しんでいたことも。
エクレアを投げつけた日のことも。
やっと売れるようになったのに、春日ばかり注目されて、モヤモヤしたことも。
春日のアパートのロケばかりで何が面白いのわからず焦っていたことも。
思ったようなお笑いが出来なかったことも。
これでいいのかと焦ったことも。

みんなみんな知らない。

知らないからずるいと言えてしまうのだ。

適当に喋って、適当に食レポして、適当にリアクションして、適当に司会をして…それだけで多くのお金をもらっているのかと思ってしまうのだ。

キラキラのスポットライトの部分しか見てないのだ。

私だってそうだ。
私は、このドラマを見たから知っているだけだ。
それでもドラマに描かれていない部分まではわからない。
12話だけでは語られない部分がもっとたくさんあったはずだ。


人にはドラマがある。
私が好きじゃないあの芸人にも。
苦手なあの人にも。
一緒に仕事をしている同じ職場の人にも。
ラーメン屋で偶然隣の席に座った見知らぬ誰かにも。

みんなみんなドラマがある。

羨ましいと思えるような人にだって、思い悩み、挫折し、苦しみ、そこから這い上がったストーリーがあるのかもしれない。

みんなそれを知らないだけだ。

『これはふたりの物語』
だけど、ふたりだけの物語ではない。

『惨めでも無様でも逃げ出したくても泣きたくても青春をサバイブし、漫才師として成功を勝ち取っていくふたりの物語』
だけど、たくさんの人と携わって、たくさんの物語が生まれた。

『しかし断っておくが、友情物語ではないし、サクセスストーリーでもない。
そして、ほとんどの人において、まったく参考にはならない。』
だけど、刺さった。
繋がった。

『だが、情熱はある。』
めちゃくちゃ情熱があった。


…情熱を持って書いたらこんなに長くなってしまいました。

最後までお読みいただきありがとうございます😊


しあわせをありがとうございます💖
うちなる平和を💕
シュカポン🐼

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