ピーター・ハイアムズ監督『サウンド・オブ・サンダー』
「必要経費をケチるとろくなことになりませんよ」という教訓に満ちた映画。
CGはともかくとして、タイムトラベルや時間の波をテーマにしたストーリーが非常に面白いので、いつか誰かにリメイクして欲しい作品です。
そして是非全ての経営者に観ていただきたい!
あらすじをざっくりまとめると、以下の通り。
※注意
以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。
時は西暦2055年。
主人公たちは、あるビジネスをしています。
それは、お金持ちを連れて白亜紀にタイムトラベルして恐竜狩りツアーをやる…という胸糞悪いもの。
①過去にどんな変化も起こしてはならない
②現代の物を過去に残さない
③過去から物を持ち帰らない
というのが、このツアーのルール。
わたしは「恐竜を狩るという時点で①に違反しているのでは?」と思うのですが。
主人公たち曰く、「元々5分後には死ぬ運命にある恐竜を選んで殺しているから良い」のだそうです。
やな感じ!
また、③を防止するため、有機物を通さないフィルターも設置されているそうです。
さて、タイムトラベルを終えた主人公たちは現代に帰ってくるのですが…。
現代の様子が何だかおかしい!
虫や植物が大量発生。
主人公たちは原因を調べました。
すると、彼らがタイムトラベルする前と後とでは、総質量が1.3g増えていることが判明!
つまり、誰かが白亜紀から1.3gの何かを現代に持って来てしまい、その影響によってこの異常事態が起きてしまったということ。
このままでは未来も危うい!
…とみんなが事の重大性に気づいた時。
こんな会話が始まります。
主人公
「何かを持ち帰ったということだ」
ヒロイン
「不可能よ。バイオフィルターで有機物は通さない」
社長
「…用心してるから不要かと」
主人公
「止めたのか? バイオフィルターを!?」
社長
「エネルギー代が馬鹿にならないんでね」
みんな
「(;゜0゜)」
しゃ、しゃちょー!!
そこは経費削減すべきところじゃない!!
まるで、
「車からブレーキを外しておいたよ。部品代が馬鹿にならないんでね」
って言ってるのと同じくらい頭おかしい!!
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