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絵本からのメッセージを受けとる

うちには200冊を超える絵本があります。
私が絵本が好きで集めたコレクション。

我が子と読むだけではなく、
奥深い絵本の世界が知りたくて仲間とともに勉強し、
小学校の読み聞かせで多くの子どもたちとも絵本を楽しんできた。

作家の柳田邦男さんは、
『人は人生で三回絵本と出会う』と仰っている。

一度目は子どもの頃、親と一緒に。
二度目は子育て中に、我が子と一緒に。
三度目は晩年期。長い人生を振り返りながら一人で。

絵本は子どものものだけではなく、
人生の各ステージで違うメッセージをくれるのだ。


最近はほとんど絵本は読まないけれど、
やっぱり、どれも思い入れ深くて手放したくない。

息子が「子どもができたら絵本ちょうだい」
と以前言っていた。

息子に持って行かれる前に、もう一度読み直しておこうかと整理もかねて自分のために声を出して読んでいる。

音読は、顔や喉や顎の筋肉を動かすので脳の前頭葉の働きが活発になり、セロトニンという幸せホルモンが分泌されてリラックスできると言われる。

お腹からの発声で呼吸も深くなり、気分もすっきり。読んでいる「自分の声を聞く」のも心地いい。

教室で子どもたちの前で読み聞かせをしていた頃を思い出し語りかけるように読んでみると、みんなの笑顔も浮かぶ。

もうそれだけで幸せ。

読むことに集中すると、絵をじっくり見られないので、
自分の声を録音して、自分に読んでもらって絵に集中しようかしら、と考えてみたり。
お一人様読み聞かせ?

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今日読んだのは、「14ひきのねずみ」シリーズ。

14ひきのきょうだいとおとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさんの大家族のねずみたちの四季折々の自然を楽しむ暮らしが描かれている。

淡い色彩が心を落ち着かせる。
自然の風景や家の中の温もり。
元気いっぱいのきょうだいたち。
絵の隅々まで見ていていも飽きない。

きょうだいたちも個性色々。

二人きょうだいだと、
「お兄ちゃんはすぐに起きるのに、あなたはお寝坊ね」なんて比べて、つい言ってしまうけれど。

これだけきょうだいがいると比べようもない。
お寝坊な子、泣き虫の子、動きの遅い子、やんちゃな子。みんなの持ち味が光っている。愛すべき個性なのだ。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。


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