#46 cookpy・安井一男「中島らも、マイブラ、フードデリバリー」(2021.11.26&12.3)
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#46 cookpy・安井一男「中島らも、マイブラ、フードデリバリー」(2021.11.26&12.3)

HONTOOBOYS

D-EGGSシリーズ3人目は「株式会社cookpy」を立ち上げた安井一男さん。ご想像の通り「cook+happy=cookpy」。で、cookにどんなhappyをもたらしてくれるんでしょう?

主な事業としてはフードデリバリーを起点とした飲食店向けの支援ビジネスをやってます。飲食店と共同でフードデリバリーに特化したメニューやパッケージを開発したり、デリバリーに特化したフランチャイズの展開をしたり。デリバリーを使って飲食店の売上を伸ばすお手伝いをする感じです

つまりcookpyは「フードデリバリー」に特化した会社ってこと。うーむ、イマドキですね! ちなみにいま流行ってますけど、デリバリーの傾向ってあるんでしょうか?

たとえばデリバリーって料理を作って10~15分してユーザーさんの元へ届くので、冷めづらいもの、冷めても食べられるものが向いてるんです。パッケージも無機質なもので届くより、かわいかったりメッセージが添えられていたり。やっぱり家庭で調理しづらい料理が人気で、から揚げ、中華、タイ料理とかが選ばれてますね

しかし安井さんが目論んでいるのは、単なるデリバリーからの発展形。

今後は、遠い地域のレストランのメニューをデリバリーで提供することも考えてます。たとえば『八昌』のお好み焼きって広島に来なければ食べられませんよね? でも『八昌』のレシピを教えてもらって、それを使って調理できればいろんな場所で『八昌』の味が楽しめるようになるはず。自分がよく行く居酒屋で故郷の店のメニューが出てきたら嬉しくないですか? デリバリーだけじゃなくてイートインのお客様にも「ふるさとの味」が提供できれば喜ぶ人も多いと思うんです

たとえばの八昌ってコレですね。

レシピを共有してリモート・クッキングとは革新的! 今回のD-EGGSでは「絶メシリスト広島」という形で実証実験が行われたのです。

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失われつつある故郷の愛すべき料理(=絶メシ)を、レシピを教えてもらうことで保存しようとする試み。うーむ、なんか絶滅危惧種のDNAを採取して遺そうとしているようでもあります。ちなみに私シミズ、この絶メシの原稿もノリノリで書いてますよ!

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あー恥ずかし……。そもそも安井さん、どうしてこんな事業をはじめたんですか?

もともと食のC to Cをやりたいと思ってて。家庭料理を恋しくなることがあったんです。地方から東京に来てる人とか、他の家の方が作った料理をデリバリーで食べられたりしたらいいだろうな、って。そこが発想の原点です

安井さんも岡山出身。大学で上京し、サイバーエージェントで働いた。

昔から起業したいと思ってて。もともと高校時代に中島らもさんが好きで、広告業界に憧れてたんです。それでコピーライターになりたくて。当時はインターネットの広告が台頭してて、たまたま受かったのがサイバーエージェントで。会社ではメディアの広告を作ったり、子会社で新規事業をやらしてもらったりしてたけど、当たり前の話、サラリーマンの枠内でやれる事業には限界があって。それで起業を選んだところはあります

中島らもで広告っていったら、コレでしょ。カネテツの「啓蒙かまぼこ新聞」。えらいパンクなものがお好きなようで……

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新しいサービスが好きですし、実際に消費者の生活が変わるようなことをやりたいんです。コピーを書きたかったのも、そういう側面があったから。コピーによって人間の気持ちが変わったり、人生が変わったりするじゃないですか? 今も気持ちはそんなに変わってなくて。お客さんが喜んでる手応えを感じられる瞬間があるので、それを求めてやり続けてるところがあります

どうやら安井さんは起業家であるけれど、「経営者」より「表現者」に近い雰囲気。そんな中で気付いたのがZOOMに映るTシャツ。ロックTシャツでしかもマイ・ブラディ・バレンタイン。なかなか着てる人いないですよ!

80年代ハードコアパンクが好きで。もともと小学校から高校までは甲子園目指すような学校でゴリゴリに野球をやってたんです。で、高校時代は部活が終わってから友達のバンドを観に行ったりしてたんです

野球にパンクにcookpy。火が点けばトコトン。ビジネスの裏でメラメラ燃える安井さんのロック魂が見えてきた。

インディペンデントでやってる人が好きで、そういう人を応援したいっていう気持ちがあるんです。だから今は飲食店向けビジネスをやってますけど、チェーン店じゃなくて個人で頑張ってる人を応援するのが主旨で。独立志向でやってる人にシンパシーを感じるし、そこを根幹にしたビジネスを展開したいんです

そんな安井さんのメッセージは?

人生を進めるためには自分がアクションを起こすしかない、と思うんです。今日や昨日より少しでも自分を変えたいなら行動するしかなくて。僕自身も思ったら即行動。自分の才能を冷静に見つめて、「ここだ!」ってところがあれば迷わず信じてやっていくのがいいんじゃないかと思います

いやぁ、マイブラTシャツに気付いたところから意外な展開を見せた今回の会議。リモートMTGにロックT重要だなぁ――と書きつつ証拠品となる画像がないのは画面キャプチャー忘れたから(ごめーん)。しかし起業家でパンク好き率、相当多いです。目指すのは実社会のレボリューション!

2021.11.15 on-line


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イラストレーターのカミガキヒロフミ(IC4DESIGN)と作家&編集者の清水浩司による「広島の本屋を元気にする文化系ユニット=ホントーBOYS」。2018年にゆるーく結成。現在、広島FMにて「ホントーBOYSの文化系クリエイター会議」(毎週金曜10:30~11:00)放送中。