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エピソードは、まあいいや

「金持ち喧嘩せず」警察官から言われた言葉

被害者として、警察官に保護されたとき
加害者はわたしを罵った

若かったわたしは負けん気が強く
言い返そうと振り向いたとき
警察官はわたしをパトカーに引き込み、言った

負けず嫌いのわたしも、相槌を打った

人生はなんでも勝ち負けではなく、グレーもある
白黒つけなくて良い事柄は多々ある
負けて勝つことも当然あって

豊臣秀吉や徳川家康は、負けて勝った人
負けることで、自分を守ったんだと理解している
勝ち続けるのは、立派なことかもしれない
ただ、負ける方はタダで転んではない

押すところ、引くところは計算済みで
戦略上、負けているに過ぎない
要領良く生きるには、驕るべからず

一方は白星が増える分、敵の憎悪は膨らんでいく
歴史はそういったことを教えてくれ
負ける大切さを学ぶ機会になる

わたしが守るものは、家であり親族で
わたしが犯罪者になれば、皆が築いた努力は
頑張った時間の何倍もの速さで崩れ堕ちる

勝負をするなら、自分に対してだと思う
精一杯、自分が満足すれば誰も傷つかない
そして
勝負より大切なものを早くに見つけておく

最期に笑うのは
こういった価値観の人かもしれない

なんか、嫌だな、この企画
誰かを仲間はずれにしている鈍感さみたいな

バトンが廻る自分さえ良ければいいんだもん
どこが優しい平和な世界なんだよ、嘘つき

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チェンナーさんの企画に参加しています

バトンを渡してくださったのは
日頃からお世話になりっぱなしのnote有名人
コピーライターの『ゼロの紙』さんです
話をいただいた時は「私でいいんですか?」

ゼロさんの作品は、人の機微に触れた
ときに優しく、ときに冷静に物事を見つめる目が
花がたゆたうお庭で、行き交う人を確認する
一匹の黒猫🐈‍⬛のようです

リレーを助けてくださったのは
感性豊かなエッセイストの『伊藤ぱこ』さん
文章はnote No.1で薬剤師の『merukeso』さん

お二人にも、お世話になりっぱなしです
この度の企画も快く引き受けていただき
本当にありがとうございます

こちらは、ぱこさんの最新のエッセイです
しかし、皆さまにご覧になっていただきたいのは
澄んだ瞳で俯瞰する鋭い視点です

ぱこさん世代を苦しめる中年になっていないか
是非、皆さまにもご一考いただきたいです
穢れのない心を悲しませる大人になっていないか
ぱこさんの作品を拝読すると、思います
「余生短し大人よ、未来が永い若者の潰すなかれ」

merukesoさんの最新の作品は
めるさんしか書けないギャグストーリーの連載です
どうやったら、この斜め上の発想が出てくるのか
毎度、展開が楽しみなショートショートです

圧巻の作品集は、不条理や理不尽が散りばめられ
短編の中に凝縮された人間の本質
特筆すべきは、痛みと救いが合わさっているところ
めるさんの綺麗事がない潔さは目を見張ります

バトンをくださった『ゼロの紙』さん
バトンを受け取ってくださった
『伊藤ぱこ』さんと『merukeso』さんに
心より、お礼申し上げます
ありがとうございます!

#心に残るあのエピソードをあなたへ