見出し画像

俳句日めくりカレンダー「春昼」

今日の俳句日めくりです。

「春昼」とは、字の通り春の真昼。
春もたけなわ。長閑でのんびりとした明るい響きがあります。なんとなく物憂い。うとうとと眠気にも誘われます。


こちらの俳句も好きです。

春昼の紀文のちくわ穴一つ  坪内稔典

大好きな稔典さんです。
ぼんやりとちくわの穴を眺めている様子が浮かびます。平和ですねー。

オムレツにケチャップをかけ春の昼  
             皆吉司

オムレツ、ケチャップ、春。

どれをとっても長閑なイメージしかないですよね。

昼下がり、オムレツを前に和やかな食卓が浮かびます。
きっと子どもの昼ごはんかな。
カフェで休んでる営業マンだったりするかも。

シンプルな言葉でストレートに風景が伝わってくる俳句が好きです。


うちの猫もまったりしてます。


銀色に光る猫の毛春の昼
春昼やとろける猫の高いびき


春の光に魂も抜かれてます。

日向ぼっこは、肌や被毛の消毒になっていたり、体温調整や免疫力アップ、血流を促したり、カルシウム補給と効果があるようです。

呑気に寝ているだけではなく、生命維持のためのお仕事中なんですよね。

人間も会社のお仕事だけじゃなくて、
自分の心身を健やかに保つためのお仕事もしなくてはね。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

サポートいただきました温かいお心は、他のnoterさんにも繋げていきます。有料記事を買ったり、サポートしたり、みんなで頑張っていきたいです。