甘いものがやめられないわけ
甘いものが食べたいときは、疲れたとき、イライラするとき。いずれも体や心の消耗が激しいとき。
だけど
体が欲する甘いものって、
砂糖の甘さではありません。
体のエネルギーとなるもの。糖やミネラル、ビタミンに含まれる自然な甘さを求めているのです。
薬膳では五味といい、すべての食材の味を5つに分類します。酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味。
甘味は、芋類。じゃがいも、さつまいも、長芋、里芋。
豆類、大豆や黒豆など。ナッツ類。栗やかぼちゃ、人参、白米。イカ、エビ、牛肉も甘味です。
噛むほどに甘味を感じるので、ゆっくり噛んで味わいましょう。
甘いものが食べたくなったら、とりあえず一口大のおにぎりを食べてみたり。ナッツやふかし芋、かぼちゃなどをおやつとして常備するのもいいですね。
すると体も満足して、甘いものを欲しがらなくなりますから試してみてください。
砂糖は水分を含むとベタベタするので、胃も消化するのは苦手。未消化のまま体に残り、湿というものになりたまっていきます。
湿がたまると体だけじゃなく、心にも影響します。
不安感、イライラや落ち込み。やる気が出ない。
お砂糖の影響は太ることだけじゃないのです。
摂りすぎは控えましょう。
気候も気圧も安定しない季節。寒暖差によるストレスで疲労もたまっています。
さらに4月になると、学校や職場の変化から生活も変わります。
甘味食材でエネルギーを蓄えて、心身ともに元気よく新生活をスタートしましょう。
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