おいしいごはん

へっぽこ大学院生。社会学とかコミュニティデザインとか。

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最近の記事

メモと覚書『人類学のすすめ』

 最近、このあたりの内容を会話で引用することが多かったのでメモしておこうと思いました。今日、どのように諸学問が人間を見て扱っているのかはわからないし、人類学が今もこのような立ち位置にいるのかは分からないけれど、とても面白いなと思ったので度々引用しています。  あとは、後ろに載せた関連トピックと関連して、統計学的視点を前提においた上で諸科学の知識を用いたり、大きい名詞を使うときは気をつけたり、日常で暮らす上での態度に反映しているつもりです。 ▼関連トピック ・「記述統計」と「

    • 社会学について

       枠に来てくださる方に「そういえば、社会学ってよく分からない」とコメント頂いたので、稚拙ながら「私の話すことばとしての社会学」についてを書いてみようと思いました。  できるだけ簡単なことばで書くつもりですが、難しいところがあれば枠などでお話できればと思います。また、「私の話すことばとしての社会学」と書きましたが、これが社会学だと言い切るものではなく、少なくとも私が”社会学”ということばを使うときにはこういったものを想像していますよ、といった案内になります。 ※書ききれなかった

      • センスについて考えてみた

        前提 書き始める前に、いくつか前提を共有させてください。  まずは、この記事に関して「センスとはこういうものである」というような確固たるものの説明ではありません。あくまで色々と材料を持ってきて、「だから私はセンスというものをこのように理解しています」といった紹介になることをご承知おきください。ですので、別視点(例えば、認知神経科学や美学、哲学や生物学など)で見たらきっと違う見え方をすると思います。其の際は、ぜひそちらの見方も教えていただけると嬉しいです。 センスについて

        • 「競争」と「共創」

          一昨年くらいから、ぼんやりと「どこで”競争”して、どこで”共創”するか」みたいなことを考えている。きっかけは、とある学生コンペのようなものからだ。 見学していた私の耳に入ってきたのは 「同じ課題ならあいつらよりうちらの方がいいに決まってる!」 という言葉だった。なんとなく、違うなぁと感じた瞬間だった。 なんでそう思うのか、自分でよくよく噛み締めてみると、課題を解決することから自分たちの優位性を示すことにシフトしていたことにモヤモヤしていたことに気づいた。 私の中で大事な

        メモと覚書『人類学のすすめ』

          ちょっと書いたコラムみたいなもの

          Spoon学会でのコラム向けに書いたものです。 各1Pなのであまり詳しいものではないです。色々な見方に触れるくらいの気持ちで読んでくだされば幸いです。

          ちょっと書いたコラムみたいなもの

          寄り添うことと社会学

          「社会学者って人でなしだよね」 これは、私が自分の持つ問いを研究に起こしていく上で社会学的な文脈を選んだときに大学の教授の一人から言われた言葉です。 その教授曰く、「社会学者は社会に起きている現象を外から客観的に見て分析していく。人の動きや困りごとを面白がりながら外から眺めるなんて人でなしみたいじゃない」と。 もちろん、私が学部生の頃の話ですから私がその教授の言いたいことを十全に理解出来てない可能性は大いにあると思います。ただ、その時の私はひどく切なくなったのを覚えていま

          寄り添うことと社会学