恋愛マスター(美容師さん)の予言

 今日は、ちょくちょくこのnoteでご紹介している恋愛マスター(美容師さん)のところに行ってきました。

 いつも、「あれ? わたしは美容室に来てるんだっけ? それとも恋愛相談室に来てるんだっけ?」と分からなくなるくらい、ノリノリで恋愛相談に乗ってくださる御方です。

 男性目線で率直なアドバイスをくださるので有り難いです。

 しかも、いつも伝票にはカットやカラーの料金しか載ってきません。

 恋愛相談料は毎回0円です!

 なんという良心的な恋愛相談室。

 ↑ちなみに前回美容室に行った時の日記はこちら。


 今日久しぶりに美容室へ行ってみたら、美容師さんから早速「で、クマちゃん(Zさん)とはどうなりました?」と聞かれました。


 ※備考
 美容師さんとZさんに面識はないので、Zさんのお名前は勿論、個人の特定に繋がるような情報はお話していません。
 「クマちゃん」というのもわたしがZさんへ密かにつけたあだ名であり、そのあだ名の存在をZさん自身もZさんの周りの人たちも知りません。


 「クマちゃんのことは諦めました」と答えたら、美容師さんは激しくガッカリ。

 そして以下のようなとんでもない会話になったので、備忘録として残しておきます。



 美容師さん
 「マジですか…。残念です。僕、クマちゃん推してたんですよ。G-darkさんから聞いた話の感じだと、今時珍しいうぶな男だから。脈アリだったと思いますし、諦める必要なんて無かったと思いますけど…」

 わたし
 「いえ、それはわたしが自分にとって都合良く解釈したエピソードをお話していたからだと思います。わたしなりに少しずつアプローチをした時の手応えは悪く無かったんですけど、きっとクマちゃんがわたしを傷つけまいとしてオブラートに包んだ言動をしてくれていただけだったんだと思います」

 美容師さん
 「マジか…。女性にアプローチ出来る男ばかりじゃありませんよ。奥手な男もいます。もうちょっと頑張ってみてはどうですか?」

 わたし
 「いえ、きっと脈も縁も全く無かったんです。他にも色々事情はありますけど、どのみち〝年内に何も無ければ諦める〟と決めていました。だから2023年は心機一転、新しい恋を探します!」

 美容師さん
 「勿体無い! でもG-darkさんがそう言うなら…。他に誰か気になる男は居ないんですか? 前に、色んな人の告白を断ったって言ってましたよね? その中に〝やっぱり気になる〟って人は居ないんですか? その中から選んではどうですか?」

 わたし
 「〝クマちゃんがダメだったから次はあなたを〟ってことになったら相手の男性に対してとても失礼なので、以前わたしに告白してくださった方たちのことは全く考えていません。わたし、キープって好きじゃ無いんです。自分がされたら傷つくので」

 美容師さん
 「男前な考え方ですね! いいですね、そういうの。じゃあ、〝そういえば最近仲がいいな〟って男はいますか?」

 わたし
 「特には…。…あ、強いて言えば、わたしをからかって遊んでいるイケメン(※いつもこのnoteに書いているYさんのことです)はいます。クマちゃんの同僚なんですけど」

 美容師さん
 「ほう! どんな男ですかそれは?」

 わたし
 「身長が高くて、スリムで、渋い声で、綺麗な顔をしていて、好青年だけど妙に色気がある年下のイケメンです」

 美容師さん
 「いいじゃないですか!」

 わたし
 「良く無いですよ! 他の人たちに対しては話し方も物腰もクール且つ上品で老若男女問わず評判が良いのに、わたしのことは〝おっ、イジり甲斐のある人が来たぞ〟って感じでキラキラした目でガン見してくるんですよ!」

 美容師さん
 「いいじゃないですか!」

 わたし
 「良く無いですよ! 彼、対面で話す時も電話で話す時も必ずわたしのことをおちょくって遊んでるんですよ! ちなみに彼には〝キリン〟とあだ名をつけました。背が高くて顔が小さくて手足が長いので」

 美容師さん
 「キリン! クマちゃんの他にキリンも居るんですね? まさか他にサイは居ないですよね? 僕、サイが好きなんです」

 わたし
 「サイは居ませんね」

 美容師さん
 「残念です。じゃあ、ライオンとかゾウとか…」

 わたし
 「今のところ、動物系のあだ名の持ち主はクマちゃんとキリンしか居ませんね」

 美容師さん
 「ちなみにキリンさんがG-darkさんをおちょくるのってどんな話題でですか?」

 わたし
 「わたしの恋愛についてです」

 美容師さん
 「いいじゃないですか! アピールですよそれ! G-darkさんに興味津々じゃ無かったらそんな話題わざわざ出しませんよ!」

 わたし
 「絶対違いますよ! 彼、わたしに〝あの人(男性)はどうですか?〟って話を振ってきて、〝彼氏は欲しいけどあの人は無いです!〟って怒って言ってやったら、ハハハッて声まで出して大笑いするんですよ。あんまり楽しそうに笑うから、周りの人がびっくりするんです」

 美容師さん
 「僕が思うに、彼氏が居ないことを確認しつつ、好みのタイプを探っているんじゃないですか?」

 わたし
 「そんなはず無いですよ! 彼はわたしを面白がっているだけですよ! 絶対彼女がいると思いますし、彼とわたしじゃ住む世界が違います。わたしの周りの人たちは〝2023年はキリンがくる〟って、まるで大河ドラマの〝麒麟がくる〟みたいなことを勝手に言ってますけど、彼はわたしのこと全く好きじゃ無いと思いますよ」

 美容師さん
 「どうして断言出来るんですか? 僕もキリンがくると思います」

 わたし
 「どうしてそんな予言を!? イケメンとモブじゃ住む世界が違いますよ」

 美容師さん
 「またそんな自虐的なこと言って! いいですかG-darkさん。僕はクマちゃんとキリンさんの争いでキリンさんが勝利すると思います。キリンさんに〝G-darkさんのことが好きです〟って言われたらどうするんです? 考えておいた方がいいですよ」

 わたし
 「そんな、取らぬ狸の皮算用にもほどがありますよ! 取らぬキリンの皮算用ですよ。そもそもクマちゃんもキリンも戦ってなんかいませんよ」

 美容師さん
 「でも、キリンさんのこと嫌いじゃないんでしょ? G-darkさんの口ぶりだと、単なるツンデレにしか思えませんよ」

 わたし
 「嫌いじゃ無いし、むしろ好きですよ。でも絶対彼女が居ると思いますし、居なくたって、わたしとは住む世界の違う人です」

 美容師さん
 「またそんなことを! どうしてそんなに自虐的なことばかり! いいですかG-darkさん」

 わたし
 「はい」

 美容師さん
 「キリンがくる」

 わたし
 「なぜ2度もその予言を!? その大河ドラマ、もう終わりましたってば! あとそのキリンと麒麟は別物ですってば」

 美容師さん
 「いいですか、G-darkさん」

 わたし
 「は、はい」

 美容師さん
 「キリンは足が速いですよ」

 わたし
 「えっ!?」

 美容師さん
 「あっという間に距離を詰めて来られるかもしれません。早めに自分の気持ちを整理しておいた方が良いですよ」




 …以上のような会話が繰り広げられてしまいました。

 キリンがくる…!?

 そんなミラクルが本当に起きるとは思えませんが…。 

 万が一予言が当たった時に今日のことを振り返えるように、このぶっ飛んだ会話を念のため記録してはみましたが…。

 あり得…ないですよね?

 まさか。

 どうしよう、近々また仕事でYさんとやり取りする機会があるのに、妙に意識してしまうじゃありませんか。

 こうなったら、わたしはpepperくんになったつもりで淡々とYさんに接しようと思います!

 変に意識した結果、やっぱり脈無しだったら、お互い気まずくなりますからね。

 うん、pepperくん作戦でいきます!

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G-dark/本好きの頭の中
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