連用日記のすすめ
日記をつけ始めてからはや12年が経ちました(干支一回り!)。
実は、それ以前にも日記をつけようとしたことはありましたが、続きませんでした。アメリカ留学時代に日々の記録を綴っていたら、さぞかし面白かっただろうなと、いまさらながら後悔しています。
で、続くようになったのは、連用日記を使いはじめてから。2012年からは5年日記、2017年からは10年日記を使っています。
毎日欠かさず書こうと意気込んでしまうと、それがプレッシャーになって逆に続かなくなります。なので、私は週末の午前中に1週間分をまとめて書いています。ただ、週の前半に何をしていたか忘れてしまうこともよくあり、スケジュール帳を確認するなどして記憶をたどりながら書いています。
連用日記は書き込めるスペースが少ないので(今使っている日記帳だと、縦3センチ×横6センチほどで、せいぜい80文字ぐらい)、ササっと書けてしまいます。夜はなんとなく気持ちがネガティブになりやすい気がするので、なるべく朝に書くようにしています。
日記に何を書いているのか
「日記に書くことがない」という人、結構いるのではないかと思います。私も、毎日エキサイティングな予定が詰まっているわけでもないので、たいして面白いことは書いていません。
書いているのは
体調の変化
感情の変化
読んだ本や観た映画についての一言コメント
新しく試した物事についての感想
などです。
このうち、皆さんにも書くことをおすすめしたいのは「体調の変化」です。
連用日記の場合、体調の変化を書いておくと、去年の同じ時期にも体調を崩していたとか、特定の時期に体調が変化しやすいとか、書き続けているうちにわかってくるようになります。
1年のうちどの時期に体調を崩しやすいかがわかっていれば、健康管理もしやすくなります。
ちなみに私は冬場に体調を崩すことが多いようです。特に11月と1月が危険。ストレスがたまってくると、体の特定の部位に変調が現れることにも気づきました。
同様に、感情の変化についても、季節によって波があり、梅雨の時期は気分が滅入りがちなので、積極的においしいものを食べたり、好きなことに浸る機会を増やして気分を紛らわせています。
使用アイテム
日記帳
現在は博文館のものを使っています。あらかじめ日付が記入されているので便利です。クリーム色の紙も、目に優しくて気に入っています。
私が2017年から使っているのは黒表紙ですが、ゴールドもあるんですね。次回はこれにしようかしら。
2012年からの5年日記は高橋手帳のものを使っていました。3年とか5年日記のほうが需要が多いからなのか、10年日記よりも選択肢は多そうです。
万年筆
連用日記は長年の使用に耐えられるよう良質な紙が使われていて、万年筆との相性も良いので、こちらを使っています。
富士山にちなんだ品名と、綺麗なグリーンの本体が気に入ってます。
インクはパーカーのクインクというシリーズのブルーブラックを使っています。数年前に初めて買ったボトルインクで、藍染めの壺の中を覗いているみたいな、黒に近い紺色。
辞書
このドラマに影響されて、最近は文章を書く時にマメに紙の辞書を引くようにしています。
その日の気分で使う辞書を変えたりすると、また楽しいです。
私は主にこの4種類をローテーションで使っています。
一時期辞書関係の読み物にハマっていて、新明解国語辞典を買うきっかけになったのがこちら。あまりにも面白くて、読みながら声を出して笑った記憶があります。
赤瀬川原平の文体、いいんですよねぇ。面白いことを真面目にサラッという感じが。
サンキュータツオさんのこちらも、辞書愛が感じられてよかった。上記ベネッセの辞典を買ったのは本書がきっかけでした。
日記を書いている理由
10年日記の場合だと、例えば2017年~2026年(10年分)の4月21日が、縦5列×横2列で、1ページにずらっと並んでいて、〇年前の同じ日に何をしていたのか、というのが一目でわかるようになっています。
だから2年目以降は、まるで過去の自分と再会しているような感覚に陥る。これが楽しいのです。
そして、10年後に向かって書く欄がどんどん埋まっていくと、否が応でも時間が有限であることを思い知らされる。
だから私にとっては日記を書くことが、「いつまでも時間があると思うなよ」という、ある種自分を戒める行為にもなっている気がします。
そうそう、過去の自分に会いにいく、で思い出しましたが、タイムカプセル郵便、ご存知ですか?
自分が送った手紙やはがきの到着時期を5年後とか10年後とか、自由に設定できるみたいです。
どこかのタイミングで試してみようと思ってます。
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