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日本語の美しさ「音連れる」

「訪れる」の語源は、「音連れる」だそうです。

私たちは願いごとがあると神社に参拝して、神様に聞いてもらいますが、

古来の日本人は、神様を追いかけて会いにいくのではなく、神様は訪れてくれるものと考えていたそう。

そのために日々入念にお掃除をして、神様がいつ来られても気持ちよく過ごしてもらえるよう準備をして待っていたのです。

神様は姿は見えず、影やカサカサ、といった音だけ。
音を連れてくるから「音連れる」

微かな音を聞き逃さずに「神様が来た」と素直に喜ぶ。繊細な心持ちが幸せにつながるのでしょうね。

美しい言葉とともに美しい心の日本人。

現代では、家の中の音に耳を澄ますこともなければ、
目の前にいる人の声の変化や言葉にすら無頓着でいることも。耳はどこかにいっちゃってるよ。

日本人が本来持つ繊細さを取り戻すためにも

2023年兎年最後の1ヶ月は、大きな耳で小さな音を聞き逃さないよう過ごしてみます。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。





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